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東証大引け 小反落、ハイテク株に売り 中国政策期待は支え 国内株概況 2023年7月25日 15:21

2023-07-25 15:30:47 | 日記
東証大引け 小反落、ハイテク株に売り 中国政策期待は支え
国内株概況
2023年7月25日 15:21

25日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落し、前日比18円43銭(0.06%)安の3万2682円51銭で終えた。日銀の金融政策決定会合や主要企業の4~6月期決算発表を控え、直近上昇の目立っていたハイテク株を中心に持ち高整理や利益確定の売りがやや優勢だった。

日経平均は午後に入って下げ幅を200円近くまで広げる場面があった。ソフトバンクグループ(SBG)など主力株の一角に海外短期筋とみられる手じまい売りが出た。もっとも、売り買いとも様子見ムードが強いなかで一方的に持ち高を傾ける動きは続かず、大引けにかけて急速に下げ幅を縮めた。

中国当局による政策期待を背景とした上海・香港の株式相場の大幅な上昇が投資家心理を下支えした。業績が中国景気に影響されやすいとされる安川電など機械株の一角に買いが入った。足元の中国景気は厳しいものの、市場では「インフラ投資のうち鉄道関連など一部では財政出動の動きがみられ、今後の景気底入れが意識されやすくなっている」(国内のエコノミスト)との見方があった。

東証株価指数(TOPIX)は3日続伸し、前日比4.20ポイント(0.18%)高の2285.38で終えた。JPXプライム150指数は反落し、大引けは前日比1.80ポイント(0.17%)安の1035.77だった。

東証プライムの売買代金は概算で3兆877億円。売買高は14億4079万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は685と、全体の約37%だった。値上がりは1075、変わらずは75銘柄だった。

ファストリ、KDDI、東エレク、ニデック、ネクソンが下落した。一方、ダイキン、オリンパス、TDK、ファナックが上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

米国株の悲観論「間違っていた」-モルガンSのウィルソン氏が認める 2023年7月25日 13:37 JST ブルームバーグ

2023-07-25 14:03:51 | 日記

米国株の悲観論「間違っていた」-モルガンSのウィルソン氏が認める
Lu Wang
2023年7月25日 13:37 JST ブルームバーグ

悲観論を長く続け過ぎた-株高を過小評価した間違い認める
ただ、インフレ鈍化を受け米企業の収益力に慎重な姿勢を維持


昨年のS&P500種株価指数の大幅下落を受け、屈指の弱気派として知られるマイク・ウィルソン氏はウォール街で最も有名な株価予想の専門家となった。しかし、2023年に再びその役割を果たすことはできていない。

  モルガン・スタンレーの米国株チーフストラテジストである同氏は24日、悲観論を長く続け過ぎたと認めた。S&P500種は回復し、昨年の下げを消すまであと少しの水準となっている。同氏はS&P500種見通しを3900に据え置いているが、同指数は現時点で4554.64と、年初来で約19%上昇している。


  ウィルソン氏は顧客向けリポートで「われわれは間違っていた」と認め、「2023年はインフレ鈍化やコスト削減を背景に、予想以上にバリュエーションが上昇する状況となっている」と指摘。同氏のチームは最近、24年6月に重点を移し、S&P500種の目標を現在の水準を約8%下回る4200に設定した。

  ウィルソン氏は今年の大半を、株高が反転すると警告することに費やしてきた。ハイテク株に警鐘を鳴らすとともに、3月の銀行業界の混乱は「たちの悪い」売りのクライマックスの予兆であり、それが株価が再び上昇し始める前に必要だったと主張していた。

  年初から7カ月間にわたり、企業利益の減少にもかかわらずS&P500種は力強く上昇している。多くの追い風が株高を後押しした。人工知能(AI)への楽観的見方で大型ハイテク株が値上がりしたほか、インフレが鈍化し、リセッション(景気後退)の警告が時期尚早と受け止められるなど、景気の回復力も示された。
S


  ウィルソン氏は、今回の株高を予測できなかった大多数のウォール街の市場関係者の1人だ。このうち一部の関係者は今や目標株価の引き上げに躍起になっている。

  ウィルソン氏は、株高を過小評価した自らの間違いを認めつつも、米企業の収益力には慎重な姿勢を崩していない。インフレ鈍化は米金融当局の政策がより友好的になるとの楽観的見方を後押しし、株価バリュエーションにとって有利な背景となるが、それは同時に企業の価格決定力の低下も意味する。

  同氏は「われわれは23年の利益について悲観的な見方を維持している」とし、「インフレはコンセンサス予想よりも急速に鈍化しており、特に企業に影響するインフレはそうだ」と分析。今年に入り多くの企業で売り上げの伸びがプラスとなっている主な要因は価格だが、その価格決定力が低下したら大きな逆風となるとの見方を示した。

原題:‘We Were Wrong’: Morgan Stanley’s Wilson Offers Stocks Mea Culpa(抜粋)

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日銀、23年度物価見通しを2.5%程度に大幅上方修正の公算大-関係者 2023年7月24日 18:06 JST 更新日時 2023年7月24日 18:53 JST ブルームバーグ

2023-07-25 07:48:27 | 日記

日銀、23年度物価見通しを2.5%程度に大幅上方修正の公算大-関係者
伊藤純夫、藤岡徹
2023年7月24日 18:06 JST 更新日時 2023年7月24日 18:53 JST ブルームバーグ

24・25年度は小幅修正の可能性、持続・安定的2%実現は展望できず
景気の総括判断を1年ぶり引き上げへ、個人消費や設備投資など反映


日本銀行は今週の金融政策決定会合で議論する新たな消費者物価(生鮮食品を除くコアCPI)の見通しについて、2023年度を従来の前年比1.8%上昇から2.5%程度上昇へ大幅に上方修正する公算が大きい。事情に詳しい複数の関係者への取材で分かった。

  企業による積極的な価格転嫁を背景に足元のコアCPIが3%台と日銀の想定よりも上振れていることを反映する。もっとも、海外経済や来年の賃上げの動向など先行き不確実性が大きい状況に変化はなく、24、25年度については現在の2.0%、1.6%から小幅の修正にとどまる見通しだ。

  このため、持続的・安定的な2%の物価目標の実現を展望できる見通しにはならず、日銀は大規模な金融緩和政策の維持を決める可能性が大きい。複数の関係者によると、市場機能や金融仲介機能などの副作用にYCCの修正で対応する必要性も現時点で乏しいと日銀はみている。

日銀の24年度物価見通し、2%近傍となる公算大きい-関係者

  一方、足元で底堅く推移している個人消費や堅調な設備投資計画などを踏まえ、1年ぶりに景気の総括判断の引き上げを検討する。現在は「既往の資源高の影響などを受けつつも、持ち直している」としているが、「回復」などに表現を強める可能性がある。政府は月例経済報告で景気について「緩やかに回復している」との判断を示している。  

  日銀は28日の決定会合後に、新たな経済・物価情勢の展望(展望リポート)を発表する。


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(政策見通しなどを追加して更新しました)

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