「Tir na nOg」英語で「Land of the Young」日本語で「常若の国」・・・えええ?!Youngとはただの地名と思っていたら文字通りの意味で、年を取らない者たち=ケルト神話の妖精たちの棲むところということです。
はい、スレインの棲むところでもあるTir na nOgが、アイルランド大使館紹介による「アイルランドと日本の御伽噺に似たのがあるよ」という魔女の解説動画に出てきたので反応してしまいました!
しかも「オーシーンとメイブ」です。
日本の方は小泉八雲によって紹介された浦島太郎伝説です。そうね、竜宮城は年をとらないTir na nOgだったのか。
でもアイルランドが民話を文化としてそのまま誇っている姿勢なのに比べ、日本の浦島はなんだか楽しむって雰囲気は汲み取れないな、教訓的な威圧感を感じる・・・とちょっと調べたら実は近年小学校の教科書に採用された版が今一般化しているのですが、もともとは道徳的な話ではなかったんだそうです。
しかも亀は姫と同一人物で彼女の超積極的な恋愛で太郎はずっと受身という女性がリーダーシップをとるというなんだか日本とアイルランドの自然信仰は女性信仰にやっぱりつながるのかな〜と思った次第。
16世紀末~17世紀初の浦島太郎の絵が、残念ながらアイルランドではなくオックスフォードのボドリアン図書館に所蔵されているとのことですよ。
アイルランドは浦島伝説もそうですし、羽衣伝説も酷似した話がありますね。
2つの国の共通点は海に囲まれていることでしょうか。海は異界との境界ですし、海水はまさに羊水と成分の近い生命の揺り籠です。自然観や死生観にお互い似たものがあるのかもしれないですね。
>>自然観や死生観にお互い似たものがあるのかもしれないですね。
特に浦島太郎は海岸線の多い国でないと全国にその物語が見られると
はありえないですね!