桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

お店の開店

2015年11月23日 21時11分14秒 | 活動報告

暫く前の天気予報では絶体絶命の雨模様だったのに、気圧配置の一寸したずれ

から文句なしの晴天。9時から開店の予定で動いていたら、なんと開店前30分から

2台の車が駐車し開店を待っておられる。

開店の事前準備は余裕なしのものだったから『開店のPR』は十分ではなく、少量

のチラシと会員の口コミだけ、混雑するほどの来客は期待できなかった。

それでも、こうして来て下さるお客様がおられるから有難い事だ。

以後も断続的に来客があり中にはしめ縄づくりの体験をされた方もあった。

この店の本業は木炭、3Kg詰めの小袋や消臭用の炭が健闘し、面目躍如といった

ところだった。素人の素人による新しい挑戦には幾多の隘路が待ち受けている。

会員の知恵と粘りでその中から少しでも楽しさを見つけていきたい。

会員がほぼ全員集合したので店のパワーは余り気味となり、1班は先日、倒した樫

の枝落としに出かける。次の窯の材料集めが急務となった。

   開店前の打ち合わせ

   お米コーナー

   木炭コーナー

   地場産品コーナー

   先着のお客様には米、紅白の餅が配られた

 

   しめ縄づくり体験


炭焼き5日目、開店前日

2015年11月22日 17時00分55秒 | 活動報告

朝一に昨日の夕方から100℃ほど上昇し、いよいよ佳境に入って来た。調整して

いた通風口、煙道出口の調整を止め共に全開にして窯内部温度を一気に上昇

させる。炭の良し悪しはここで行う精錬作業によって大きく左右される。以後の温

度上昇は順調で12時で300℃を越え、この時点で消火作業は16時ころと見計る。

以後、煙突の内側が段々と白くなり、外部煙突から煙がない事を確認し15時324℃、

16時15分351℃となり消火作業を実施。

開店が明日に迫り売り物が続々と持ち寄られる。野菜は自家用のものばかりだが

市販品に劣るどころかそれ以上のものばかり。素人の悲しさは自信作だからこれ位

の値段は当たり前と言いきれないところだ。値段付けも苦労ななこと。

本業の木炭、珍しい山野草、手作りのミニ竹かご、シイタケの原木、米を始めとする

野菜類で立派な品ぞろえはまるでミニ道の駅。

明日は雨の予報から晴れに変わった。いざ、出陣

   煙が見えなくなった


炭焼き4日目、開店準備

2015年11月21日 17時15分47秒 | 活動報告

昨日82℃だった温度は朝一で151℃に上昇、午後一には165℃と窯の内部はいよ

いよ忙しくなってきたようだ。開店は23日なので明日の夕刻までに消火作業ができ

れば一番いいとの人間様の勝ってな願いに近づけるための調整が難しい。

急速に温度上げるのはよくないし時間が無いなるからと言って鍛錬時間を減らすの

はもっと良くない。勝手な願いを叶えるパスは非常に狭い。

午後から開店準備。ゆず、花ゆず、千両、山帰来など鮮度に余り敏感でないものが

ぼつぼつと届けられている。本格的な品ぞろえは明日で、いよいよ開店本番を迎え

ことになる。

   午後になると風向きの関係で煙が小屋内部に滞留


炭焼き3日目、駐車場の整備

2015年11月20日 17時35分08秒 | 活動報告

炭焼きは温度を80℃辺りで安定させる状態のため温度を見乍ら通風口と煙突の

口を調整する。できればこのままで3夜越しが理想、つまりこの間に炭木全体に火

が回ることである。今は出来る限り静かにしていて下さいとお願いをする。

23日は店舗オープン、お客様のことは予想できないが出来る限りの

『お・も・て・な・し』をすべく駐車場にダストという砕石屑を敷き足元が悪くならないよ

うな作業をする。出品の勧誘、店の応対要員、オープンで何がどのように動くのか予

想もつかないので、全てに臨機応変という便利な言葉に従っていくことになりそう。

   順調な流れ

   ダスト敷き作業

   

   お茶を飲みながら休憩中