つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

中学校のテニスコートが・・・

2013年08月13日 | 子育て

壊されています。

理由は、敷地をひとつに隣接する隣の小学校の増築のため。

テニスコートの隣には小学校のプールがあります。

その場所に校舎を増築し、テニスコート付近にプールをうつすそうです。

入学児童数が増加の見込みで教室が足りなくなるからだそうな・・・

なんともなあ~~

この付近には歩いて15分圏内に3つの小学校が隣接している。

その小学校の卒業生が入学するのが、この中学校。

うちの子どもたちが小学校にお世話になっていたころは、どの小学校も児童数が減少ぎみで、

閉校にしようという話が何度も浮き沈みしていた。それが隔世の感がある。

マンションの新築が相次ぎ、子どもの数が増えたのだ。

喜ばしいことなんだろうなあ・・・・・・・・・?

 

 

この地で子育てをして四半世紀、そういう子ども数の増減を肌身に感じてきた。

団地でうわっと子どもの数いても、ひとなみ終わると次がいない。

新しいマンションができて、たくさん子どもがいる場所が移る。

小さな校区内で、集団下校の班の大小の変遷を観てきた。

対症療法でしかない『教育』を感じてしまう。

人材を育てるということを、この国はどう考えているのだろう?

いや、国でなくてもいい、この地域の人はどう考えているのだろう?

 

末っ子が通う中学校、とにかく部活の数が少ない。

男の子が入ることができる運動部が4つ。女の子のものは2つ。

文化系に関しては、合唱部と美術部しかない。

部活がこの年頃の子どもたちのすべてとは言わないが、

偏差値の高さに好奇心を抱くことの少ない感のあるこの子たちに、

どんな生き方でも、楽しく笑って生き生きと前を目指そうとする限り、

必ず道は開けるという簡単な理屈を、手から手へと伝えるには、・・・・・・・

もっともっと意識を持たなければ伝えられないのではないかと、不安を抱く。

 

札幌でも教育熱心と言われる地区がある。

公立中学校を成績順に並べたら札幌市内で1位2位に入る中学校の脇を通った。

夏休みのため運動部が一生懸命に練習をしていた。

テニスコートは5面、サッカーコート、野球のダイヤモンドも取ってあり、

ナイター設備も備えられ、校舎からは吹奏楽部の練習の音が聞こえていた。

家についたら目の前にある、たったひとつしかないテニスコートにパワーショベルが入っていた。

 

子どもを育てる ということ。

考えてしまう。

なぜ、地域でこんなに違うのだろう?

国が悪いとか、市が悪いとか、ではなく。これはきっと、ここに住んでいる私たちが選んでいることなんだろう?

机にかじりついて問題を解く。そればかりが“頭をよくする”術ではないということを、

この頃、妙にはっきり理解できるようになった。

 

アナログナ意味で 楽しい そういう思いをこの年頃にたくさんたくさん経験させる。

それが 人を育てる一番簡単な方法かもしれない。

 

 

 

 

コメント (2)
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