桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

割り木づくり、樋修理の開店日

2017年02月26日 17時00分00秒 | 活動報告

先月に続いての開店日、天気に比例してか客足は今一つだったがいつも顔を出し

て下さる客さんに感謝々。継続は力なりを励みに頑張っていきたい。冬野菜は端境

期に入り定番の野菜と入れ代わり蕗の薹が少々・・・・。

開店で何人かが集まり店番だけでは勿体ないと割り木造り、割り木置き場の確保、

そのうち過日の雪で壊れた雨樋の修理と中身の濃い半日になった。割り木はこれか

らしっかりと乾燥させればgenuein、純粋な楢木だから喜んで貰えることは間違いない。

     桑並の杜、メイン商品は木炭、これは3Kg入りのもの

                 外れていた雨樋を修繕


本日は晴天なり、炭出しと山行き

2017年02月24日 17時37分30秒 | 活動報告

『三寒四温』もともとは冬の時季に書いて時のごとしの様子をいうものだが、体感感

的には春先に使いたくなる熟語だ。ここのところ暖かい日が続いていたら急に寒くな

り今朝は屋根が白くなっていた。そして陽が昇ると温度が上がりふと『三寒四温』が頭

をもたげる。

今シーズンは雪で山行きがままならず結局、品不足を生じている。今日の炭出しの結

果は総量260Kg、樫炭200Kgチョイとまずまずの量だが、既注文、会員の注文を受ける

と在庫が寂しい状態。嬉しい事やら情けない事やら。炭出しを終えると昼になり一時散

会後、山に出かけ次の材料を調達する。手頃な樫にナラの大木をゲット。樫は1窯に足

りるかどうか微妙なところだが割り木としてのナラ材は予想外の収穫。丸一日の作業に

なったが大方の窯の段取りはできたので近い内に召集がかかる予定。

その前に2月26日(日)は桑並の杜・・・・店開きにはぜひとも出かけてください。

 


7日目に終了

2017年02月17日 17時31分35秒 | 活動報告

昨日の午後には16日中の消火作業は諦め翌日に腹を固めた。最終温度は230℃

だったものが7時には270℃にしか上がっていない事から多少の心配はあったが9時

には317℃になり、やっと先が見通せるようになった。

昼に籠めるため精錬を続ける。12時半ころに行って見ると11時50分に消火となってお

り、気を揉ませた今回の炭焼きは無事に終えることができた。

残雪の中、雨が落ち温度は比較的高い・・・・谷間の狭い所では溶ける雪が水蒸気のよ

うに昇り幻想的な景色を醸し出していた。寒さが1枚づつ衣をはがしゆく。だがこの時期

は油断禁物、急に牙を向くことも。

天気が戻れば次の窯の準備に行ける、これまたお願いしかない。

               外の煙突は煙が見えるが、中は殆ど見えない、9時ころ

                     12時半ころ

 


遅れ気味、籠りは明日へ、6日目

2017年02月16日 17時53分40秒 | 活動報告

昨日の状況から大きく変わらずゆっくりとした温度の上がり方。朝一番では上昇の速

度が上がり気味と思われれたが、その後も芳しくないため14時に煙道の調整枝を全

て外し全開、通風孔も開き気味したが242℃から上がらず無理して温度を上げる事は

ないし、このままだと籠めるのが夜中以降になると大変と、調整前の状態に戻す。以

後もスピードは変わらず。中の煙突、外の煙突ともに煙が出ているので窯の中は未だ

燃えるものがあるということになる。時間が経つと収量が減る、この心配もある。しかし、

中途半端にいくといい炭にならない恐れもある。どちらのリスクをとるか、また夜中に番

をしなければならない状況を回避したいのも人情。過去のデータと重ね合わせれば明

日が籠る日になるのは流れの通りだが炭窯様によろしくお願いしましょう。

                    煙がきれいな景色 9時

                  外の煙 17時

                写真では煙が見えにくいが青い煙が出ている 17時