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Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

エディがハリポタに出なくてよかった

2016-11-28 19:19:00 | エディ・レッドメイン

BBC CHILDREN IN NEEDより

「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」を見たのでネタバレを恐れず過去の記事を含めてエディ・レッドメインやディヴィッド・イエーツ監督のインタビューを読みました。

それで一番印象に残ったのは、

『エディは「ハリー・ポッター」シリーズに出たかったけれど、友人たちが出演しているのを横目に残念な思いをした。若ヴォルデモードのオーデションも受けた。またウィーズリー兄弟も髪の色からしてなれるかもと思ったけどダメだった。友人というのはセドリック役のロバート・パティンソンやビル・ウィーズリー役のドーナル・グリーソン。』





は~!イケメンってつながってるのですね~
ドーナル・グリーソンは「ブルックリン」で初めて見たと思ってたら、なんとウィーズリー家のイケメン役で出ていたんですね?!見た時は俳優さんの名前まで覚えてなかった・・・

・・・あ、そういう邪念じゃなくて、エディはハリーの脇役で出なかったおかげで、スピン・オフとはいえ5分作の主役になれたんだから、出られなくて本当に良かったよね!!ということでした。

初めてスチールを見た時から、「これしかない」感、ニュート可愛い!ハリーの話は正直いろいろ掘り下げる気はないけど(「呪の子」の舞台は見たいけど)ニュート・スキャマンダーのこと知りたい!って思いましたもの!


イケメン友達といえば、先日BBCのCHILDREN IN NEEDの寸劇にニュートが出てきてパッズィー・ベアに電話をかけたらジェイミー・ドーナン(THE FALL)につながった、という一コマがありました。あの時は単にTHE FALLもBBCの番組だからイケメンからイケメンに電話が繋がったのね、すご~い!と思ったのですけど、今日とある記事を読んでいたら、エディはジェイミーのスタッグ・ナイト(独身最後のパーティー)に行った仲だったということが判明!

同業者仲間とは言え、ある意味ライバルでもあるでしょうし、イギリスの演劇界って本当に狭いんだな~と思い知りました。いいなあ~、この世の天国というか、この世であってこの世じゃないみたい。

先日スクショを張ったけれども動画もリンクしておきます。




ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

2016-11-24 15:31:00 | エディ・レッドメイン


人生初のレッドカーペットに参加できたこともあり、私の中でかなり盛り上がってた映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」をやっと見てきました。とにかくネタバレが怖くて予告さえ薄目で見てたので、こんな状態は長引かせたくないと東京の雪にも負けずに公開日2日目にして劇場へ。

ネタバレありです。映画を見てからどうぞ!

実は主人公と主要キャラが大人だけど「ハリー・ポッター」シリーズ・・・と聞いてどうも2匹目のドジョウぽい企画だなあという思いがぬぐいきれませんでした。来日したエディも「日本ではハリー・ポッター愛を強く感じる。ぜひファンタスティック・ビーストも愛してね。」と言っていたし。

私としてはニュート・スキャマンダーなエディのお願いならばその時点で90%OKではあったのですが、ちょっぴり懸念がなかったわけでもありません。それは、ハリーの世界は「イギリスの学園もの」としてパブリック・スクールぽい背景も魅力だったけど、新シリーズの舞台はなんとNY。イギリスファンにとっては興味ないのでは・・・

しかしそこはニュート・スキャマンダーというキャラでイングリッシュマン・インNYな面白さと、1920年代の衣装のおかげで見栄えもパブリックスクール感に劣らなかったのです。あ~よかった。さすがハリポタ製作陣、世界のファンを見抜いてる。

具体的には、NYで教会の演説を聞く群衆の中で「あなたseeker?」と聞かれたら、seekerはキリスト教の一派の意味ですけれどもニュートの「実は僕チェイサーなんだけどね」って一言はハリポタファンにはすぐクイデッチのことだ!とニヤリできますね♪人間に「魔法使いの学校があるのか?」と聞かれてニューヨーカーが米国1の学校を言うと、ニュートもぼそりと独り言のように「世界1はホグワーツだよ」と言うのもイギリス人らしいですw

先に来日キャンペーンでエディの声を聞いてから映画を見たら発声もアクセントも別人のように違うのにも驚きました。う~む、役者って凄い。動きも「常に動物を相手に生活してる人」っぽくいつもコソコソッと。自分のことよりも動物たちのために生きてる、まるでハグリッドが生まれもよくなって容姿に恵まれたような、そうだ動物愛の魂は同じでそれ以外のスペック全て高くなったようなニュート。

ニュートのブルーと茶色の衣装は、髪と目の色に合ってシルエットもタンタンのようにかわいくて最高でしたけれど、クリーデンス(エズラ・ミラー)の黒に細い白いパイピングの入った細身の服も、禁欲的で大人なのに子供として支配されてる感が漂っていてとても良かったです。彼の幼い妹の清楚な少女服も魔女狩りの残酷な歌といいコントラストでした。

ネタバレを避けてて良かった!と思った一番のサプライズは、グリンデルワルドの登場とそれがジョニー・デップだったこと。「おお!」と椅子でわずかにのけぞりました。そうか~、「ハリー・ポッターにつながる」とはこういうところもなのか!さすがローリング脚本、とシミジミ。ただしハリポタの時にはキャストは全員イギリス人と彼女は限定してましたが、その限定は外れたのね。それとジェンマ・チャンもちょい役で出てたのもサプライズ。私の気づかなかった著名俳優カメオ出演もありそうですね。

それと登場人物が大人なのにホンワカしてるのはなぜかというと、ニュートの動物愛と動物達のおかげというか、全くうまく製作者にやられちゃったというか、エンタメでは子供と動物にはかなわない、というけれど、子供の章が終わったら次は動物・・・心を持って行かれないわけがない。そう思ってもエディの作り上げたニュートが本当にかわいいのでそれでも許しちゃうんですよ。それさえも製作の計算であっても。上のサンダーバードを撫でるシーンにはウルウル・・・いいなあ~私もスキャマンダー先生に飼われて撫でられたい・・・

それと人間のジェイコブのお菓子が美味しそうでね、あのお店のレプリカを誰かNYに出してくれないものかと思います。そして幻の動物たちのケーキを食べたい!!そうそう、ジェイコブ役のダンさん、レッドカーペットでかなり近くに来てくれたんですが、とても可愛らしい人でした。映像や写真よりもずっとずっと魅力的でした。


見終わって家に帰ってニュートの著書を出して改めて中を見たら、ちゃんとニフラーやデミガイズ、ボウトラックルも載ってました。昔買った時にはハリポタに出てきた動物と日本の「カッパ」くらいしか目に入らなかったけど。



グッズはこのミニトランクと、



パスケースを買ってしまいました。
惜しくて使えないような、でも使わないのも持ってるのに惜しいし。
どうしたらいいのかしらw



さすがヒット確実作だけあってパンフレットだけでなくガイドブックなどの書籍も複数出てますね。大作のファンになるとお布施もタイヘン。



エディin GUCCI

2016-11-22 21:58:00 | エディ・レッドメイン


昨日に引き続き、来日中の「ファンタスティック・ビースト」のスタッフ&キャストによるイベントが本日もありまして、ライブ配信がLINEライブにてありました。

ライブを見逃してもアーカイブで視聴可能です。
エディの「ニホンアイシテマス!」が聞けますよぅ♡

ファンからの質問に答えてくれたり、会場のファンにゲストからのプレゼントが当たる抽選など羨ましい企画も!

ところで、いつも可愛いエディが、やけに可愛い虎のセーターを着てるなあと思ってちょっとググったら、最近やけに可愛いコレクションを発表しているグッチのセーターでした!ああ、好きなものがつながると嬉しい♡♡♡♡♡



GUCCI公式HP




11/23追記

初日の舞台あいさつに現れたエディは、今度は虎ではなく黒豹GUCCIでした。



こちらはスゥエットシャツ、つまりトレーナーです。



ついでに、NYプルミエの時は奥様のハンナさんの鶴のドレスが可愛いなあ!と思っていたのですが、こちらもグッチでした。



しかし、エディくんって確かプラダやバーバリーのキャンペーンモデルはやっていたと思うのですが、グッチはしてないですよねー?私はじめ混同してしまい、エディくんはブランドアンバサダーだから好きなアイテム何でももらえるのいいなあ~と一瞬思いまして、いやいや、違った、グッチには出てなかったから、プライベートで好きで着ていると考えてOK?それともライバルブランドでもオスカー俳優なら着てくださいリストに入っているのかしら。


ファンタスティック・ビースト レッカペ

2016-11-21 23:45:00 | エディ・レッドメイン
初の六本木ヒルズレッドカーペットへ行ってきました。
詳細は後ほど・・・お写真だけ宿題のように出しておきます・・・



とここから翌朝22日です。
昨夜はエディが朝番組に生出演というお知らせを見ましたが、福島県沖地震のニュースで中止かもしれませんね。私の実家も震度5の地域に住んでいますが被害はないとのことでした。

さて昨日の「ファンタスティック・ビースト と魔法使いの旅」レッドカーペット会場の様子が下の写真です。ステージ前にプレスと一般客向けの順路のようなスペースが組まれていました。私が入った時には最前列はすでに埋まり、しかしそれでも2列目3列目には入れる余裕でで、運良くチケットが当たった方に声をかけていただいての参加でしたので、生エディ・レッドメインさんが一目見られたら、同じ空気を吸えたらそれで本望・・・という私にはありがたいことでした!



最前列だったら「BBCのCHILDREN IN NEEDのスケッチ見ました」とかお話ししたいと思ってたけど、500人以上のファンが入ってましたのでそれは叶わず・・・一応サインのために本とペンも持参したけどそれはバッグに戻して写真だけに集中しました・・・の割にはたいしたものが撮れなかったけど、臨場感だけでもお伝えできたら!



レッドカーペットの後のステージには、トランクからエディくんが出てきてみんなを魔法の杖で呼び出すという趣向で現れました。

エディ、キャサリン、アリソンは自分の話を通訳さんが話してる間にファンに手を振ったりして可愛かった♡

下はレッドカーペットです。プレス席は屋根のない場所だったので、当然ゲストもカーペットの中でもそのあたりの時間が長く、濡れて冷たくてお疲れ様でした。この写真の対岸の方がプレスです。



一般スペースはプレスの対岸という場所が多かったので、エディくん達がこちら側に寄った時はプレス撮影のため後頭部や背中を見つめることに。



後頭部、襟足、背中、おしりフェチには最高かも。



待ち時間から計算すると4時間くらい立ちっぱなしだったので足もフラフラになりましたが、最前列でサインをもらった方と話したり、サインを写真に撮らせていただいたりしたのですが、その方は朝7時くらいから並んでいた(整理券ゲットの後は数時間の自由はあったでしょうが)とのことで、しかもボードを作るのに睡眠時間も削ったというお話しを聞き、パッと出の私は拙いお写真が撮れてエディを近くで見られただけでも幸せだなあと噛みしめました。

次にこのような機会に恵まれたらやっぱり仕事は休まないとね。と半分見習おうかとも・・・


リリーのすべて

2016-03-19 00:00:00 | エディ・レッドメイン


噂どおりアール・デコのヨーロッパが美しいこの映画、初日の午後2時はなかなかお客さんが入ってて、「エディちゃんの営業が実ったか?!」と嬉しくなりました。「ヒットしますように!」って来日の時神社でお祈りしたそうですから。

いろいろと考えることありました。

リリーの本意ではないでしょうけど、エディ・レッドメインは男装の時の方が美しさがキラッキラして見えました。もともとエディはソフトな部分があるし、当時の男性の服も身体に添ったカットでハイウエストで禁欲の美しさとでも言いますのか。特にドキリとするのは、この写真の衣装の時。この時はもう心は女性だと意識していた時で、パンツスーツでも上がぴったりして下がバギーな、70年代のデヴィッド・ボウイのような中性的なシルエットなんですね。でもだからこそ、公園で男達に「彼女~!レズビアン~?!」みたいに言いよられて。ううー・・・。辛くてスクリーンを直視できませんでした。

でも顔の表情や仕草は女装の時の方が、本人が幸せなのが滲み出てたのがエディの役者としてのすごさ。

来日インタビューの中に、「僕は演劇の訓練を受けてないので引け目を感じるけど、それが仕事への原動力」と言ってたので驚いてしまいました!てっきり他の英国俳優と同じで一流の演劇教育を受けてるかと思ってました。
それでは俳優になったのはなぜなんでしょう?思いついた人、えらい!

アリシア・ヴィキャンデルは、少女のような容姿だけど声は低く演技する人のようで、かわいいんだけどカッコよかった。画家という職業を持つ女性でもあったので、100年前なのにカジュアルな服をオシャレに着こなしてました。彼女はスウェーデン人のわりに色素が濃く、アジア人にも見える時があります。この映画では金髪だったので褐色の肌がよりエキゾチックに見えました。

ゲルダとアイナーは、内面は外見と性が反対だったみたいに、彼女は男っぽかったです。劇中でもパーティーでくどいたのはゲルダだったと言っていましたし。ある意味、完璧なカップルでした。

ベン・ウィショー演じるヘンリクは、性適合手術の前も後も、大きな愛でリリーを見ていてくれて、もっと彼女の力になってくれたらいいのにと思いました。手術後のリリーは同性愛者のヘンリクと恋愛できないって台詞がありました。こういうアカデミー賞をとる一流映画でトランスジェンダーと同性愛の違いを示すのは理解が広まるいいチャンスになりそうで喜ばしいです。

ところで、考え込んでしまったのは・・・

リリーの時代の少し前のサフラジェット(女性参政権運動家)から始まり、フェミニズム運動は今でも続いて「女性は生きにくい」世の中、

性差というのは既成概念を持った大人が子供に人工的に植え付けるものである、と欧米では子供の玩具を「男の子用」「女の子用」と分けないポリシーまででてきているのに、

リリーのように、自分の生まれ持った性の身体に居心地の悪さを感じるのはなぜなんだろう・・・・ということです。

私ももの心ついた頃から思春期くらいまで、女の子でいることが恥ずかしいことのような気がしてました。世間の「女像」と自分の違いに抵抗があったし、母親から「女だからこうしろ、するな」とうるさく言われたのも嫌でした。

でも大人になって冷静に見ると、まわりの男子は一般に醜く、女性の方がキレイでいいや、といった感じで適合しような。キレイにしているといいこともあるし。それに親元離れて自由になりました。

でも今また冷静になって見ると、ある特定の男子は女子よりもカワイイことに気づいたので、男女どちらに生まれついてもそれほどの差はないんじゃないか、と思っています。男に生まれてエディになる確率と女に生まれてアリシアちゃんになる確率なんてほぼ同じかと。

それでもリリーのように自分の身体の性に違和感を持つ感情とはなんなんだろう。
画家として成功していたのに、キャリアを捨てても「なりたいものはお嫁さん」だったリリー・・・