Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

フラワーショウ!

2016-07-22 18:57:00 | トム・ヒューズ


原題「Dare to be Wild」邦題「フラワーショウ!」
この全く反対に思えるタイトル、なぜ?という疑問は多分、チェルシーフラワーショウのロイヤルな響きにひかれる日本の洋画層を狙ったものと思われ、特にベネディクト・カンバーバッチがお母様を伴い出席したことで知るゾーンに訴えてくるのでは?

でも見てみたら、フラワーショウが物語のハイライトと物語そのものとなってるとはいえ、テーマは実は「自然」の方であったとオリジナルの方のポスターが語っていますね。自然と人間の関わり。


あらすじ:
アイルランドの田舎で自然の中で育ったメアリーが、自然を伝えるガーデンデザイナーになるためチェルシー・フラワーショウに出品する。ポッシュな造園コンテストは応募すら敷居が高く、数々の困難を乗り越えて、世界一有名なショウにて金メダルを取り、夢を果たす。


感想

目的の「トム・ヒューズを見る」ことは、ヒロインの恋の相手&ガーデニングの協力者という重要な役割のためしっかり果たすことができました。ただ、(好きなものにはうるさくなりますが)ニューエイジのヒッピーのようなネックレスじゃらじゃらの出で立ちはあまり似合ってなかった・・・しかしそこは、そのせいで露出の多い上半身と、ショーツから出るすらっとした脚、足の裏まで見えちゃったVIVAアフリカ、一転して金メダルを取ったチェルシーのパーティーでのフォーマル姿が拝めることで埋めあわせできたと思いますマル。

トム・ヒューズはこの世界に不似合いなほど無駄にカッコイイのですが、それは私も引き寄せられたようにちゃんと集客において機能しているのでいいのです。

主人公メアリーは田舎っぽさを売りに笑を呼ぶ楽天的なキャラなのですが、時々女優のエマ・グリーンウェルの顔が男前すぎて違和感を感じる時があります。イギリスで「こんな服誰が着るの?」とよく疑問に思ってたファッションを見事にこなしてるのでスタイルはいいんですけどね~!まあ話に支障を来すほどではないですが、クリスティー(トム)に無駄に冷たくしたり押しが強かったり、その辺の彼女の気持ちがあまり良くわかりませんでした。

でも恋愛映画ってわけではないので、アイルランドの自然と、ケルト民族古来の文化である石垣や円を囲む石の椅子が、何百年もそこにあったかのように作られた金賞を取った庭、彼女の発想のソースとなった子供時代のストーンサークルに宿る魔力などを見ること自体が楽しめました。

ショウ主催者のポッシュなお偉いさんやチャールズ皇太子などコミカルな人たちも好きでした。



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2 コメント

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Unknown (hedgehog)
2016-07-23 21:02:22
しましまさん

この映画、私としてはいろいろ難癖つけたいところもあるのですが(自然がどうしたとか言ってる割には、アフリカで膝小僧丸出しのひらひらワンピースで農作業して、日焼けも虫さされもないってどうなの、とか)、かっこいいトム・ヒューズが観たかっただけなのでとりあえず許す、って感じでした。

>トム・ヒューズはこの世界に不似合いなほど無駄にカッコイイ

おっしゃる通り、無駄にカッコイイ。あんなに若いのに植物学者、おまけに小遣い銭が稼げるくらいヴァイオリンも弾ける。実話に基づく映画だから本当のことなのかもしれないけど、アフリカ三昧な暮らしをしている割に日焼けもしてない辺り、実話の割にあちこちで現実離れしているところがちょっと残念でした。トム・ヒューズなら、日焼けして鼻の頭の皮がめくれてても十分ハンサムだと思うのにな?
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Unknown (しましま)
2016-07-24 11:21:31
hedgehogさん

<<いろいろ難癖つけたいところもある

ツッコミどころが多い映画でした^^;
コミカルな味は通したので、もっとサイモン・ペッグみたいに
笑いのミュージカルみたいなノリで行ったら現実味のなさを
カバーできたのにな、と思いました。

<<実話に基づく映画だから本当のことなのかもしれない

現実のクリスティーが公式ホームページか何かで
「ちょっと僕がかっこよすぎる」みたいなこと言ってましたが、
見た後、その意味がよ~~クわかりました。

<<トム・ヒューズなら、日焼けして鼻の頭の皮がめくれてても十分ハンサム

そうだ、イケメンはイケメンぽく見せないほうがかえって美しさが引き立つ
という掟を監督に教えてあげたかった・・・・
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