Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

マシュー・ボーンとアダム・クーパー in Graham Norton Radio

2019-11-11 20:50:00 | その他の映画・ドラマ・舞台

お写真は@SirMattBourneのツイからです

グレアム・ノートンといえばBBCテレビでゲストを招いてのショーがお馴染みですが、ラジオもあったんですね。番組のリンクはコチラ。あと28日間聞けます。

兎に角、マシュー・ボーンとアダム・クーパーがゲストに出るというので聞いてみました。

それが〜番組は全部で3時間もあって、このふたりの登場は半分の90分を過ぎたあたりで、それまで逃さないよう出てくるまで頑張ってサーチして、また頑張って20分あまり聞きました。

で頑張りに頑張ってノート取りましたので、抄訳レポ行きます〜



実は時にサー・マシューとアダムの声がどっちがどっちだかわからなくなるんで、話し手が間違ってるところあるかもです。

グレアム(G):「白鳥の湖」サドラーズ・ウェルズでのプレミアから今日は24周年なんだよね。で、また新作ツアー「レッド・シューズ」で主役。これができるダンサーって、そういないいんじゃない?それは優秀な遺伝子のおかげ?それか「レッド・シューズ」を踊るのはカンタンってこと?
アダム(A):アッハッハ!全部のおかげだよ。ラッキーなことに振り付けなどいろいろキャリアに含まれるから、身体を保つことができた。ずっとダンスだけをやり続けていたら10年前にキャリアが終わってたと思う。
G:振付師としては「週に6回舞台に立て」とは言えないなあ=と止まるのか「「いや、やるんだ!」というのかどっち?
マシュー(M):それは場合にもよって、怪我をしてるケースもあるし・・・でもみんな若いからね!
A:僕なんかスタジオの隅っこのおじさんだからね(笑)。落ち着かないよ最近は。若いカンパニーだから。
G:「レッド・シューズ」は最も古くずっと有名なバレエ映画なんですね。
A:僕はバレエを見たのがあの映画が初めてだったの。ミュージカルは見たことあったけど、あの踊りはクレイジーでエキセントリックですごく好きになってしまって。ずっとこれは舞台でやらねばと思ってた。
G:ボリス・ラメントフ。振付師の役なの?
A:いや、色々まとめ役(プロデューサー)。
M:ヴィクトリアという素晴らしいダンサーがいて、作曲家と恋に落ちる。しかしボリスは、スターダンサーであるということと恋愛は両立しないと考える。
G:それってどれくらい真実なの?
A:アッハッハ!愛と芸術の話だよ。
M:最初は狭義のダンスの話かと思ってたんだけど、開けてみたらもっと普遍的な話だった。夢を叶えることと、そのための犠牲の対立だね。みんなに共感できるものだよ。
G:アダムは踊るの?突然止まってなんか言ったりしないの?
A:台詞はないよ。
G:「遅れる!」とか。
A:全部ダンスだよ。アッハッハ!
G:なんで誰も今まで舞台化しなかったんだろ。
M:あったんだよ、ブロードウェイのミュージカルで、90年代の初めかな、でも2週間で打ち切り。失敗だった。
A:変だよねー、なんで踊らないで歌うのかねー
G:「白鳥の湖」は大成功だったけど、その後ロイヤル・バレエに移ったの?
A:ロイヤル・バレエにいて、スワンをやって、またロイヤルに戻って、そしてやめた。「白鳥」が世界規模になったから。
G:大きなカンパニーと独立したカンパニーで世界ツアーをするのはどこが違う?
ア:マシューと一緒に働くのが好きだ。アプローチが、ダンサーであると同時に俳優でもあるのが、パフォーマーとして惹かれる。それからミュージカルもやったし。自分にとって、キャラクターはずっとストーリーを支配するもので、マットのカンパニーならダンサーがストーリーを語るので踊りが明確ですごくいいやり方だよ。
G:リハで振り付けをする時って頭にスイッチがあるの?
A:YesでありNOでもある。どちらにも同じ敬意を持って役に没頭するのも全体を心配しなくて済むし。とはいえダンサーの時も振付師の考え方で意見を言わせてもらうのは嬉しいけど。
M:サンキューサンキュー、嬉しいな。素晴らしい。
A:なぜかというと、マットの仕事の仕方はみんなを引き込んでダンサーからも引き出すから。キャラクター的にも、身体の動き的にも。
M:「白鳥」を24年前にやった時、4幕もあって振り付けも多く、1から音楽をかけてアダムがシナリオを持ってきてどんなことができるか色々やってくれた。
G:ふたりは共同演出家であり共同振付師って・・・どうやるの?
M:アッハッハ!ラッキーなことにうまくできた。どれをやるのか分けようとしたんだけど、結局全部一緒にやって。とんでもないものになる可能性もあったんだけど、うまくいったね。
A:みんな神経質になってたけど、僕たちは優しくて礼儀正しいから・・・コラボするには、オープンになることが必要だ。
G:11月18日からプリマスで、そしてクリスマスにはロンドンで、その後6月までUKツアーですよ!その後ドイツに行くんですよね?
A:ドイツの人に何あげるの?
M:ははは・・・ダッチス・ゲルンシュタインの振り付けをドレスデンで、それからバーンシュタインの振り付けと演出をミュンヘンで。
 :ポッシュだね〜〜
A:僕はそんなにポッシュになることはない!

〜ここでリスナーの方からの声をグレアムが代弁する〜

G:「ドリアン・グレイ」の再演はないんですか?
M:実は現代版を作ろうと考えてます。
G:スマホとか出てきちゃうの?
M:そうそう。

G:「ロミオとジュリエット」は最初からダークにしたかったんですか?
それとも結果的になっちゃったんですか?
 :陰鬱だよね〜〜
G:もうずっと長い間クラシックに反抗してますよね?
M:これは特にやりすぎたかなあ。シェイクスピアを無視しすぎだよね。
G:大変じゃないですか?
M:そうだけど、一旦アイディアが浮かぶと盛り上がるの、びっくりするくらい。

G:「雨に唄えば」ですけど、どれだけわざと客席に水を飛ばしたの?楽しんだでしょ?
A:ははは、携帯をいじってる人はカンパニー全員で水をかけまくった。

G:新作を作る時は最初から動きを決めてるんですか。
M:いや、まずストーリーからで、本当に「むかしむかし・・・」というようにストーリーを練ってその時はまだ動きはない。音楽はいつもクラシックを使うのだけど、そのクラッシックなビジュアルを消すことから始めるんだ。

G:ツアーが一旦始まってから振付は変えますか。
M:基本変えないけど、そこの舞台のスペースによって変えるところもあるかな。

ここでもう1度「レッド・シューズ」のツアー日程のお知らせをグレアムがアナウンスし、プロモーション終わり!

あああ、私はこの6月プリマスの劇場で「ロミオとジュリエット」を見たときに買ったパンフで、プリマスに「レッド・シューズ」が来ることを知っていたんですが、アダム・クーパーが出るとは知らなかったなあ!!!プリマスから始まるとは・・・感慨深い。

それに私、ロンドンで「雨に唄えば」を見てるんですよ。でもそんなに客席に水をまいてたとは知らなかった(笑)。