桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

盛況に花はなくとも花見会

2019年03月28日 18時03分39秒 | 活動報告

昨晩はシーズンを無事に終えた労いと花見を兼ねた宴会が炭小屋の研修施設で行

われた。月に一度だった定例会はいつしか2~3か月に1度にペースダウンしてしまう。

会員の平均年齢が75歳を超えていることを加味すれば、宴会のペースは多い方だ

と思う。近所同士の人ばかりだから宴会であっても、そうそう話すことは多くなく静か

な宴会と思いきや、いつもワイワイガヤガヤと賑やかな会になる。

日本酒は焼酎に王座を奪れたことも大きく影響し1回の宴会で1升の酒が空かなくな

ってきた。昨晩は6時から9時までと盛り上がったこともあり久しぶりに1.5本の酒が空い

た。

本業の炭焼きは頑張って7回、総生産量は2トンを超えた。背丈に合った活動を続け

ていくことになろうが、楽して長持ちさせる知恵を編み出したいものだ。

次回の予定は4月17日、鯉のぼりを上げる準備。

             兵どもの夢の跡、今朝9時ごろ


期末、大掃除

2019年03月20日 18時04分51秒 | 活動報告

当初の予定では花見の日に炭小屋及び周辺の掃除をすることになっていた。その後、

作業的に厳しいのではないかと再考の結果、掃除は本日やることになった。昨日に続

き今日も天気に恵まれ汗ばむような陽気の元、何年も手をつけられなかった隠れた所、

掃除をしようと思っていても先延ばしになってきた所などのやっつけ仕事。

残材の処理、ナラの割木づくり、黙々と片付ける中、薪割機のエンジン音が響き渡る。

尤も、小屋の周辺にあるものは木切れ、チェーンソー屑など有機物ばかりだから集積

場に捨てようが、小屋裏の土手に撒こうが害になるものはない。

運搬機は度々お騒がせする燃料漏れの対策として燃料パイプの交換。

午前で粗方の片付けを終え午後からは更に細かい目で見た片付け・清掃を進める班と

4月21日から始まる『八雲ゆう游こいのぼり』の鯉を上げる竹の支柱(10.5m)を準備する

班に分かれて作業する。今年は5本で15匹の予定。

全ての作業を終えると数年ぶりに小屋の前には何もない状態になる。

本当はここにカシが転がっているのがリッチな気分なのだが‥‥

 

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甲(炭窯の天井)談義

2019年03月15日 18時07分53秒 | 日記

茶飲み話、ちょいとした時の話として『甲が大分下がってきたな』窯を作った時から作業

がある度に見ているので様子はよく分かっているはずのにそう思えてしまう。しかも、この

話は昨日今日のことではなくずっと前から、誰彼となく口にする。皆がそんなに口を揃え

て言うことが正しければ、とうに甲は落ちているはずなのに下がってきたとする場所には

ひびすらない。

皆が錯覚する理由は甲の手前、焚口の上は焚口を作る度(毎回ではない)に少しずつ泥

が盛られて手前が高くなり、奥が低いように見えるからだと思う。確かに甲を作る時はもう

少し盛り上がっていたが乾燥した時には、今と余り変わりのない姿だ。

同じアングルの写真はないため正確な比較はできないがブログ管理人も時折『甲が段

々、下がってきた』と感じていた。

平成26年7月の暑い日の窯造りからもうすぐ丸5年、この窯も桑炭会会員と共によく頑張

っている。


いい塩梅に着地、5日目の炭焼き

2019年03月14日 19時11分23秒 | 活動報告

昨日は目標としていた温度から40℃以上も低いことから今朝の温度に注目して

いた。やはり昨日の絞り気味を解消したのが良かったようで5時半の温度は

225℃と100℃以上も上昇し、今日中に籠める目標が見えてきた。

9時の朝礼時258℃になり煙突の枝1本外し、通風孔を全開にして精錬させてい

く。以後、徐々に煙突の枝を外していき15時の温度をみて最終作業を決めるこ

とにした。

15時325℃で木酢液の採取終了、煙突内部が未だ白くなりかけのため18時を窯

籠めの予定とする。定刻に来てみると煙突内部は白くなり温度も360℃、ガス抜

き、煙突閉鎖、目塗りを行い18時30分、今シーズンの炭焼きを終了する。

   9時ごろ


   14時、煙が青くなってきた、9時のものとは明らかに違う

    煙突内部が白くなってきた

      ガス抜き中

    煙突閉鎖

   目塗り