桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

厳しい冬

2018年01月30日 18時15分54秒 | 活動報告

温暖化による異常気象なのか極まれに起こる自然の気まぐれなのか分らないが今冬は

例年とは大きく異なる。いくら山の陰にある地とはいえ冬でももう少しお陽さんの顔を見る

ことができるのにサッパリだ。張り切って山に出かけようにも雪に阻まれ炬燵の番人を強

いられる。1月は中頃まで各種行事で始動はそれ以降になるため炭焼きはないことが多

く今年もそうなった。1回の炭焼は2週間弱必要なため月に2回がいいところ。これまでの

ところ思うような形で炭を焼けていないが2月になって天候が落ち着けばもう少し頑張れ

ると思う。炬燵だけでは芸がないと畑に出かければ野菜は雪の下から掘り出すような状

態、それでも野菜高騰の話を聞けば苦を感じないのは不思議なこと。


 

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冷え冷えの炭小屋

2018年01月28日 17時19分04秒 | 活動報告

桑並の杜、営業日は久しぶりに新雪のない朝となった。営業すると旗火を揚げたものの

予定の野菜は集荷ならず小豆がひっそりとあるのみ。極端に不足していたカシ炭は小分

けにして何とか凌いでいる。

店頭には未だ3Kgの切炭があるので木酢液と並べ店の様相を呈しているが外の寒さと重

なり寂しさを増幅している。道は溶けた残雪が凍結しバリバリと音を立てる。

『こんな日は誰も見えないかなー』と嘆き節の中、予約しておられた方がみえ炭と小豆を

っていただく。今日、唯一のお客様だった。

商売をしているつもりはないが『商売は商い』だけでなく、『飽きない』ともいうそうだ。

継続は力なり・・・・いずれ何かの礎になるだろう。

           バリバリと音を立てて進む峠道


桑炭会つうしん 85号 あとがき

2018年01月26日 17時46分26秒 | 活動報告

         ******あとがき******

 桑炭会は20歳となりました(平成9年11月15日誕生)。自分の歳から20を引く・・・

驚き候、思いが募ります。みんなの頑張り、絆でここまで来ることができました。窯の再築

や施設建設も自力でやってのける、すごい集団だと改めて感じ入ります。細やかでも記

念の催しも・・・との思い、いかがでしょうか。

昨年体調を崩し、現在、療養、リハビリ中の方は、とにかく気長にしっかり養生してくださ

い。炭窯で見かけたら、政治談議、情報交換、世間話、どうでもいい話など、ぜひお茶の

みによってください。

さて、今年は戊犬(つちのえいぬ)、年男は文晴さん、義弘さんのお二人です。今年は平

成の締めっくくりの年ともいわれ、あわただしくなりそうです。ともあれ良い年であるよう、

今年もよろしくお願いします。


初荷

2018年01月11日 17時47分16秒 | 活動報告

初仕事は年末に窯籠めした炭を取り出すこと。昨日からの雪は予報を違わずそこそこ

の雪を運び、朝からの作業は急きょ午後からに変更になった。それならと自宅前の雪か

きに精を出した会員もいたものと思われる。

雪が降っただけならそうでもなかろうが凍みたことにより旧市内では学習能力のない渋

が繰り返されていたようだ。今回の寒波のピークは過ぎたのだが明日までぐずついた

模様になるとの予報。

さて、窯は開けてみると壁際は左右対称で残り、炭全体は奥に向かってきれいに傾いて

いた。壁に空気漏れなどの異常があると減り方に差が出て対称とはならない。窯の中に

入りせっせと炭を送り出す、選別、種類別に袋詰め、予約に応じた切り炭づくりなどなど

を黙々と進めるに従ってマスクの隙間から炭の粉末が炭焼きの象徴、隈取りを描いてく

る。マスクをとれば吹き出したくなるような炭粉芸術の競演。

今回の仕上がりは294Kg、ここのところ大体この辺りで落ち着いている。有難いことか情け

ない事か、予約分をはき切れず初荷となりにけり。

初仕事に続いて新年会は17日、今回の雪で材料調達の山行は今のところ予定がたたず。

          窯近くの池、羽交いを休める鴨一羽あり

            炭窯の様子

            切り炭づくり

            切り炭の袋詰め

            チェーンソーの刃研ぎ

           カシ炭の袋

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