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富士写ヶ岳 … サラサラ雪の稜線を歩く。。。
2012/01/08(日) 富士写ヶ岳(942m)2012冬 我谷ダム登山口より
自宅(6:45)→和気の岩(7:30)→登山口P(8:30)→橋スタート(8:40)→富士写ヶ岳山頂(11:35~12:40)
→橋ゴール(14:00)→登山口P(14:05~15)→和気の岩(15:15~20)→自宅(16:10)
2012年 富士写ヶ岳でカンジキデビュー !!
加賀の山中温泉街を通り抜けて、富士写ヶ岳の登山口にやって来た!
この温泉街から見ると、富士山に似ているのが山名の由来であるとの事、なるほど…
車中から見えていた富士写ヶ岳は、確かに先のとんがりが富士山に似ていたかな (^_-)
地形図を見ると登山口の標高は150mで標高差は792m、1000mに満たない低山にしては登り応えあり!
登りでは3時間弱かかったが、下りは1時間20分で下りてきているので、カンジキの成せる技とも言える。
富士写ヶ岳は2008年の秋に一度訪れていて、急坂ありで粘土質の土壌に木の根っこが飛び出し、
やや歩きにくい登山道だった記憶があるが、秋の印象としてブナ林の紅葉が美しい山だった。
前回と同じ、我谷ダムの赤い橋を渡り、夏道の登山口から登り始める。
やはり所々に急登があったが、降りたての新雪なので滑る事もなく、サクサクとしっかり歩けた。
曇り空だったがお天気は回復気味、真っ白な木たちの間から覗く青空は、とても幸せな気分にしてくれた。
視界の開けた稜線に出ると、風の通り道なのか冷たい風が吹き、朝の気温はかなり低いと思えたが
その分、真っ白な木々、モンスターのような枝の木々に出会えて、これぞ雪山の醍醐味!と言える。
先行者のトレースがあり、途中まではややどっしりした雪質でつぼ足で歩けたが、
まずは標高700m手前辺りで、先頭の Y さんがカンジキを履き、後続5名はつぼ足でついて行く。
標高と共に雪質もサラサラで深くなり、標高800m手前でいよいよカンジキの出番となった!
手袋をしていてはカンジキの紐が結べないので、素手になるとその一瞬でも手が凍りそうな冷たさ。
カンジキを履いた後の皆さんの勢いは凄くて、登りでは私だけ着いて行くのがやっとだった (^^ゞ
山頂では私達6名を入れて、17~18名とワンちゃん一匹、Y さんがスコップを持参してくれたので
即席で雪のベンチが出来あがり、日が射すとキラキラ光る、眩しい銀世界を見ながらの昼休憩である。
山頂看板は埋もれており、予想では積雪150cm以上、眼下には芦原市と思える街と日本海が見えていた。
大日山など近くの山はクッキリ見えたが、山頂からの白山は雲に隠れて望む事はできなかった。
雪山の醍醐味と言えばもう一つ、サラサラの雪は足への負担が少なく、滑るようにカンジキで下る事ができる。
登りでついたトレースは無視して、新雪の我が道を行くのが最高に楽しい瞬間でもある。
この日、本当にカンジキ初デビューをしたのは T さんだったが、デビューとは思えない軽快な動き!
毎年履いているのに、カンジキでカンジキを踏んで、下りですってんころりんと白クマになったのは私…
コケそうになったことも数回、ど~も日頃の内股歩きの癖が邪魔をしているのだろうか? (^^ゞ
帰りの車中では青空が広がり白山が見えて、本日の山行を締めくくってくれたようだ。
私の2012年カンジキデビューは富士写ヶ岳となり、6人で童心に返りパウダースノーを満喫してきた。
メンバー Y さん作成のGPS軌跡
和気の岩で日の出を迎える。 我谷ダム登山口P (5~6台駐車可)
お決まりの赤い橋を渡る。 静寂の我谷ダム
夏の登山口から入り、標高335m辺りで送電線の下を通る。
雪の花が美しい。。。
標高650m~850m辺りはやや細尾根(一部雪庇あり)だったが、視界良好で最高に気持ちが良かった。
(左)この辺りでカンジキを履く。 (右)後ろを振り向く。
ややアップダウンしながら山頂を目指す! 白いブナ林に突入。
ブナのモンスター
広い山頂に到着!
大日山方面、山頂は無雪期の2倍の広さに見えていた。
芦原市街方面と日本海 (もしかして、先日歩いた東尋坊が見えていたかも?)
待っていたが白山は現れず、諦めて下山開始!
到着した時は雲も多くて寒々としていたが 「 さあ、下りましょう!」と言った途端に、パーっと日が射してきた。
雲も切れて来たので 「これはまだ下りられないね!」と、下り準備のまま地図を取り出し山座同定を始める。
(右画像)下りで撮った富士写ヶ岳、午後は日差しが強く一段と白く見えていた。
山頂直下、標高820m辺りの細尾根 和気の岩から見た白山
こちらこそ、ご一緒させて頂きお世話になり、ありがとうございました。
実は私のわかん、片方だけ前後にひび割れができています。
長~い横割れと短い縦割れ同時で、来季はやばいかな?と思えます。
アルミのわかんは完璧かと思っていましたが、それなりに弱点があったのですね!
ロックタイト…優れモノですね! でも木のひび割れには使えないのでしょうね?(^^ゞ
素晴らしい白銀の世界に行ってきましたね。
何もない?白だけ世界に入るのも良いですね。
白山の姿見えなくて残念でしたが、ブナのモンスター…これが見れて良かったのでないでしょうか。
素晴らしい風景に仲間・・・今年の初登山(かな?)に乾杯!
ロウバイとソシンロウバイは別物で、一般的にソシンの方が少し開花が遅く、ロウバイより上品な花です。
まだ踏まれていない雪に足跡を残しながら進むのは楽しそうです。ひょっとしたら動物には先を越されてるかも・・・。(笑)
ソシンロウバイ…そうでしたか、どちらも淡い黄色が可愛いですよね。
まだ一度も実物を見た事がないので、咲いている今がチャンスかな (^^)v
気温はマイナスでも、太陽が顔を出すとポカポカととても暖かく、白の世界に寝転ばって青空をずっと見ていたい気分でした。
昨夜の雪で金沢市街も白くなりました。 あのモンスターが一段と大きくなっているかも知れません (^^ゞ
下りでは、新雪を踏みながら自分の足跡を残せるのが快適で、カンジキの醍醐味なのですが、
山頂では踏み跡の無い個所を見ると、何故かそっとして残しておきたくなります。
綺麗な高山植物のお花畑を見つけた時のような、とっても絵になる光景だからかな。
時々見かけるのですが、ウサギやリスなど小動物の可愛い足跡がついていると、もっと絵になります。
雪山は一歩間違うと怖い世界ですが、想像力を掻きたてるメルヘンチックな世界ですよね (@_@。
手袋を着けての装着にもっと早くならないと凍えそうで、今後の課題ですね。次はどこに行きましょうか・よろしく。
山姥さんが駆け下りる姿は、白い雪の中をピョンピョン跳ねている赤い兎のようでしたよ!
私はいつも赤い兎を追いながら、必死で後ろをついて行っています (^^ゞ
片方失くしたのなら、気付かずにザックから落としたのかな? お陰で?新品ゲットですね (^^)v
カンジキは(私が名付け親の)石川結びにしてから、けっこう楽にはなりましたよ。
次の山行が楽しみです。 こちらこそです、またよろしくお願いします。
コメント有難うございました。
あの見事なそして珍しい【枝垂れ栗】は、長野県上伊那郡辰野町に生えているようです。
枝垂れ栗は辰野町小野地区に自生しており国の天然記念物に指定されています。
一度拝見したいですね。
へ~そうだったんですか、富山ではなくてちょっぴり残念ですが (^^ゞ
あの研いたような木の色と枝っ振りは、見事としか言えないです。
ホントに見てみたいですね!