桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

ブログ集の作成

2016年03月31日 18時11分43秒 | 活動報告

桑炭会の活動は出来る限りブログに載せている。文才に恵まれない粗忽者が下

書きなしで投稿画面に直接、打ち込むものだから脈略のない文の連続。それでも

続けることは桑炭会の活動を側面から支援できるとめげないでいる。ブログ集とし

て形として残すには桑炭会の活動無くしては成し得ない。平均年齢7?歳の活動と

は思えないアグレッシブなパワーがあればこそ。


窯が息をする

2016年03月30日 18時02分01秒 | 活動報告

窯を籠めて全ての出入り口を閉鎖したが泥の塗り具合により完全に遮蔽されない

こともある。目視でチェックをしても分からない時には閉鎖した通風口と煙道跡に手

を当てて熱い気流がないか探す。小さな穴でも中から熱い空気を吹き出すように放

出されるのでそんなに難しい事ではない。見つけたら柔らかく練った泥を叩きつけ

るようにして塞ぐ。もし、これらを見逃したら理屈では炭が燃えてしまい産出量が減る。


炭焼き最終日その2

2016年03月29日 18時42分02秒 | 活動報告

18時、352℃の段階で煙道内部が白くなってきたのを確認し通風口を止めガス抜

き処理を行う。その後、煙道を抜きここも閉鎖し18時45分頃に作業を終える。焚口

周辺は何度も目塗り作業をしてあり万全だが、今日止めた場所の漏れがないか明

朝確認する。

 17時45分、未だ青味がかった煙が見える

   追加した煙突を取り除いた直後から煙は殆ど出なくなった

  煙道を抜き閉鎖して、お疲れさん


炭焼き、最終日その1

2016年03月29日 17時22分12秒 | 活動報告

スローペースから調子を取り戻した朝一の計測は235℃、これなら今までのケ

ース同様夕方には籠められると予想していたが5時になっても324℃でしかも煙道

内部はやっと白くなりかける兆候が見え始めた。温度を上げる残された唯一の方

法として煙道を継ぎ足して長くしてやる。6時に再チェックをしてこれからを見通す。

  9時過ぎの様子

   14時頃は未だ青い煙が出ている

   煙道の上に追加、中では煙は見えないが外の煙突からは青い煙が見える

 


3夜越しを迎える

2016年03月28日 18時08分49秒 | 活動報告

朝6時の計測では110℃と前回のペースに似て多少スローペース気味の動きは夕

方になっても同様だった。温度を測りながらツラツラ思い返してみたら、今回の炭

木は短いものを立ててその上に横に寝かせて積み重ねた関係、炭木の間に隙間

が多く出た。また枝木の不足で大型の小丸太や焚き木材を入れたからここにも隙

間が多い。窯全体でみれば通常の立て方より隙間の多いことが炭焼きの行程や

結果にどのように影響するのか興味深い。ここのところ、おんぼらとした天気につら

れて今の時期にしては上手な鶯の声が聞こえる。ひょっとしてこの鶯、仲間に隠れ

て特訓をしていたのではなかろうか。

  優し気な夕陽が入り込む