桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

月日が経つのはなぜ早い

2019年01月31日 18時46分02秒 | 日記

一月は行く、二月は逃げる、三月は去る

年末には『一年が早いなー』

昔は正月が来るのは待ち遠しく、月日が早いとは全く感じなかった。いつの間にか時は

『早く過ぎるもの』と定着し、それは歳を重ねるに従ってより早くなっていくようになってき

た。同じ時間経過なのになぜそう感じるのか、こんな疑問に答えてくれたのが

『ボーッと生きてんじゃねーよ』と檄を飛ばすチコちゃん。

それによると物事に対する『ときめき』が薄くなる、なくなってきたからだそうだ。例として、

子供が大好きなハンバーグを出されると『美味しそう』と、ときめき『どうやって作ったの?』

『また作ってね』などなどと思ったり感じたりするのに、枯れた我々は素晴らしい会席膳が

出されてもハンバーグを出された子供の半分も感じるもの、ときめきがない。

こうした差が時の過ぎる速度を感じる差になるとのことで、これは日々あることにも通じる

の。このようなことを説明していた。

この説を信じるや否や。

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木炭性招き猫の化粧直し

2019年01月27日 17時36分34秒 | 活動報告

先日報告の通りナラの猫は現状の方法ではヒビ割れを防ぐことができそうになく樹種

を変えたり、大きさを変えてみる必要がある。2作目がどのようなことになっているのか

に依っても対策の一端が見えるかもしれない。椿製の小型猫は割れが小さく、刷毛で

ごみ取りをして鈴をつけることにより、それらしくなった。

炭にペイント液で目鼻が描けるかやってみたが炭化しているためキャンバスになるとこ

ろがなく白いペイント液が散ってしまい線すら描けないから、お飾りはせいぜい鈴くら

い。

もう一つの大きいほうはヒビも大きくできればやりたくないが手を加えたくなる。補填材

の代わりに糊と粉炭を混ぜてヒビに補填する。乾燥してからペーパーで磨くと見た目の

改善は図られる。しかし、本来の炭焼きの元でできたものに、見栄えを良くするための

加工に意味があるのか・・・・

否、少しでも・・・・

木炭の招き猫、試行錯誤は続く。

        

                   小さい猫

        

           大きい猫、顔の中央に補填

        

 

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白黒の世界、炭焼き終了

2019年01月26日 08時06分51秒 | 活動報告

全国的な寒波に見舞われ・・・・と警戒していたが構えるほどのこともなく『少し寒い』くら

いのことだった。今晩も警戒が必要と放送していたが夕方は日差しも見え峠は越えた

のではと素人予報士。朝、窯に向かう道すがらはまるで白黒写真の世界に飛び込んだ

ようになっていた。図柄としてはもう少し雪を被っている方がいいのだが。

炭焼きは最終章を迎えた。昨夕は余り急な温度変化がないか17時、18時と確認してあ

った。朝7時、308℃といい温度になり煙突、通風孔を全開にし精錬作業に取り掛かる。

ここから温度が上がり9時に328℃、外の煙突は外気が低いためか水蒸気の蒸発する煙

のようなものが、まるで炭焼きの最中のようにでていた。

しかし内部の煙突からは何も出ていない。10時に煙突内部が白くなり始めその後、通風

孔、煙突の順に閉鎖し11時45分に炭焼きの終了となった。

ここのところ山行きを頑張ってきたので材料の備蓄は順調、窯が冷えたら直ぐに次の窯

立て、また伐採してあるカシ材の持ち帰りが待っている。

昨年の今頃は大雪で山に行くことがならず自宅待機ばかりの日々を過ごした。

地球温暖化は私たちの代ですら検証できない長いスパンが必要とされる。

しかし素人予報士の子供のころと今では明らかに違いを見て取れることから、確かに何

かが変化していることだけは『fake フェイク』ではない。

                 9時ごろ

                                             13時ごろ


窯籠めは明日

2019年01月25日 17時11分45秒 | 活動報告

昨日の解散以降に4晩越しが決められ温度上昇はさせないで現状維持ないしは少な

めの方針。朝の点検で230℃、今晩も越す予定だから引き続き上昇は抑えめの調節を

続ける。このため夕方の点検でも232℃゜をキープでき自然増を見込めば明日の朝か

ら籠める準備が始まりそう。真冬のさ中と言えど昨日は『寒い』ということはなかったが、

明日から冬型になるらしく吹く風は冷たい。

会員の2名が風邪のため休養だったが昨日から復帰。全国的にはインフルが大流行

の兆しありといわれており、そうした備えの一つとして寒暖の差にやられないよう体調

管理が必要。

                      朝9時ごろ

                       13時ごろ

 

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炭焼き4日目と山行き

2019年01月24日 17時06分56秒 | 活動報告

炭焼きしながら山へ材料調達に行く。午前中に前回、倒したものの回収作業、急

坂から下に転がり落とすので上下で声を掛け合う。分散しているものを集めてみると

結構な量になっていた。

午後からは新たな場所での伐採にかかる。さほど大きなものはないが12~3㌢径の手

ごろなものが多い。真っすぐで枝が上部のみにありしかも長いから魅力的だ。下刈りの

関係もあり5~6本倒したところでタイムアップ。

今朝の打ち合わせで今日は早めに終了ということで16時に解散。

一方、炭焼きはゆっくりと焼き上げる選択がなされ煙突の調整は絞り気味で15時、

108℃しか上昇せず。今晩で3晩越しになるから明日の仕上げは遅れ気味の様相。

                      急な坂

      

              細いカシの木