東証大引け 大幅反発し33年ぶり高値 短観改善、海外勢が買い
国内株概況
2023年7月3日 15:37
3日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発し、前週末比564円29銭(1.70%)高の3万3753円33銭と、1990年3月以来およそ33年ぶり高値を更新した。3日朝方に日銀が発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)で企業の景況感などに改善がみられたことを好感して、主力の製造業株に買いが入った。前週末の米株式相場の上昇も支えとなった。
朝方に日銀が発表した短観では企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業・製造業でプラス5と、前回調査から改善した。企業の景況感の改善を背景にIHIやダイキンなど機械株が買われ、相場上昇をけん引した。東証業種別株価指数では機械が3.2%高と33業種中の上昇率首位となった。
短観では企業の物価見通しの鈍化が示唆されたとあって、日銀の大規模な金融緩和策が継続するとの見方も広がった。こうした受け止めから欧州勢を中心に海外投資家の買いが再び活発になったとの指摘があった。
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反発し、32.21ポイント(1.41%)高の2320.81と、90年7月以来の高値を更新した。3日から算出が始まったJPXプライム150指数は1067.96で終えた。同指数は5月26日時点を1000としている。
東証プライムの売買代金は概算で3兆4046億円。売買高は14億1192万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1499と、全体の8割を超えた。値下がりは292銘柄、横ばいは42銘柄だった。
東エレク、アドテストが大幅上昇した。郵船も高かった。日産自、三菱自も買われた。一方、高島屋が売られた。京王が軟調でサイバーもさえなかった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年7月3日 15:37
3日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発し、前週末比564円29銭(1.70%)高の3万3753円33銭と、1990年3月以来およそ33年ぶり高値を更新した。3日朝方に日銀が発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)で企業の景況感などに改善がみられたことを好感して、主力の製造業株に買いが入った。前週末の米株式相場の上昇も支えとなった。
朝方に日銀が発表した短観では企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業・製造業でプラス5と、前回調査から改善した。企業の景況感の改善を背景にIHIやダイキンなど機械株が買われ、相場上昇をけん引した。東証業種別株価指数では機械が3.2%高と33業種中の上昇率首位となった。
短観では企業の物価見通しの鈍化が示唆されたとあって、日銀の大規模な金融緩和策が継続するとの見方も広がった。こうした受け止めから欧州勢を中心に海外投資家の買いが再び活発になったとの指摘があった。
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反発し、32.21ポイント(1.41%)高の2320.81と、90年7月以来の高値を更新した。3日から算出が始まったJPXプライム150指数は1067.96で終えた。同指数は5月26日時点を1000としている。
東証プライムの売買代金は概算で3兆4046億円。売買高は14億1192万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1499と、全体の8割を超えた。値下がりは292銘柄、横ばいは42銘柄だった。
東エレク、アドテストが大幅上昇した。郵船も高かった。日産自、三菱自も買われた。一方、高島屋が売られた。京王が軟調でサイバーもさえなかった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕