桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

四国遍路旅、初日

2021年03月31日 17時56分03秒 | その他

昨日に違わず晴天下、丸亀のホテルを出て徳島県の一番札所、霊山寺を目指す。高速に乗り1時間ほどで到着する。このお寺は一番だから、いつも賑わっているずなのに、いくら朝が早いと言ってもガラガラ状態では寂しい限り。いつもは腹に力を入れた感じで唱える般若心経はマスクの中で小声のモゴモゴ。別格を含めて12のお寺を参る。最初の苦行は333段の階段を上る切幡寺、上るにつれて足は重くなるばかり。やっとの思いで上がれば綺麗な桜が待っていた。【本日のホテルはwifiが遅く記事のアップが困難なためこれまで】

            以上、霊山寺

             切幡寺 山門


炭焼き爺の四国遍路

2021年03月30日 18時17分54秒 | その他

丸亀の友人宅での用事を終えて時間があったので予定外の75番善通寺をお参りした。昨年、gotoの時は団体で賑わい『これで本当に大丈夫?』と首を傾げる状況だったが時間的なこともあるのか閑散とした善通寺、こんなの初めて見た。これはこれで逆に心配。どこもかしこもコロナ対策で、消毒、密の回避の注意、そんな中、小声で般若心経を唱える。松江を出たのが8時半、昼前にこちらに到着、ともに黄砂やPM10とやらで春霞。道中もこちらも桜は花盛り。

               山門

              境内


今季最後の炭焼

2021年03月29日 17時33分40秒 | 活動報告

今シーズンの始まりには年齢的なことを考慮すれば5窯を目標に、と代

表の言葉があった。長期予報では大雪の傾向とのこともあり、雪が降る

前に材料の確保を優先にやってきた。先手先手の確保で備蓄は十分、

雪が降ったために山行きを諦めるようなこともなかった。

結果的に見れば今日が8窯目となり昨年と同等。

春のいい陽気に恵まれ外作業をするにも快適、ともすればうっすらと汗

をかく。窯出し作業と材料の加工に分かれ並行に進める。窯の方を開け

ると全体的に焼けており左右の偏りは見られない。雑木はそれなりの炭

に、肝心の樫は堅く折れの少ないいい仕上がりになっている。心配して

いた早い窯籠めによる影響はないようにみえる。枝木を載せる時に本来

の枝ではなく炭木の切れっぱなしのような塊を多く入れていた為、純粋

な枝炭は1袋しか出なかった。

炭木の下に敷く敷木はいつもより炭化が進み火をつけると煙が出るように

はみえないほど。生産量は345Kgとこの頃の数字と変わりない。

午後からは窯立てを始め夕方4時40分に火入れとなる。火をつけて暫くす

ると勢いがよく煙突からも煙の量が(現代風にいうと)半端ない。

19時に焚木の追加と通風孔調節、さんだらぼっちの設置をして明日には

点火の予定。

(ブログ管理人は明日より四国に出かけ、用事後から八十八か所と別格

二十ヶ所の遍路に出かけるため、炭焼きのレポートはなしとなります。

それに代わり簡単な遍路の様子を記事とします)

                 朝礼の模様

 

                    火入れ

                主な材料使いつくす


むかしの人は"えらい"

2021年03月27日 08時30分06秒 | 活動報告

今の炭焼は材料を調達し窯に入れるまでの段取りはエンジン付きの機

械を使う。木の伐採のために下刈りが必要ならば草刈り機、伐採には

チェーンソー、炭木づくりには薪割機とこの分野でも省力化の塊。

昔はどんな大きな木でも鋸を曳いて倒し、割るには楔を打ち込んでこれ

また人力。楔を打つと簡単に言うが樫のような堅いものだと楔を叩き込

もうとするが跳ね返されて、それすら簡単にはいかない。

楔が入った後は大きな玄能のようなもので少しずつ打ち込むのだが体力

負、華奢(きゃしゃ)な人には最初から挑戦する資格はない。

炭焼きの材料の寸法には一定のものはあるが建築材料のような厳しい

制約はない。

大木を板にするのも勿論のこと鋸で人力。過日、会員のお父さんが使用

していたという大鋸を頂戴した。長さは80センチ、幅30センチと重さもずっ

しりとしている。早速、試し切りしてみる。力は要るが重さが手伝って食い

込んでいく。だが、これを続けていっても5分もすればKOは間違いない。

先輩の話によると、この鋸の倍の大きさのものもあるとか。はたまた、両側

に柄がついており二人で切る鋸も。

昔の人は人力でしか加工できなかったから随分と"えらい(偉いではない)"

作業だったことは想像に難くない。

            歯のサイズ、3㌢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


薪割りと最終材料調達

2021年03月26日 16時37分02秒 | 活動報告

いい天気に恵まれた作業日、穏やかな日差しのもと。2班に分かれての仕事

は楢の割り木づくりと最後の窯に少し足りない樫材の調達。ブログ管理人は

病院のはしご歩きの為後半の一部に参加。

薪割りは持ち越しあり、今後に予定されている鯉揚げに絡ませてのことになる

のか調整中。

             持ち帰り樫材の一部