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生徒とのやり取りの中で感じたことを中心に、日頃から感じていることや変わった出来事などを発信しています。

先生にこの本を貸してあげる!

2021-12-22 15:58:14 | 日記
創研塾の生徒には、本が好きな生徒が何人もいます。小作本館には2000冊を超える書籍があり、生徒たちはその棚から自由に本を借りていくことができます。特にコロナ禍で学校が休校期間中には次々と本を借りていく生徒がいました。
さて、先日の授業中、小学生の生徒が「先生にこの本を貸してあげる!絶対面白いから読んでみて!」と言われ一冊の本を手渡されました。ロアルド・ダールの「マチルダは小さな大天才」でした。私はこの本を読んだことが無かったのですが、冒頭部分をさらっと見てみるとなかなか面白そうです。「ね、ね、面白いでしょ?」、「そうだね。面白そうだね。」そんなやり取りをしました。
中学生でも、「私、説明文や論説文は苦手だけど、物語文や小説はたとえ読解問題でも読むのが大好き。」と言って、いつもの数倍も速いペースで解き終わる生徒がいます。その生徒は、中学校の国語の先生と本について話をすることが好きで、時々特別に本を貸してもらえることが格別の喜びのようです。
本が好きな生徒は、語彙が豊富ですし、慣用句やことわざなどもたくさん知っています。すると国語だけでなく理科や社会、英語などでも「あっ、それ知ってる!」と興味や関心を持ち、その内容に積極的になる場面が多いように思います。
年末や年始にはゆっくり本を読む時間を持つのもいいのではないかと思います。