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生徒とのやり取りの中で感じたことを中心に、日頃から感じていることや変わった出来事などを発信しています。

隣から聞こえる泣き声

2022-04-12 16:23:24 | 日記
創研塾の隣には、保育園があります。4月に入り、小さな子供が泣く声が良く聞こえてくるようになりました。そう、新入園の小さな子供たちは、送ってきてくれたお母さん、お父さんと離れるときによく泣くのです。
その泣き声を聞くと、私も自分の子供たちを送っていった日々が急に思い出されました。泣いているわが子を保育園の先生が抱きかかえ、「お父さん、早く行って!」と声をかけてもらい、文字通り後ろ髪を引かれる思いのまま、急いで車に乗り込んで仕事に向かいました。保育園に慣れるにつれ、徐々に泣く回数が減りはしたものの、時折子供たちが泣くのをぐっとこらえているのがわかることがあり、その時にはやはり切ない思いをしながら車に乗り込みました。
塾の仕事は始業が遅めですから、保育園に送っていくのはほとんどが私の仕事でした。初めは抱きかかえて連れて行き、大きくなると手をつないで送りました。お迎えに行くことも多かったですが、仕事が忙しかったり急な用事でお迎えに行くのが遅れてしまうこともしばしばありました。保育園の先生に謝りながら、我が子にもごめんね、と言いながら家に送り、すぐに塾に戻る、そんな日々でした。忙しいながらも子供を抱きかかえるとホッとする、そんな毎日を過ごしていました。
隣の保育園で泣いている子たちも、きっとお父さんお母さんと同じような時間を過ごしているのだと思います。子供も大人も時には寂しい思いをしながら、休みの日には思い切り楽しい時間を過ごし、元気に成長していってほしいと他人ながら勝手に願っています。