東証大引け 4日続落、FRBの利上げ継続を警戒 主力株に売り
国内株概況
2023年7月7日 15:28
7日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落し、大引けは前日比384円60銭(1.17%)安の3万2388円42銭だった。米金融引き締めの長期化観測から前日の米株式相場が下落し、東京市場でも主力株を中心に売りに押された。日本時間今晩に6月の米雇用統計の発表を控えていることも見送り気分を強めた。
日経平均は朝方に400円超下げる場面があった。前日の米雇用関連指標が市場予想以上の強さとなったことで、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを継続するとの見方が強まった。前日の米主要株価指数が軒並み下落した流れを東京市場も引き継ぎ、業種別では機械や自動車などの下げが目立った。
上場投資信託(ETF)の分配金拠出に伴う売りへの警戒も引き続き重荷となった。朝方の売り一巡後は株価指数先物への押し目買いや売り方の買い戻しなどで下げ渋る場面もあったが、大引けにかけて再び売りが優勢となった。
みずほ証券の中村克彦マーケットストラテジストは「FRBの金融引き締め長期化警戒から投資家は利益確定売りを進めており、日経平均は25日移動平均線(7日終値で3万2944円)が上値抵抗線になりつつある」とみていた。
東証株価指数(TOPIX)は4日続落し、22.18ポイント(0.97%)安の2254.90で終えた。JPXプライム150指数は続落し、10.88ポイント(1.05%)安の1028.81で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆8131億円。売買高は15億3732万株だった。東証プライム市場の値下がり銘柄数は1312と全体の約7割を占めた。値上がりは456、変わらずは67だった。
エーザイが大幅安。トヨタ、ダイキン、信越化、三菱UFJ、丸紅なども売られた。一方、中外薬や任天堂、JALは高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年7月7日 15:28
7日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落し、大引けは前日比384円60銭(1.17%)安の3万2388円42銭だった。米金融引き締めの長期化観測から前日の米株式相場が下落し、東京市場でも主力株を中心に売りに押された。日本時間今晩に6月の米雇用統計の発表を控えていることも見送り気分を強めた。
日経平均は朝方に400円超下げる場面があった。前日の米雇用関連指標が市場予想以上の強さとなったことで、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを継続するとの見方が強まった。前日の米主要株価指数が軒並み下落した流れを東京市場も引き継ぎ、業種別では機械や自動車などの下げが目立った。
上場投資信託(ETF)の分配金拠出に伴う売りへの警戒も引き続き重荷となった。朝方の売り一巡後は株価指数先物への押し目買いや売り方の買い戻しなどで下げ渋る場面もあったが、大引けにかけて再び売りが優勢となった。
みずほ証券の中村克彦マーケットストラテジストは「FRBの金融引き締め長期化警戒から投資家は利益確定売りを進めており、日経平均は25日移動平均線(7日終値で3万2944円)が上値抵抗線になりつつある」とみていた。
東証株価指数(TOPIX)は4日続落し、22.18ポイント(0.97%)安の2254.90で終えた。JPXプライム150指数は続落し、10.88ポイント(1.05%)安の1028.81で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆8131億円。売買高は15億3732万株だった。東証プライム市場の値下がり銘柄数は1312と全体の約7割を占めた。値上がりは456、変わらずは67だった。
エーザイが大幅安。トヨタ、ダイキン、信越化、三菱UFJ、丸紅なども売られた。一方、中外薬や任天堂、JALは高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕