桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

『新窯工事16日目、瓦葺きⅡ』

2014年07月31日 17時52分25秒 | 新窯工事

午前中は暑さが戻り午後からの作業はとんでもない状況になるのではないかと思ってい

たら、昼過ぎから雲行きが怪しくなり、集合時間は軽い一雨の後になった。幸い、大き

な崩れはなかったが屋根瓦の上は滑り易くなっているので簡単な足場用の板が設置され、

その上を歩くようにして作業を進める。

棟に何種類かの瓦を重ね合わせ泥で固定する。例の臭い泥は粘り気が強く瓦の下に敷く

とまるで接着剤のように吸い付く。私たちは職人さんの指示通りに手伝いをしていく。

夕方には屋根作業を終え盆過ぎまで作業を休止することになった。屋根の完成を一段落

として『上棟祝い』とでも呼ぼうか、後日に慰労会を兼ねて猪口にチョコッとの予定。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『新窯工事15日目、補足作業』

2014年07月30日 17時55分31秒 | 新窯工事

 今風に言うと『朝からメッチャ暑い』天気予報の通り、おまけに無風に近いから、うだ

るような暑さになった。屋根の棟で使う泥の調達に出かける部隊と留守番部隊に分かれ

ての仕事となる。泥部隊は9時過ぎに出発、留守番は10時の社長出勤。

昨日、葺いた残りの瓦を別の場所に移動、枚数はざっと500枚くらい?

勿論、汗だくになりながらの事だから、常に熱中症への注意を怠らないようにする。

泥は切り藁を擦り込み機械で撹拌したもので化学肥料の臭いにおいがする。私たちがこ

れを作ろうとするとかなりの労力と日数を必要とするらしいから、購入が得策とのこと。

現代にこんな泥を必要とし、その供給があることに驚くことしきり。

準備は出来たので職人さんの都合で棟作業が決まる。

                             正面の白いものは勝手口用のドア

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『新窯工事14日目、瓦葺き』

2014年07月29日 19時55分04秒 | 新窯工事

瓦を敷くための準備として破風板、桟木などをの取付位置は大工さんに決めて貰い私た

ちがそれを釘で留めていく。数が多いからその作業だけでも時間がかかり午前中を費や

す。午後から日差しがより強くなりルーフィングは加熱され直に座ると暑くておられな

いくらい。下から屋根の上に瓦を上げるのは瓦運搬機がやってくれるから、上で受け取

り使用場所に手で運ぶ。そして位置取りされた所に瓦を並べていく。

瓦は建物の大きさによって多少の寸法調整が必要になる場合があり瓦を切断する、この

ようなことは知らなかったので少々、ビックリ。

単純作業の繰り返し、6時30分くらいまでかかって棟の部分を残し全て葺き終えた。棟

は特別な瓦を特殊な泥で加工するらしい。その専用の泥は売っているとのこと。

それを揃えて体制を作って屋根の最終工事にかかる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『新窯工事13日目、屋根下準備』

2014年07月28日 18時47分12秒 | 新窯工事

これから夏本番だというのに台風一過のような爽やかな一日だった。今日は屋根の下準

備作業で本職さんが来られ私たちは下手間として指示に従い作業を進めていく。棟木ま

で上がっているので垂木打ちと下地のコンパネ貼りが主な作業。垂木が1本ずつ打たれ

ていくと段々と格好がついてくるので、小屋が出来上がっているという事を実感できる。

一生懸命になってやっていても形が見えないと張り合いはないものだ。

夕方にはコンパネ貼りを終えて防水のルーフィングを貼り終えた。小屋の内装工事は野

地板貼り、ガラスサッシの取付けを並行して進める。

炭焼きは全体に火が回り消火するはずだったが、急に煙が上がり出した。どうも残って

いた炭木があり、それに火が点いてのではないかと想像されるが真実は分からない。

周囲への煙が多く作業に支障をきたすほどだったので、空気口、煙突共に閉鎖して仮の

消火状態にして作業を進め、夕方になって完全消化の処置をとった。

明日は屋根瓦を乗せる段取りをすることになり2日続けての作業となる。

                      モクモクと煙復活

                    夕方に消火

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『新窯、炭化進む』

2014年07月27日 18時23分21秒 | 新窯工事

炭木に点火し炭木の炭化が進んでいる。昨日の煙りはどんよりとした色のものがモクモ

クという感じで出ていたが、今朝は煙突出口は少し澄んでいて先が見通せる。窯内部の

温度は昨日80℃から今朝130℃に上昇している。この窯の初めての炭焼きなのですべて

が手探りの温度管理となる。以前の窯では最高温度が300℃くらいだったが、この窯は

どれくらいなるのかも全く分からないから、窯を封鎖するタイミングの決め手もない。

明日から炭小屋の屋根工事が始まる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする