Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

The Dead Spit Of Kelly

2019-11-10 21:02:00 | コリン・モーガン
SCREEN DAILYというサイトによりますと、コリン・モーガン出演の新しい映画が企画されています。

アイルランド人作家フラン・オブライエンの短編小説の映画化で、内容はブラック・コメディ。

コリンの役は剥製職人さん(!)で残忍な親方(ジェイソン・アイザック=「ハリー・ポッター」のマルフォイ父ルシウスの人)を殺して親方になりすますんだとか?!

記事によると、脚本が出来上がったところのようで、他にジム・ブロードベントもキャステングされているので、実現しそうです。

しかもワールドワイドな配給に力入っているそうで!頼むよ!

(アイルランドといえば例の「ライジング1916」という、もう数年宙ぶらりんになっているコリン企画があるし、「Waiting for You」もちっとも世に出ないしで、疑ってかかる卑屈な性格になってしまった)

作家フラン・オブライエンの著書の表紙をアマゾンで眺めると毒と味があって興味深い作風のようです。

続報が楽しみです〜〜〜〜〜




ハフキンスのクリスマス・スコーン

2019-11-09 19:06:00 | イギリス


伊勢丹英国展でクリスマス・スコーンというものを買ってみたのですが、
いざ食べよう!

としたらクロテッドクリームがなく、近所の小さいスーパーじゃ売ってなくて成城石井でやっと見つけてめでたくスコーンタイムとなりました。

買ったのはクリスマスのとプレーンの2種。

クリスマスのは、ドライフルーツがみっしり入っていてマカダミアナッツとシナモンなどのスパイスが効いています。

イギリスのクリスマスプディングやケーキもこのドライフルーツ+ナッツ+スパイスの3種が入っているので、イギリスのクリスマスの3種の神器なのだな!



ところで、写真のプレーンスコーンは、ジャムが下でクリームが上になっていたのにお気づきでしょうか?

私は今まで断然クリームが下でジャムが上派だったんですが、今回、買った袋の中にハフキンスさんが「美味しい食べ方」の紙を入れてくれていたんです。

それに「まずジャムを塗ってその上にクリーム」と書いてあったので、まあ戦場のような催事場から戦利品のごとくゲットしてきたのでせっかくだから従ってみよう、とやってみたんですね。

そしたらまあ!ジャムが少し温めたスコーンに染み込んで、いい具合に小麦粉+ジャムの水分+クリームが馴染んで一体化したケーキのようになったのです。

クリームが下の場合は、生地に染み込んではなかったような・・・

ちょっとしばらくこの順番でスコーンを追求してみようと思いました。


このサイテーな世界の終わり2

2019-11-08 19:33:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


イギリスではチャンネル4で11/4に配信したこのドラマはその翌日に世界のネットフリックスで見れるように。ブラボー!ネットフリックス!!その調子!

1の感想(ネタバレなし)で書いたこととほぼ同じ感想がまたこみ上げてきました。

2では新キャラも登場、写真右のボニー役にナオミ・アーキー、美人な彼女はスター・ウォーズの新作に出演しているのだそうで、もう直ぐ有名になりそうですね。

いつもしかめっ面のアリッサと、無表情のジェイムズの組み合わせがリアルでいいんですよ。

それでね、2は1からの積み上げがある分、もっといいんですよ!

そうそう、1の時も書き忘れてたけど、ジョナサン・アリスも出演しています。出演というか怪演。もちろん本作でも残念な役・・・そうとうに残念。

滅茶苦茶やってるティーンエイジャーたちに見えて、滅茶苦茶なのは家庭環境ごとで、親たちの方がけっこう危ない。あれ、親たちって私世代か。

私がティーンだった時は、親の世代は皆安定してまっとうに見えたけど、隔世遺伝的に、世代は受け継がれていくのかもしれない。

画一的な大人になりたくなかった大人はダメダメでちっとも子供もあてにできず子供の方がしっかりする、というふうに。

彼らの独白がシンプルで力強く、私もティーンエイジャーだったら人生白書になってたかなあと思ってみたり。

とにかくいいドラマだった。



イングリッシュ・ジャーナルのイベント

2019-11-07 21:31:00 | 英語
新年の抱負に「英語を勉強するぞ」と掲げた今年もあと少しだけ残ってるうちに!

といい加減スタートするためのカンフル剤を求めて雑誌「イングリッシュ・ジャーナル」のイベント「EJ英語部:12月号発売記念!本場のイギリス料理を楽しもう」に行ってきました〜。



場所は虎ノ門のブリティッシュ・ガストロ・パブ「Affen Bar」職場から徒歩圏内だったのもラッキーと申し込みしました。

編集スタッフさん2名と編集長、ゲストの川合亮平さんが15名(多分)の参加者をホストしてくださいました。

お料理はコースでスターターがビュッフェ式、ドリンクはパブ形式で各自買うスタイル。

さすがイギリスのドリンクが充実しており、私はサイダー(リンゴのお酒)にしました。

ピムズカクテルやシャンティもあるし、ウィスキーとジンの種類もたくさん。



↑ 櫛が刺さっているのはスコッチエッグです。珍しい!

メインのフィッシュ&チップスは、イギリスと同じフィッシュでした。モルトビネガーも付いてきて



塩&胡椒の入れ物が四角で変わってるな〜と思ったら、なんとレンガの模様入り透明プラスチックという!

ビネガーも塩も胡椒もたくさん振って本物の味です。

チップスの方はちょっと揚げたりない感が残念だったけどシェフたった一人で大量生産ですからお察しします。



デザートはヴィクトリア・スポンジ・・・

まあ、通常はジャムとクリームがスポンジに挟まってますが、こういう出し方もできるんですね。



こちらがイベントの趣旨、最新号です。

ロンドン特集の取材が川合亮平さん。

リアム・ギャラガーは編集長企画です。ロックな編集長に「とてもお若いですね!」と1参加者の発言があったのですが、個人の容姿コメントに誰も反応しないという雰囲気が「いいね!」でした。



私のお隣は翻訳者さん、お向かいは川合さんのファンの方、斜め向かいは啓発セミナーの講師をされてるという席で、イギリス料理のイベントなのでイギリス好きという共通の話題は尽きません。

ちょっと遠くの方では「キングスマン」ファンの方がいらしてお話しするチャンスがなかったのが残念。

ラッキーなことに川合さんが斜め向かいでしたので、勉強のことを少しお伺いしたら、毎日5時起きで勉強、シャドウイングは1時間だそうです!

私は5分くらいでもうついていけな〜い!となるので全くお話にもなりません。

ヒアリングマラソン、その他の英語マラソン、をされてる方もいらしたし、隣の翻訳者の方は当然1日中机で翻訳をされているそうで、

私の場合は「どうやる」「何をやる」のレベルではなくて、

「なんでもいいから勉強せよ」レベルなことが判明。


イングリッシュ・ジャーナルへの質問で、「他の英語雑誌と比べてイギリス特集多い印象があるし、俳優表紙も多いのは意識してですか」みたいのがあり、

編集長のお返事は「売れるからです。」

私もエディ・レッドメインとロケットマン表紙のは貢献しました!!

勉強してないけど・・・



アルク出版社は50周年とのことで、記念コーヒーを編集長からお土産にいただきました。

アルクのマークってパックマンだったんだね、そういえば(違う)。

勉強熱心な皆さんの中で場のIQを下げてきましたが、映画とドラマの情報だけは提供することができました!


マシュー・ボーンinCINEMA白鳥の湖

2019-11-05 20:44:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


今年7月に渋谷で見た「白鳥の湖」のシネマ版が公開されたので見ましたよ!

シネマ版が収録されたのも今年でロンドンのサドラーズ・ウェルズ公演のもの。

私にとってラッキーなのは、日本公演で見たキャストと白鳥、王子共に違っていたことです。

東京公演:白鳥=マシュー・ボール 王子=ドミニク・ノース

シネマ版:白鳥=ウィル・ボジアー 王子=リアム・ムーア

下は白鳥=マシュー&王子=リアムの組み合わせ


王子役の方は私は断然リアムが好きで、パジャマや軍服の似合い具合にキュン、笑っても困ってるような眉で悲しい表情をされると胸がズキズキ、櫛を入れた端正な髪が乱れるともともとお肌がシワシワ系なのでちょっぴりオジサンぽくなるけどそれもまた愛おしいという、要するにどこを取っても好きなんで・・・



白鳥の方は、日本公演の時にも書きましたがマシュー・ボールがさすがのロイヤルのプリンシパルらしい気品と、ニューロンに筋だけの上に薄い皮膚が乗ってるような肉体が野生動物的で震えます。

方やウィルは、お肌も肉のつき方もつるつるでね〜
トゥルットゥルの体育会系が威勢よかったです。



マシューの文系の筋肉の方が私には魅力だなあっと思っても、

ちゃーんと彼の魅力炸裂の幕も用意されてるんですよ。



ワルいオスの匂いプンプンな肉体を黒いレザーに包んで踊る姿からはフェロモンの湯気が出てそうです。

私が東京で見た王子役のドミニク・ノースは残念ながら心の弱さ、存在の儚げさが物足りなく、彼は「眠りの森の美女」のレオ(国王の狩猟番)の牧歌的で絶対いい人でしょう!の役が最高でした。


ところで、今回見てストーリーが今までとちょっと違って見えたところがありました。

王子は女王である母に甘えられずに育った、というほぼエリザベス二世とチャールズ皇太子のような設定なんですが、エリザベス二世と違ってここの国には王配、女王の夫がいない。それで女王は家来の若いイケメンとイチャイチャしてるわけですが、王子にしてみればパパ不在の環境で身近な執事も厳しいから甘えられない、すると母に甘えたいと思ったら、若い家来のように性的な関係で近づこうという発想しかできずそれで女王にも拒否されたのかしら・・・と感じたんですー

それと白鳥が最後に仲間にいじめられて・・・のシーン、

ボス白鳥でも多勢に無勢で負けちゃうということが、見てもなかなか受け入れられなかったのですが、やっと、野生の単体が人間と交流したことで群れから追い出されるという残酷さが飲み込めて(遅い)、なんでヒックとドラゴンみたいに種を超えて仲良くなれないんだよ〜と泣きながら思いました。

ラストシーンは手負いのボス白鳥が王子を天まで抱いて飛ぶのか・・・と健気やら孤高の愛を見せつけられてロミオとジュリエットでもあるなああああと放心→抜け殻状態。

しかし拍手の中よみがえった(要するにカーテンコールですね)白鳥と王子がニコニコ笑顔でお手手つないで舞台をこちらに向かって歩いてくる姿を認めて、あ〜よかった、あれは単なるお話なのね、悲しくないのね、とホッとするのでありました。


最後に、日本ではオペラハウスでポッキーをムシャムシャしていた王子のガールフレンドは、ロンドン公演では何を食べていたのかなんですけれど、カメラがあまりお菓子をちゃんとは映してくれなくて(そりゃそうだ)、多分、としか言えませんが袋の色と形からマルティザーズというチョコボールのようでした。イギリスでは定番のお菓子ですのでポッキーと立ち位置は同じです^^