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生徒とのやり取りの中で感じたことを中心に、日頃から感じていることや変わった出来事などを発信しています。

塾の現場は判断・決断の連続です。

2021-12-27 10:45:18 | 日記
冬期講習が始まり、毎日朝から夜まで生徒たちと向き合っています。つくづく感じるのは、常に判断・決断を求められるということです。
例えばこの時期、過去問や模擬試験形式の問題を受験生たちに取り組ませることが多くなります。そこで70点だったとすると、その時の状況によって声のかけた方が変わってきます。前回から上がったのか下がったのか、その原因は何なのか。点数が上がったとしてもたまたま得意分野が多かったのか、問題が易しかったのか、それとも努力の成果なのか。志望校から考えて十分なのか不十分なのか。周囲に生徒がいる場合には、その生徒と周囲にいる生徒に与える影響も考慮します。瞬時にその判断をし、生徒に声をかける、この連続です。褒めるべきなのか、叱るべきなのか、そしてそのポイントはどこにするのか、これらの判断を一日中行っているとやはり疲れるものです。
塾業界では、講師をするにあたって学力が高いに越したことは無いが学力だけでは良い先生にはなれない、とよく言われます。それはその内容をまだ理解できていない生徒の気持ちがわからなかったり、自分がわかってしまうものだから丁寧な説明ができなかったりすることもあると思います。また、その状況その状況での適切な声掛けは学力に比例するものではないことも大きく関係していると思います。
生徒たちが笑顔で、そして必死に自分の目標に向かって努力する、そんな声掛けをしていきたいと思います。