桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

灰を求めて・・・

2016年11月30日 18時14分35秒 | 日記

知り合いの人から『灰はないか』と。

現代人には必要とされない、日常生活で出すこともない忘れ去られようとしている代

物である。何でも揃うホームセンターに出かけてもニーズのないものは売られていな

い。ノスタルジックな昔を思い出し懐かしさのあまり火鉢を取り出してみたが肝心の灰

を捨てたままの状態だった。そこで冒頭の台詞が出た。灰は物を燃やした後に残る

厄介者とされているが、その利用範囲は広く中々の巧者である。

炭焼きをした後にも灰は残るが、あんなに大量の木を焼くのに米袋に1杯弱の量しか

ない。こうした所から出る灰は純粋な有機物質のみのものだから灰の中の灰。さて貧

乏性の筆者が保管していた灰、細目の濾し器に通せば目の細かいサラサラのきれ

いな灰になった。やがて、火鉢に収まり温かい冬を過ごすことだろう。


やっとこさの炭焼き7日目

2016年11月25日 16時57分36秒 | 活動報告

今日は締めの大事な半日または一日になることははっきりしていたが避けるに避けら

れないタスクを抱えていたため窯締めのお手伝いをすることが出来ず事後報告となっ

た。朝8時、様子を見に出かけると6時の温度が278℃、早速に計ってみると306℃にな

っていた。計算上では昼にいい温度になるがこの時間にやっと解放される予定。

午後一番で窯に出かけると12時に作業完了、最終温度は366℃だった。

いい炭が焼けていますようにとお願いし窯を後にする。

                     8時の様子

                ガス抜き後に閉鎖された通風孔

                       煙突口の閉鎖

            静けさを取り戻した炭小屋