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中高大受験 難関校・人気校なら創研塾

生徒とのやり取りの中で感じたことを中心に、日頃から感じていることや変わった出来事などを発信しています。

忘れ物をしたので取ってきます。

2022-01-07 09:16:38 | 日記
昨日の朝、高校受験生のある生徒が塾に来るなり「塾長、忘れ物をしたので取ってきます!」と少し照れ臭そうに言ってきました。「何を忘れたの?」と尋ねると「・・・リュックです。」との返事でした。そう、勉強道具すべてが入ったリュックを忘れて来たそうです。筆箱を忘れる生徒は時々いるものの、リュックごと忘れてきた生徒は私の記憶にありません。
…いや、一人いました。それは小学校時代の私です。その日は調べ学習の発表日で、百科事典などを含め普段にはないたくさんの荷物を準備して重たい思いをしながら登校しなければならない日でした。両手に荷物を抱え、ようやく学校についたと思ったら、友達から「ランドセルどうした?」と聞かれ、そこで初めてランドセルを忘れたことに気付いたのです。慌てて走って家までランドセルを取りに戻ったことを思い出しました。
昨日リュックを忘れた彼も、きっと何か他のことが気になって忘れてしまったのでしょう。
さて、昨日は創研塾の周辺でも雪が降りました。予報よりも早くお昼頃から降り始め、夕方になっても降りやみませんでした。幸い道路にはあまり雪は積もらず、今日も冬期講習を朝から行うことができています。
大雪と言えばやはり忘れられないのが2014年2月の大雪です。電車もバスも止まり、私の車も駐車場から出すことができず、しかし入試直前であったため塾を休みにすることもできませんでした。生徒たちには本当に申し訳なかったですが、私が不在で自習してもらいました。その話を今の生徒たちにすると、ほとんどの生徒があの大雪をうっすらとしか覚えていないようです。
今日は3学期の始業式がある学校と、まだ冬休みの学校とがあり、生徒が半分ほどしか揃っていません。午後から揃ってくると思いますが、冬期講習も本日が最終日、疲れがたまってきていますがしっかり頑張ろうと思います。

作文・小論文の指導

2022-01-05 10:42:45 | 日記
冬期講習では、作文や小論文が入試科目に入っている生徒には作文・小論文の指導を行っています。指導をせずにこのような文章を書かせると、「僕は(私は)〇〇だと思います。なぜなら~。なぜなら~。」と続き、自分の考えばかりを並べて行きがちです。そうするとすぐに書くことが無くなり、気づくと主張にブレが生じ、矛盾が起きてしまうこともしばしばです。
高校入試の作文の採点・添削をしていた経験がある塾仲間がいます。彼によると、受験生たちは先にあげた例のような文章ばかり書いてくるそうです。皆同じような文章ばかりで全然面白くないとも言います。どんな文章が良いのか尋ねると、体験が豊富に書かれている文章は生き生きとしているし、言いたいことが伝わりやすくて目を引く、と答えてくれました。
このような内容をふまえて指導を行い、生徒たちに作文を書かせると見違えるほどイキイキとした文章を書いてきます。こうなると私の役目はあとは簡単で、適切な表現や誤字脱字の指導、内容の重複や原稿用紙の使い方などの細かい点を指摘するだけなのです。
一番早い生徒は週明けから受験が始まります。また、来週には私立高校の先生にお越しいただいて、生徒たちがこれまで出会ったことの無い初めて顔を合わせる先生と本番さながらの緊張感の中、面接練習を行います。
できること、考えられることはすべて行って万全の態勢で生徒たちを受験会場に送り込みたいと考えています。

今の自分があるのは創研塾のおかげです。

2022-01-03 09:46:24 | 日記
昨日、創研塾の卒業生に会うことができました。すでに社会人として立派に働いていて、お子さんもいるお父さんになっていました。とは言え、顔には当時の面影がはっきりと残り、マスク越しでも懐かしい気持ちになりました。「小学校中学校と創研塾でお世話になったおかげで、今の自分があります。」と話してくれました。
小学校から入塾して頑張っていた彼は、中学校にあがる際には友人の誘いもあって「他の大手進学塾で勉強してみることも考えてみたい。」と言っている、とお母さまから相談を受けました。「そのような気持ちがあるまま無理に創研塾で勉強してもうまく行かない可能性もありますから、その大手塾で体験授業など受けて来られたらいかがですか?」と私は答えました。とても頑張る生徒であり、将来を楽しみにしていた私は、内心ハラハラしながらもこのように答えたのです。
大手塾で体験授業を受け、その結果どうするか決心したとお母さまから後日電話がありました。「創研塾で頑張る、と言っています。引き続きよろしくお願いいたします。」との内容で、私はほっとするとともに、これは高校受験でやっぱりあっちの塾に行けば良かったと言われないようにこちらも頑張らないと、と気を引き締めたのを覚えています。
高校受験対策の時には、現在の会長(当時塾長)が「このまま行くと受からないぞ。俺も年齢が年齢だし、集大成のつもりで必ず合格させる。そのために夜の授業が終わった後も何人かは残して授業をする。」と宣言しました。10時で平常授業が終了し、ほとんどの生徒を帰宅させた後、彼を含む数名は家からもって来たおにぎりをほうばりながら、夜11時過ぎまで勉強を頑張っていきました。その努力の結果が実り、都立国際高校へ合格しました。彼の人一倍の努力と、学校の環境に恵まれて英語の力を磨き、私立外国語系ではトップクラスの上智大学へ進学していきました。
今でも彼のお母さまにお会いする度に、「あの時はお世話になりました。毎日おにぎりを持って夜遅くまで勉強を見てもらったおかげで今の彼があります。創研塾には感謝しています。」とおっしゃっていただいています。私たちとしてもありがたいことです。
昨日は本年最初の授業を行いました。お年玉代わりにドーナツを一人一人に「受験生にはいよいよ本番が近づいてきたぞ。悔いのないようにしっかり頑張ろう。ドーナツの形を見てごらん。〇だよね。入試に合格できるようにこれを選んできたんだ。」と声をかけながら手渡しました。目の前にいる受験生たちも必死に努力することの大切さを自らの体験として知り、将来立派に成長していってほしいと願っています。

明けましておめでとうございます、

2022-01-01 11:45:00 | 日記
一昨年からのコロナ禍の中、生徒達とその時その時で出来ることをやってきました。夏明けには3ヶ月にわたって毎月PCR検査を実施するなど、常にコロナを気にして神経を使って来ました。ようやくコロナが収まりつつあるかと思った矢先、再び新規感染者が増加傾向にあり、今後の対策をあらためて考えさせられるなか、年が明けました。本年もよろしくお願いいたします。
一月上旬より入試がスタートします。創研塾は明日より授業を再開します。毎年毎年受験で大変だね、とよく言われますが、子ども達の人生における重要な時期を共に過ごせる喜びは他に変え難いものです。努力の成果が思うように出ない時にはどのように今後過ごすべきかともに考え、励まし、時には厳しい言葉を投げかけ、そして成果が出た時には思い切り喜ぶ、こんな仕事はなかなかありません。
創研塾は昨年50周年を迎えました。通常であれば卒業生にも声をかけ、小さなお祝いをして次の区切りに向けた走り出したかったところでしたが、コロナ感染リスクなどを考慮して残念ながら見送りました。今年は51周年となります。
地域に根付き、子ども達に努力の大切さと成し遂げた喜びを少しでも多く体験してもらい、共有していくことを念頭に気持ちを新たに取り組んで参りたいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。