先日もこのブログに書いた中学生の話です。この生徒は昨年の夏まで世界の国を覚えることにあまり興味が無く、もちろん好きでもありませんでした。ところが世界地図パズルのアプリがあることを知り、その楽しさから夢中になって何度も何度も、取り組むようになりました。それも10回や20回ではありませんでした。上級学年の生徒よりも早くクリアできるようになるとさらに夢中になり、一時は暇があれば取り組むくらいだったと聞いています。
今はアフリカやヨーロッパ、アジアなどのかろうじて名前を聞いたことがある程度の小さな国や、時には私が名前すら聞いたことない国までの場所を把握していて周囲を大変驚かせています。
昨日は休憩時間に「世界地図の白地図をください。」と行ってきたので渡すと、何も見ずに地図上に国名を記入し始めました。大きな国から小さな国まで、嬉々として取り組んでいる姿は、半年前とはまるで別人のようでした。思わず他の生徒と顔を見合わせてしまいました。きっと他の生徒も私と同じ気持ちだったのでしょう。
その生徒は中学2年生になり、今年の社会は歴史を中心に学ぶようになります。どのあたりでどんなことが起こったのか、きっとイメージしやすくなるでしょうから、歴史も得意になるのではないかと思っています。
こんな子供たちの変化を目の前で見られるのもこの仕事の楽しみの一つです。