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生徒とのやり取りの中で感じたことを中心に、日頃から感じていることや変わった出来事などを発信しています。

世界地図パズル

2021-12-15 19:24:04 | 日記
昨日の記事の続きです。
世界地図パズルをやっていると、インドやカナダなど面積の大きい国ではピースをはめると気持ちがいいんです。生徒たちも同じ感想を持っているようです。このパズルを続けていると、その国の場所だけでなく形や大きさも知ることができます。
バチカン市国が世界で最も小さい国であることは中学生たちは皆知っています。東京ディズニーランドよりもわずかに小さいことも知っています。しかし、シンガポールやバーレーンも大変小さく、日本で一番小さい都道府県である香川県よりも小さいことを知っている生徒はほとんどいません。このパズルをやっているとあまりにも小さく、どこにはめるのか焦りながら探す羽目になります。そうすると、これらの国がいかに小さいかがイメージとなって頭に入ってくるようです。
「先生、これやって世界の国がどこにあるか、ずいぶん覚えられましたよ。」と感想を伝えてくる生徒がいます。都立高校の入試問題では、直接国名を問う問題はありません。国名を答える代わりに地図中から所在地を記号で答える形式です。ですから、教科書などで文字情報としてだけ覚えていてもなかなか得点に結びつかないのです。
これらのパズルなどを通じて世界の国々が名前だけでなく地域や面積などを知って身近なものとなり、ニュースなどを見た際にその地域を思い浮かべることができるようなります。そこからさらに興味が広がっていくような好循環が生まれてくれれば、と願っています。