Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

Fargo 4 エピ 10

2021-03-28 19:21:00 | ベン・ウィショー
bomb bomb ネタバレあり

ラビ(ベン・ウィショー)がこの前のエピでお空に行ってしまったので、いよいよストーリー全体を見納めるしかなくなりました。

ここで改めてこの舞台であるカンザスシティーのギャング攻勢をおさらいしますと、20世紀、ユダヤ系、アイルランド系、イタリア系の順に権力が移ってきました。ラビはアイリッシュの子供として、イタリアンマフィアの家庭に取替えっ子に行かされましたが、イタリア人が勝ったためにもう戻るアイリッシュコミュニティが消え、ずっとイタリアンマフィア団の一員として生きるしかなかったのです。

そして1950年、アフリカ系のギャング団が台頭し、イタリアマフィアのボスが死んで若いボス誕生を機にふたつの勢力がぶつかっているのが「ファーゴ4」です。



イタリア人に殺されるところラビに救われたサッチェル。人質から解放され自分の犬を連れて自分で生きて行くことを決めた彼は、ガンつけてきた柄の悪い白人に「少年と呼ぶな。俺に何も指図するな。」と一人前に応対!子供とはいえさすがギャング団で生きてきたボスの息子!彼の時代(=黒人コミュニティ)の幕開けを表現してると見た。

そして、もうひとりの弱者、葬儀屋の娘エセルリダ。彼女は白人の父と黒人の母に生まれ、とても頭が良く正義感の強い17歳。



向かいに住んでるシリアルキラー看護師メイフラワー(ジェシー・バックリー)の犯罪を知り、メイフラワーの犯罪記念品の中から持ち帰ってきた指輪が誰のものか突き止めます。

両親の借金のため家と家業の葬儀屋を失うところ、理性的な計算と指輪を使って黒人ボスに直談判するエセルリダ。

彼女もまた、新しい時代の象徴で、黒人女性が教育と才能を活かして活躍する姿を見せてくれました。メイフラワーが嫌がらせで「誰にも相手にされないってどんな気持ち?」と投げつけた言葉をはねつけるように。

さて、残るところはエピ11、最終回です。

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