桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

材料づくりと窯出し

2022年02月28日 17時57分17秒 | 活動報告

この時期、晴天を約束された朝は代償として寒いことは覚悟しなければ

ならない、寒さにめっぽう弱い自分自身に言い聞かせながらlet's goと動

き出す。家からいつもの峠を越える辺りにくると日差しは穏やかそう、つ

い先日は真っ白だった道路とは思えない。

朝の茶話会を終え仕事にかかる頃になると太陽さんの日差しも後押しし

『春近し』を演出する。

先ずは懸案になっていた煙突の中に溜まったタール対策、煙を外部に排

出する際、エルボーで90度曲げてから直管で小屋外に出している。曲り

部分で煙が滞留する関係で、この部分にタールが付着し煙突径の20%く

らいは狭くなっている。

タールは厚いところで5センチ以上も溜まっており、冷えた状態だと固まっ

て除去するのは不可能。そこでタールに火をつけて焼き切ることにして、灯

油バーナーで火をつける。

やがて化学製品が焼ける時の黒に近い灰色のモクモク煙が大量に出だし

た。燃えるに従い煙突は加熱され少し赤くなり破風板と接触している所では

煙が出てきた。屋根に上がり水を掛けて様子を見る。煙突の先端からは炎

が出ているから内部の温度はかなり高いことを簡単に知らしめる。火が消え

たら燃えカスを除去、再度燃焼を繰り返しタールはほぼなくなった。

煙突との格闘と並行して大量の樫材の裁断、断ち割りを進めるが、物が大き

いだけに少し動かすだけでも数人の力と知恵を要する。

午後になるとすっかり春の陽気、外で仕事をする人は誠に快適、しかし窯出

しにはその恩恵に与かれない。ここのところ、感じとして焚口付近の焼失が多

く、以前よりこんもり感が無くなってきたように思える。今回も同様に焚口付近

の雑木はほとんど残っていなかった。また、後刻に判明した壁の損傷は激しく

規模の大きい修復が必要になっている。

推測されることは恐らく『窯が息をしている』、外部とつながっている恐れがあ

るということ。窯の傷みが産出量の低下につながっていることもありうる。

今季はこのまま使用するとしてシーズンオフに窯の修理は避けられない。

本日の産出量は309kgと低調。次回は窯立てを3月5日に予定。

      


まるで材木市場

2022年02月25日 17時53分18秒 | 活動報告

ここのところ、有難いことに材料を提供していただく話に恵まれ感謝の念

に堪えない。しかもどちらの方も炭木のサイズに合わせ裁断してもらうと

いう願ってもないこと。

平原の伐採現場にある枝木の始末に行く予定で出かけたら、それはそ

れとして新たに樫を伐採することになっていたらしくその準備をしておら

れた。プロではないが重機、大型のチェーンソーなど本職顔負けの装備、

今までにお世話して貰った木の大きさからしてもプロとそん色のない腕前。

直径40㌢と30㌢くらいの籠生状の木を伐採開始、3本の木が絡み合い簡

単には倒れてくれない。

楔を打ち込んでは少しづつ切込みを入れるがチェーンソーの刃が届かな

い所もあり悪戦苦闘。

私たちのグループも伐採の上手な人はいるが今回のような大物を伐採する

ことはできそうもない。しかも裁断後運搬するのに自力で軽トラの荷台に乗

せることすらできそうにない。

重機・機械のコラボに腕前が加わり伐採から運搬まで可能にしている。それ

を見ていると羨ましいやら、そのすごさに厭きれるやら。

その横で枝や小丸太の仕分けに精を出す。この頃、炭小屋では炭木づくり

の割り木、余りも大きくチェーンソーで半分に断ち切ったものを薪割機で割

ろうとするが中には、跳ね返される強者もいて、ここでも苦戦していたらしい。

午後には岩室まで材料を貰いに出かける。きちんと寸法を揃えて裁断してあ

る。そんなに大きくないと聞いていたが30㌢以上の大きなもので1窯近くの量、

それを降ろすときに気付いたが枝の股になっている所まできちんと始末して

あり驚いた。枝木を詰め込む時、股が多いと隙間が多くなり扱いにくいから出

来る限りきれいに処理したいのに面倒なものだからついつい雑になる。

いつもこうありたいものだ。

今日は炭小屋、平原、岩室と3か所での分散作業となり、終えてみると駐車場

は材木市場のように樫材があふれていた。

                       平原

         きれいに処理された枝木

      


3回目のコロナワクチン、3日目

2022年02月19日 17時44分18秒 | 活動報告

注射跡は一寸強く押すと若干の痛みを感じる程度で、腕の上げ下ろし、物の

持ち運び等に何の支障もない。勿論、熱や倦怠感などを含めた副作用は皆

無。

だから、ここでのレポートはワクチンに対する不安を極々ながら和らげるかもし

ないという期待でしかない。ワクチン接種により感染し難くなる、更に感染

拡大を防げることへの安心感を得られるのは大きい。

 


窯を籠める

2022年02月19日 17時19分45秒 | 活動報告

昨日立てた作戦が上手くいくかどうかは昨夜の温度上昇が目論見通りに

なるか否かで決まる。今朝一番に見に行って貰えると分かっていたが気に

なって布団の中でミノムシ状態で収まってはおられなくなり6時過ぎに窯に

出かける。炭窯着は未だ暗く写真を撮ってみたがピンボケ、温度はは275

℃を示しており、その数字に安堵する。

集合時間の8時に本日の最終工程の確認する。これから調整し300℃近く

になったら煙突・通風孔ともに全開して・・・・・・

8時半に300℃になったので予定通りの調節、もう後は煙突ないが白くなる

のを待つだけになり13時に再集合。今日は始まりからすべて思惑通りに進

んでいき13時には360℃、煙突内は白を確認し以後、通風孔の閉鎖、煙突

の閉鎖を経て消火作業を終える。

昼間の早い時間帯での終了を迎え、目塗りの丁寧に施された。

終わってみれば今シーズンの中間どころの炭焼き時間、約丸5日間116時間

45分だった。

今回の炭焼き、最初頃は余裕綽綽でやっていたが、途中でバタバタ、終わり

は平穏だったため、気分良く振り返ることができる。

                 6時頃の外部煙突

                  8時頃

                  通風孔煙突閉鎖

                   煙突閉鎖

               目塗り後


3回目のコロナワクチン、2日目

2022年02月18日 21時31分04秒 | 活動報告

昨日の13時22分にコロナワクチン(モデルナ製)の接種を受け、夕方に注射を

した辺りに違和感が出て触ると少し痛い。それは徐々に増していき23時頃は

手を横に伸ばしたままだと痛くなり肩より上に上げられなくなる。またその方向

への寝返りも駄目。それ以外の熱、頭痛などよく言われる副作用は全くなし。

今朝になると注射した辺りを触ると痛痒い感じになり手を上げることもできるよ

うになった。我が家は妻と二人で受けたがふたりとも似たような状態、

これを似た者夫婦というのか?。

大方の副作用は過去のデータでは24時間以内が約20%、48時間以内が約40%

(1-2回目のデータ)となっておりあと半日程度はこのデータの範囲内にあるらし

い。このまま何もなしを願いたい。