Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

強弱線とモノトーン線で迷う

2023-04-20 21:59:57 | スパークス

スパークス公式が新プロモ写真をSNSでupしたので、その絵を描きました。見たのはちょこっと前ですが、やっぱり公式から出したら反応したいなって思いまして。

久々に強弱を出せるブラシ(iPadのペンのようなもの)を使ったらポップな感じが出せて満足です。

しばらくジェルインクペン風の、太さが一定のブラシでポップなイラスト感を研究していたのですが、どうも私の絵には合わない気がしてきて、いわゆるマンガ風線を復活させてしまいました。

とりあえず満足した後、一定の太さの線にも未練がまだあったので、もう1回挑戦。70年代の写真をもとに70年代風イラスト描いたらどうかと線画風なもの苦手なくせに挑戦したのがこちら。

70年代のアンニュイにも満足したところで、次はまた強弱線でもってPOPなのが描きたい。POPと意識した途端に難しくなってしまいましたので、可愛いのを描けたらな!!


大阪の日本画

2023-04-20 21:25:57 | 近況

ちょいと用事を丸の内で済ませたら午後5時、東京ステーションギャラリーがまだ開いている時間のようだったので、展示があれば見てこようと「大阪の日本画」というのを見てきました。

わかるようなわからないようなタイトルですが、文字通り大阪出身または活躍した近代の日本画なんだそうです。詳しくはリンク先の公式をよかったらご参照ください。

6時に閉館なのでとても空いていて好きなように鑑賞できました。日本画と言えど中国の水墨画のようなのあり、風物や文化を描いたもの、動物モチーフ、美人画、その他いろいろあって、日本画でも人物が立体的に描かれたものもあり、「これが日本画の全貌か!」とはなリませんでした。

そもそも今こういうものが見たい!と思うのは自分の絵の方向性でうろうろしていて、パソコンに向かって資料を検索するのにも飽き、全く自分が今まで見たことなかったものを見てみたいと思ったのですが、画家の先生方の絵をいろいろと見ると、自分の好き嫌い、興味のあるものがよくわかるなあと思いました。

一番好きだったのもは、木谷千種という女流画家の「芳澤あやめ」というタイトルの

山岸涼子かとも思える婀娜っぽさ!ダントツ1位!タイトル見て女優さんか、その割にこの迫力はなんなんだ・・・とギャラリー内で思いましたが、改めて作品リストを見たら英語でYoshizawa Ayame(Kabuki Actor)とあるんですよ!そうだったのか〜

ということで、いつか、これくらい妖しい絵を描けるようになりたい。

当面は「鮮やかで綺麗、かわいい」のもやっぱり好き!とわかったので、安心して少女マンガ路線は極めたいと思えました。

ウン、見てよかったな。

 


ヴェロニカ・レイク

2023-04-19 19:57:45 | スパークス

どうやら5/23に新しいシングルがリリースされるようです。写真の女性はヴェロニカ・レイク、スパークスの5/26発売新アルバムの2曲目のタイトルになってます。

それでハッとしたのが、先日描いたアルバムジャケットの泣いてる女性。

ヴェロニカ・レイクは右目を隠すその髪型で一世を風靡した女優とのことで、スパークスの過去の曲の歌詞にも出てきたうろ覚えがあります。ラッテちゃんは黒髪なのでピンとこなかったけど、その髪型・・・!絵を描いて髪色をつける前のも印象的だったのでわざわざ残していたけどそのおかげで気がつきました。これは・・・意図的ですよね・・・


絵でいろいろ考える

2023-04-15 10:51:06 | スパークス

40周年「In Outer Space」お祝いで描いた絵をスパークス公式さんがインスタのストーリーでシェアしてくれました。嬉しい。

その「In Outer Space」からのシングルレコードの日本盤が奮ってるのでこの機会に勢いで描きました。

一番上のコピーは、昭和10年の曲「ふたりは若い」の歌詞からだと教えていただき、山彦のことを言ってるんですね。スイスかオーストリアらしき山でそれをやる?!仲睦まじいデュエット曲とは言えな。馬鹿馬鹿しすぎて描きたくなっちゃいましたよ。

それからもう一つ、記念日の記念に

4/10はアメリカのNational Siblings Dayなんだそうで、公式さんがこの兄弟ゲンカの写真をあげてきました。その写真も私の「描きたいな候補」のファイルに入れてあったやつなので、おお、チャンス到来、と描けてよかったです。

・・・と、記念日に記念写真を撮るように絵を描くというのは、なんかあれを思い出します。子供が生まれて数年はなんでもかんでも写真を撮っておきますが、やや成長するとその数は減っていき、やがて入学式とか成人の日とか記念日だけになったりする。

スパークスを描き出したのが去年の9月で最初のうちは描くこと全てがドキドキの体験、インプットが溜まっていたのでアウトプットの勢いが止まらなかったようです。やや描き慣れてきてiPadを購入してやってみたかったデジタルイラストにも少し慣れてきた。イマココ。

絵を描くには思い入れ(「愛」とも言える)と好奇心がないと描けないみたい。

好奇心という意味で、来月発売が待たれるアルバムジャケットのGirlは描いたことがなかったな、描いてみようという気がムクムク湧いてきたので

こちらはラクガキのつもりで下絵も描かずに描いたらけっこう写真の子に似てできたので、黒ベタまでは塗ってみました。そしたら対比が面白かったのでwhite バージョンとblackバージョンを並べてみて、オーストラリアでミルク入りのコーヒーを「flat white」ブラックコーヒーを「longblack」と呼ぶことを思い出してそれに引っ掛けて英語コピーができてしまったという、ラクガキと遊びでできています。


トーべ

2023-04-11 22:43:04 | その他の映画・ドラマ・舞台

去年見逃していた「トーべ」がアマゾンプライムにあるのを見つけました。

ムーミンの作者だとは直結してたけれど、彼女は多彩な芸術家ということが見初めてわかり、予想以上に集中して見れました。

しかしなかなか、私が持ってたトーベの「地味な存在の女子作家」というイメージは覆されました。彼女の性格や見た目は今の日本で言ったら天然系の不思議ちゃんっぽく可愛らしくて親しみを持ちやすいんですが、こと恋愛と仕事への姿勢は100年前のフィンランドってこんなに自由だったの?!と驚くほど自分に自信を持って積極的だったのです。いやー!怖いわ!こういうのが一番!

もちろん彼女はアーティストの両親に生まれた生粋のアーティストなのでフィンランド国民一般が自由だったわけではないにしろ、なんか進んでる文化〜と羨ましい限りです。

トーべが脚本、美術を担当した舞台のムーミンがあったことはなかなかにびっくり。衣装というかムーミンの被り物が素人ぽすぎたのも可愛かった。

物足りなかったのはムーミンの誕生のいきさつや製作過程でした。その辺は自分も絵を描くにあたり知りたいことだったので。ドキュメンタリーではなく伝記映画だけど、そういう視点の絵描きの物語をもっと見たいです。