令和元年の仕事納めは恒例となっている会館の門松立て。スプの素人
が日頃からお世話になっているすこやか会館に何かのお礼を、から始ま
り思案の末に門松贈呈となった。
見様見真似でも回数を重ねる度にそれらしくなってくる。会員持ち寄りの
材料を華道家気取りでもう少し右、南天はずらして・・・・と作品作りを進め
る。手慣れた手つきで今年も自画自賛の見事な門松が仕上がった。
〆のレクチャーは仕事始めは1月8日、窯出しと窯立て、その後に新年会と
相成った。
今年一年ご苦労様でした。
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以前、同様のテーマでアップしたような記憶がある。ざざーっと調べたが
分からず、重複するかもしれないが改めて『紺屋の白袴』、意味の説明は
釈迦に説法なれど、他人のことばかりに精を出して自分のことができない。
桑炭会の現状をよく表している。
つまり、炭焼きをする目的の一つには自家用の炭を確保することにある。
ブログで紹介の通り、近隣の炭窯の休止、作業開始の遅れなどによりお客
様への供給が満たされていない。大量に注文いただいた方へは分散納入
にして貰い広く、薄くの納品で凌いでいる。そのしわ寄せは会員にも及び
カシ専用の人でも他の炭にしたり、数量を減らす、場合によっては敷木混
じりの屑炭で凌ぐしいった具合。
先日、焼き上げた窯を出せば一息付けそうな塩梅になると思われていたが
年末から寒波の予報もあり、寒くなると再び注文増となるかもしれない。
月並みながら『老体に鞭を打つ』・・・・
あんまり強く打たないでボチボチと白袴状態の解消を目指して頑張ろう、と
いうことになる。
***おまけ***
同じ意味のことわざとして
『医者の不養生』
『髪結い髪結わず』
『易者の身の上知らず』
外国にも同様のものがある。
『染物師は白い服を着る』
『靴屋の子供たちははだしで歩く』
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12月21日の最終作業で沢山の材料を確保することが出来た。材料の確
保が十分だと何かしらゆとりが生じる。
以前に紹介したかもしれない友人の言葉『昔は焚き木が沢山あると親方に
なったように思えた』
最低限必要なものでも満たされると一種の豊かさを感じる、このような感性
を育むことが出来ない時代は本当にいい時代だろうかと疑問に思うことが
ある。
嘆きは止めて年末仕事をやっつけていい年の準備をしよう!
雑木
カシの枝
カシ