Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

間違いの悲劇

2017-08-10 22:16:00 | いろいろ
前職を退職してから3ヶ月も経たないうちに新しい仕事からも退職しました。

やってみないとわからない性分なので、痛い目に遭ってしまいました。

嫌だった点は色々とあるのですが、

カンタンで楽そうだと思ってたのにそうじゃなかった

というのが1番かな。

専門的知識は経験である程度ついてくるとは思うのですが、その自分の扱うものを知れば知るほど好きになれないということが嫌でした。

きっと自分が好きなものならば覚えることは喜びになるのでしょうが、それがないと苦手科目の試験勉強のようです。

しかし、そもそも試験の選択科目を間違ったのは自分ですので、さっさとやり直しするしかありません。


もう見たくもないと思っていた求人サイトに戻り、

幸いこんな私を雇おうという気になった奇特な企業様がありましたので、昨日菓子折りを置いて退職したばかりだというのに、明日は別の会社で新たな研修です。

ここまでの道のり、最速で辞めて次へ行くにあたり、当然前の会社は人員調整が大変なので8月いっぱいは働いてくれと言うところ、とにかく無理ですの1点張りで逃げ切るのに胃が痛くなりました。

実は派遣で働いていたので、その退職も派遣会社に無理にお願いをしたら、就業していた会社からはなんの返事もないまま現場の私のシフトが今日以降は塗りつぶされていたので、私は出なくていいのだな、と解釈した次第です。

しかしね、企業は私の人生の責任取ってくれるものではないし、私が私の意向を1番にせず誰がするのだ、というところですね。


短期間でも私にとって心身ともにハードなお仕事でしたが、よかった点は、ウエストが2、3センチ細くなりお腹もポッテリ具合が減ったことです。



今度のお仕事は好きになれるといいな~~~
そして6ヶ月後に有給休暇を取得して、来年はまたロンドンに劇を見に行くとか楽しいことをするのだ!!











ニュー・ブラッドと高層建築の話

2017-08-07 10:09:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


一つ前に書いたように「ニュー・ブラッド 新米捜査官の事件ファイル」がすっかり気に入って続きを見ていました。

エピ1~3 がひとつの事件で、

エピ4~5 がまた別の事件と、

シリーズ全体でひとつの事件でもなく、1エピにひとつの事件でもない。

でもこのドラマならなんでもありかな、という気になるくらい、既存カテゴリーを忘れるような面白さだからOKです。ま、一応「刑事バディもの」ではありますが。

さてそれで第5話を見て、現在ロンドンの超高層建築の話がまた「なう」でよかった。

現代ロンドンが、もはやイギリス人だけでは語れないのと同様、歴史的建造物だけでなくガーキンやシャード、また高層では老舗(?)カナリー・ウォーフなど現代ビル群も無視できない風景になっているからです。

私も2年前にウォーキー・トーキーからロンドン塔全貌を見下ろした時、シャーロックのモリアーティーもあと数年後だったらロンドン塔を襲うのに別の作戦に出たかもしれなかったな・・・と思ったものでした。

ところで私たち外国人のドラマ映画ファンがロンドンに行ったら、まず劇場巡りやロケ地1巡礼ですよね。しかしそんな私がなぜそのウォーキー・トーキーに登ったかというと、在ロンドンの友人に誘われたからなんです。

予約すれば無料で最高階の展望フロアーに登れるので、2年前当時ヨーロッパからの観光客に混じって(予約したのに)並んで入ったのです。セキュリティは空港並みでヨーロッパ系美男美女が働いてました。

なぜヨーロッパ系観光客が多いかというと、多分歴史的建造物は彼らにとって普通だからです。それより最新高層ビルの方が自分の住むヨーロッパの街にはないものだから。



事件は高層建築デヴェロッパーに絡むのですが、この高層建築について、

ロンドンでもNYCのようにガラスばりの上層階住人自身がその恩恵に授かりながらも、自宅の眺めを遮る新築物件に冷たい目を浴びせる人物を出して

現代都市のハイライズ文化を客観的に直視していました。

で、そこに住んだり、開発売却して大金を操る層と、

その工事現場で働くポーランド移民、

その移民に自宅の1部屋を貸して生活を成り立たせるアフリカ系の女性、

仕事でその家を訪ねるも、賃借人が死んで空いた部屋に住みたいなーっと思ってしまう主役の二人、

とあらゆる層の人々を普通に出しているところがまたよかった。
(今まで見たドラマだと、移民ってステレオタイプで感情的なかわいそうな被害者として描かれがちだったので)

はい、ハイライズ住人には元からのイギリス人富裕層(中国の投資家ももちろんいるだろうけどね)、そしてそれにまつわる事件を追う新米探偵たちは、平屋の間借りでさえも迷うという幅広いロンドンを感じられてエキサイティングです。










ニュー・ブラッド 新米捜査官の事件ファイル

2017-08-05 22:23:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


AXNミステリーで2016年のBBCドラマ「ニュー・ブラッド」の初回を夜やったので軽い気持ちでちょっと見のはずがすっかり気に入ってしまいました。

とっかかりは「ロンドンが舞台の探偵もの」。

「シャーロック」も現代ロンドンの面白さを発見させてくれましたが、「ニュー・ブラッド」の最新ロンドンはもっと現実的です。

移民二世ボーイズが主人公なんですが、ロンドンの移民というと、昔ながらには元植民地のインドやパキスタンなどの南アジアや、アフリカ、カリブ海出身者が多いのですが、

EU以降は東ヨーロッパの人たちが大挙して労働にイギリスに押しかけてるし、21世紀のイスラム組織テロ事件以来は中東出身者も移民の中で目立ってきました。

「ニュー・ブラッド」の主役は一人がポーランド系のステファン、もう一人がイラン系のアッシュ、移民二世ということで、まさしく上記2種の新種勢力だったんですね!

ポーランド人はロンドンではEUでもラテン系などの人に比べて真面目で安く仕事をしてくれるというので活躍していて、私が住んでた時にもフラットの修理に現れたり、街中にポーランド系の食品店をチラホラ見かけるようになって、その存在を肌で感じたものでした。

しかし個人的に親しい人がいないと、他の国の人たちってステレオタイプ以上の個性や、人格さえあるということを忘れ、集団としてしか意識に入ってこないのもまた事実。

そんなところにこのドラマです。主役です。
で主役を張るくらいですから、まさしく二人とも二枚目役者なんですよ!

要するにイケメンなんですが、普段見るイギリス人役者とはまた雰囲気が違い、スチール写真では格好良さがわかりにくいので上には動画を貼っておきました。

まだ社会人になって日も浅い若い彼らの上司はイギリス人、企業の偉い人にはアメリカの会社もありますけど警察組織も企業もイギリス人が主要なポジションを占めてます。ボスの一人にはアナ・チャンセラーも居ます。

そこで頑張る彼らを見てると、ついつい自分を投影してしまって応援してしまうんです。

実際には彼らは二世なので英語ネイティブですから、私なんかのイギリスでの状況よりも数段上なんですけどね。

そんな彼らが不動産のバカ高いロンドンで住むところに苦労して(当然、ハドソンさんもいないのでベイカーストリートなどのいいロケーションに格安で住んだりはできないですから!)、

通勤は自転車を利用、

そんな彼らを包む大都会ロンドンそのものの生き物っぽさを、時間を早めて日が暮れたり登ったりして風景がどんどん変わる様子を切り取っていて、とってもロンドンなう!なんです。

AXNミステリーでは金曜日の10時から、オンデマンドでも今見られます。


POLDARK 0308

2017-08-03 10:22:00 | POLDARK
今週は久しぶりに主人公たち=ロス、デメルザ、エリザベスの初々しい顔が見られてポルダーク初心に返ったような嬉しいエピでした。

ジョージといる時と全然別の表情をロスに見せるエリザベスまでが乙女に見えましたから、俳優ってすごい。

同様にロスがエリザベスのことを考えたり話してる時の顔には、ふたりの長い歴史が現在完了形(=ある時点から現在まで続いている状態)だと顔に書いてあったし、

デメルザのアーミテージを見る時の顔の輝き。

でもちょっとデメルザのアーミテージへの態度はヘラヘラしてるように見えて、もともとのデメルザ・ファンとしては彼女のたくましくて大胆なところを発揮してほしいな~とやきもきします。

そして!



目が離せない、食欲性欲全開のモワナの夫オズボーン。

彼のことを白ブタ野郎と密かに呼んでいたら、なんと俳優のChristian Brassingtonはこの役のために太るダイエットをして1日3500カロリーを摂取したのだというDigital Spy記事を見てしまいました!

ジョージと並ぶ「ポルダークの悪役」オズボーンは、妻の産後の欲望を妻の妹ロウェラに向けていて、それは呼び寄せた当初からの企みなはずですが、自分で仕掛けた罠にズルズルとはまっていくように、義妹に操られているのに目が離せません!

清純派の長女よりも、小悪魔的でロリータな容姿のロウェナちゃん、絵画から抜け出したみたいです。キャスティングの人すごい。



この顔でこのボディです。おバカな男はすぐ騙されそう。



ジョージ留守のポルダーク家にもハロウからジェフリー・チャールズが帰省してきて若き紳士ぶりでママを感動させていますし、

上の世代がロマンスに揺れている最中にもコーンウォールは元気な世代がいろいろやらかしてくれそうで楽しみなのであります。



この子役のHarry Marcusくんのインタビューを何かで読んだんですが、彼の元の髪は茶色でブロンドは役のためなんだそう。とても似合ってたので元からそういう容姿の子を見つけて来たのかと思いました。パパのフランシスに似てますもん・・・やはりキャスティングの人すごい。


アントワネットの世界を楽しむティー

2017-08-01 10:22:00 | たべもの


ヒルトン東京で開催されているデザートフェア「マリー・アントワネットの結婚」に行ってきましたよ~!




リンク先にも書いてあるのですが、ホテルフロント横の「マーブルラウンジ」のみではなく、周りの別の飲食施設にてもデザートを楽しめるようで、

お隣の「セント・ジョージ」というイングランドな響きのバーにもビュッフェのお客さん入ってましたし、

1つ上の階にも、同じテーマのデコレーションのお部屋とアントワネットをイメージした衣装などのデコレーションがありました。

ラウンジのブッフェタイムが終わってから上の階を発見したのですが、
複数のレスタランやバーがあって、ラウンジよりも当然静かで大人の雰囲気です。

ラウンジはアントワネットの人気か大変混み合っていて、特にビュッフェ開始の時間は並びますので、頑張ってラウンジに予約をしなくても、ヒルトンのレストランに相談してみたらいいと思います。

これから行ってみようかな?という方は、上に座れるかどうかも聞いてみては?(私ならそうする)




この下のケーキは「ア・ラ・ベルサイユ」というレモンとカモミールのケーキで、見た目も黄金に輝くブルボン家のようです。右側がすでに切り取られてパックマンのようです。



そして、ケーキよりも気分が上がるのがディスプレイなんですが、

BBCドラマ「ベルサイユ」を思い出す(時代は違うけど)キラキラと、なんとテーブルの上だというのに、着飾ったお馬さんが駆け巡っているのにはクラクラきました。



しかしですね、会場では舞い上がって気づかなかったのですが、



一番上の馬車を引くお馬さん以外の陶器の子たちは、



撮った写真を並べてみて、

あ~ら、びっくり!



全員がクローン馬だったのでした!
・・・つまり同じポーズの同じ置物だったのだけど、あちこちに配置されてて全然気づきませんでした。ディスプレイ担当した方、本当に上手だと思います。

通常は、こういう少女趣味の豪華な飾りって本物アンティーク以外だとかえってチープで悲しい気持ちになるものですが、目線に配された輝くシャンデリアなどお菓子の世界ともよく調和して美しかったです。

協賛がヒルトンホテル内の輸入家具やさんなので実現した世界でしょうか。