桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

2日目に点火

2018年03月31日 17時59分35秒 | 活動報告

炭焼きの間隔が極端に広くないと(1か月とか・・)火入れをした翌日には点火するのが

恒例になった。点火は温度データと人の勘によって決めるもので窯の中を目視するも

のではないから、独断と言えばそうだしデータに基づくといえばそうでもある。同じデ

ータのとり方、判断をしていたが旧の窯では翌日に点火などなかったので何かしらの

理由があるはずだ。何故かと先達に聞いても明らかな答えはない。こうした状態には

慣れてしまい今では翌日に点火が当たり前になっている。

朝一版の6時、昨日最後に入れた焚き木が少し残った状態で燃え続けいたから温度

は下がることなく順調過ぎる67℃。9時には76℃となり木酢液は連続して落ち始めてい

た。

炭小屋の外は晴天下に桜、炭焼きは順調でルンルンの一日。

夕方に焚口を閉鎖し明日から温度調節の日々が続く。

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桜と炭焼き

2018年03月30日 17時57分33秒 | 活動報告

ここのところ急に温かくなり桜の開花が一気に押し寄せてきた。何の兆候もなかったの

に木々には薄っすらと色が付き始め満開のカウントダウン、この分だと2~3日で絵にも

描けない美しい景色を見せてくれる。

炭焼き男たちの動きも活発だ。朝は過日から懸案だった倒伐済みのナラを下山させる

仕事をすることになり現場に出向く。下から見た目ではそんなに沢山あるようには見え

かったが、上に行って見ると径が70~80㌢はあろうという巨木が倒されており思わず

息を呑む。炭焼き、薪、シイタケの原木にとなんにでも使えるナラがふんだん在った。人

数が少なかったこともあり端の方をチョコチョコと頂いたが軽トラに3台分で次回以降に積

み残す。炭小屋に戻り23日に取り出しておいた木炭を切り袋詰めする。これと並行して

ラを炭木に裁断し割って炭木づくりをする。

それを終えてから窯立てを終えていた窯に火入れを行い今年3回目の炭焼きを開始。

もぐもぐタイムで今日のナラを含めればもう1窯いけそうなので頑張ってみようという事にな

った。これから農繁期に向かって都合の付けにくい状況が続くが季末大セールの如くや

けくそで乗り切るしかないな、と諦めにも似たツブヤキあり。

         炭木づくり中のナラ

     前回の残りと本日回収のカシ

   西日の中、炭焼きが始まる

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花粉症

2018年03月26日 18時12分00秒 | 活動報告

日曜日、店番の傍ら23日に倒した杉の枝を始末。2人しかいなかったので全部はでき

なかったが2/3くらいは焼却できた。枝には今を我が世とばかりに杉の実がわんさかと

付いている。こうしたものを目の当たりにしては、とても耐えられないとする花粉症の方

々のために写真は控える。今は花粉症でない人も突然に発症するらしい。それまでは

堰を越えないように踏ん張っていたものがぷつんと途切れてしまうのであろう。

私が子供の頃、『花粉症』など聞いたことはない。大人も子供も花粉のシーズンに今の

ような症状で大変だ、なんてことも聞かなかった。そう頃の子供達が今は老人になり確

かな免疫を持っていると思っていたら花粉症デビューも珍しくはない。

杉花粉症の人が聞けば身の毛もよだつ子供時代の玩具。水鉄砲の小型、杉鉄砲。

杉の実を弾にして自転車のスポークで実を圧縮して発射する。弾が飛び出す時、

パーンと乾いた音がしてしぶきのようなものと共にブーンと杉の香りを出す。

懐かしい人、今はおぞましく思う人、それぞれの杉。

      

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3月25日(日)店を開きます

2018年03月23日 18時48分31秒 | 活動報告

  特 売 品 今が旬 原木シイタケ

      一袋 200円・・市価より断然安い

      品切れだったカシ炭、あります

         

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炭木の準備、窯出し

2018年03月23日 18時07分53秒 | 活動報告

久しぶりの晴天、遅霜が降り屋根や陰は白くなっていた。見た目は温かそうだが野外

業に向かうには一呼吸必要。作業の打合せで決まったのは過日より頼まれていた墓

傍で大きくなった杉の木を3本伐採する。取り敢えずは倒しておき後日、処理をする。

小屋周辺に持ち帰ったカシ材や雑木の炭木、枝木作りを夫々に分かれて行う。身体を

動かすに従い温かくなり段々と薄着になっていく。午前中の進捗から午後は急きょ窯出

しを行うことにする。次の窯の準備が進めば出来る限り早めに立てないと農繁期に突入

てしまい、動きがとりにくくなる。

18日に籠めた窯の焚口を壊すと中は未だムッとするように温かい、否むしろ熱いの方が

い。炭が完全に消火されず熱を出しているのではないことを確認し、窯に突入。

今回の窯は入口近くまでカシが詰められていたので、出す炭はいきなりカシ炭。枝炭も

ーンと高い音を出すいい炭に仕上がっている。いつもは直ぐに切って袋詰めするが

今回は丸炭、割り炭の分別をするために一端窯から出し立てておくことにする。熱い窯

の中の格闘は汗ばみ外に出てクールダウンを必要とする。

作業は窯出しをして終わりではなく残りの材料の始末をしてバラエティーに富んだ作業

終わった。

諸事情で積み残しの作業が前後しているが決着をつけておかなければならない事も残

れており、もう二踏ん張りしなければならない。

       杉の伐採

  焚口を壊し覗いた窯の中

     天井一杯に詰められた生木が木炭になるとこんなに減る

 

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