桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

招き猫の炭はできるか 3

2019年03月11日 18時21分17秒 | 活動報告

昨日の窯出しの時に取り出された招き猫は蓋つき石炭缶に入れてあった。生木のカシ

と初めて乾燥したカシで作ったものを炭化させた。取り出してみたものを大雑把に言う

と生より乾燥材料の方が割れ方が少ない。

本業は炭焼きだから生木であることが当然としてきたが、何かの作品にしたいのなら乾

燥の方がいいのかもしれない。

今シーズンの試行は今、焼いている生木3体で終わる。次のシーズンに向けての思考は

続く。形の良い黒いものを作るにはもっと温度の低い窯を使い完全に炭化させなければ

できることは分かっている。

本物の炭からできた招き猫を作ってみたいことの欲望はふつふつ・・・・。

こうした遊びは別の興味を生みボケ防止になるやも。

   17センチのカシ生木、取り出すと割れて分解する

     カシ生木2、同様に割れてしまう

     乾燥材料(前列)の作品、割れは少なくまずまずの出来(5~7㌢)

    

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うぐいすの初鳴き、炭焼き2日目に点火

2019年03月11日 17時47分55秒 | 活動報告

昼前、窯に出かけようと車に乗りかけると『ホーホケキョ』と家元のような正調。初鳴きが

早いのか遅いのかわかりかねるが、この時期の鶯にしてはとても上手で本番さながら。

冬の寒さに負けず一人カラオケで練習していたものか。

雨で温度は下がり気味なのに春を思わせる。暫くは冬と春の様相が混じり合いながら

交代していく。

連続しての炭焼きで窯は温まっているから今日には点火させる心意気で始まった。

昨夕に焚木を一杯入れて一晩越したが、朝には燃え尽きおきが残っていた。焚木を追

加し再び火を入れ温度上昇を待つ。

8時半、さんだらぽっちを外し、通風孔を開放して点火を促す。この時点で温度は60

℃、ここから温度上昇は早くなり11時、最後の焚木を追加、これが燃え尽きた時点で

焚口閉鎖の段取りとなった。

13時、81℃になった時点で点火とみなし通風孔の両側閉鎖、中央部1/2閉とする。焚口

を泥で閉鎖するは焚口の金具の温度が高すぎて泥がつかないため、温度の落ちた16時

に行う。点火後は80℃近辺を維持しながら2晩越していくための調整を続ける。

    以上、9時ごろ 焚口に逆火が出るほど元気

   17時の通風孔と煙突の調節

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