イタリアの両親から私あてにカードが届きました。
何だろうと思ったら、
私の「日本語教師コース」修了祝いでした。
終了テストの成績が良かったと伝えたら、
とても喜んで「We are proud of you」の文句が
私の実の親も喜んではくれたけど、
電話で「よかったね」と言ってくれただけ。
(日本ではそれが普通ですけど)
義理の両親から
こうして気持ちをコトバやカタチにしてもらえるって嬉しいです。
こうやって親に褒められながら育つと
自分に自信のある人に育つんでしょうか。
このカード、
もうひとつ嬉しいことが書いてありました。
両親の家のお隣に、
クラリアというおばあちゃんが住んでいます。
この猫のカードは、
そのクラリアがくれたものだというのです。
おばあちゃんは一人暮らしで
Mが生後2ヶ月で初めてイタリアに行った時に、
手編みのブーティを3足もプレゼントしてくれたのです
イタリア人は日本人のようにプレゼント好きなようで、
その後も訪ねるたびに
白雪姫のお人形や、手作りのお菓子をくれるのです。
クラリアはたぶんもう90歳近くて、
初めて会った時には誰の世話にもならずに
きれいなお部屋に住んでいました。
それが数年前に足や体を悪くして
外出は日曜に教会へ付き添いつきで行くだけになりました。
彼女はイタリア語しかしゃべりませんので
私やMは義母の通訳なしではほとんど会話できないのですけど、
私はクラリアに会うたびに、
あったか~~い彼女の心を感じるのです。
時々しか会わないお隣の親戚である私達に
古い友人に会うかのように接してくれるのです。
ああ、クラリア、私は今度いつイタリアに行けるか
わからないんだけれど、
どうかその時まで元気でいてね。