今年は大きな節目のスタートラインに立ったとして記され、記憶されていくこ
とになるのではないかと思う。病気に罹った人を健康な人が詰(なじ)る。
病気になった人を我が身も振り返らず治療・お世話している人に敬意を示す
ことなくばい菌扱いする。雇用を守るために支援制度を作ればそれを悪用す
るさもしい殻が続出。
年始当初から指摘されていたPCR検査能力、円滑な病院支援、防疫強化、
特措法の不備修正など政治がすべきことは山積みなのに何が怖いのか国会
は早々に店じまい。
国民が国家的な危機と感じているのに政治は鈍感・・・・・
こんなことを多くの国民が感じていると評論する人がいた。全く同感だ。
苦しい一年だったが後ろばかり向かないで来年こそは少しでも明るくなるよう念
じつつ恒例の門松立てを行う。手慣れたもので持ち寄った材料を使って飾りつ
を終えるのに1時間ほど。
炭焼きシーズン入りした時は『体力に合わせたペースでやろう』と言っていたが
12月に2窯は昨年と同じ。これからは大雪の予報があり材料は確保しているの
に雪が足かせ、手かせになりかねない。無理のないところで炭焼きを楽しみた
い。
コロナに負けない、そして何度でも口にしたい『来年こそは・・・・』
雪が終わったと思ったら雨が断続的に降り、構えると急に陽が差したり実に
『うざい』天気が続いている。今年、最後の山仕事は過日、伐採し途中にな
っていた材料の回収と炭木づくりを行った。
大雪の予報を受け雪のない内に材料の確保をしておこうと精力的に山行き
をしている。昨日もぐづついていた天気、今日はピンポイントの作業日和と
なったものの朝露で仕事がし難いかと思いきや、なんの支障もなかった。
材料の大半は既に炭木サイズにカットされており、それらを人力とキャリアー
で運び出す。手入れのない廃田に少し水が溜まりぐずぐずした所をイノシシ
が出没し余計にぐずぐず、奥の方にはイノシシのオリ、山際にはワイヤーの
罠が仕掛けれてある。
材料は軽トラ5台分をお持ち帰りになったところで午前のお仕事は終了。
午後には始末しきれない枝類を炭小屋まで持ち帰り焼却するために軽トラ
4台分。枝類テイクアウト部隊と別に残留部隊は持ち帰った材料のカットと分
類。今日の分と今までのものを合わせればほぼ3窯分はあると思われる。年
が明けてよほどの雪でない限り炭焼きが容易にできそうだ。
最後の行事は27日にすこやか会館の門松立て。
もうひと踏ん張りがんばろうー
今日の作業場
窯を籠めた時は既に陽が落ちて真っ暗、空の様子はよく見えないが雲に覆わ
れていて今にも崩れ落ちてきそう。それから数時間するとゴロゴロと雷が鳴りだ
した。雪起こしと言われる『ぼちぼち雪を降らすぞー』という点からのお告げ。
明ければ冷たい雨が降り、霙混じりとなり、霰と判定のつけにくい寒々とした日
中になる。
今宵は本格的な雪の洗礼を受けるとのことだ。
昨年は勘弁してもらっていたが今季は覚悟が要りそう。
さて、窯は昨日の続きで目塗りを行う。窯土に灰を混ぜて液状に近いものを
焚口、煙突跡に塗り密閉度合いを上げる。
次回の炭焼きは新年になってからのこと、どのようなドラマが待っているのか
楽しみにしたい。
煙突跡の目塗り
朝5時30分のチェックで214度、これから夕方までに150度近くまで上げることを
目標にしているので煙突・通風孔を開放の方向で調整していく。炭木を燃焼さ
せるために通風孔から空気を送り、その燃え具合は煙突を塞ぐことで調節して
いく。これまで煙突・通風孔ともに塞いできたので今度は温度を上げるため前
述の『開放』に向けていくが問題はそのスピードであまりにも急上昇でもゆっくり
過ぎてもいい炭にはならない。ここら辺りが炭焼きの肝と言われる部分だろうが
桑炭会は120時間近くで仕上げるよう努力している。いつものことながら、私た
ちの意思と窯の意思は異なるので・・・・・
今回は夕方に350度辺りを目標にして細目な調整を繰り返す。心配は前回の
最終温度が320度と低めだったので窯に何かの不具合があり温度が上がりに
くくなっていることはないかということ。
結果として幸いにも、それはなく17時10分に350度となったので、この時点で
ガス抜きを実施し17時30分に窯籠めを完了する。
目塗りは明朝に実施の予定。
年内は17日に山行きが予定されているがどうも雲行きが怪しくなり日程の変更
があるかもしれない。
そして年末恒例になっているすこやか会館の門松立てを終えてから各自の正
月準備に入いる。
9時頃
10時頃
11時頃
13時頃
15時頃
17時 煙突内部白くなってきた
ガス抜きの最中の煙
煙突閉鎖