御池岳…ボタンプチからの紅葉と石灰石
2014/10/11(土) 御池岳(1247m)~ボタンプチ周回
滋賀県 倉掛トンネル登山口より
金沢西IC(5:40)→彦根IC(7:40)→登山口P(8:10~20)→倉掛峠(8:40)→鈴北岳(9:50)→鈴ヶ岳分岐(10:10)
→御池岳(10:55)→ボタンプチ(11:15~45)→奥の平(12:00)→御池岳(12:15)→鈴ヶ岳分岐(12:45)→
鈴北岳(12:50)→倉掛峠(13:30)→登山口P(13:45~55)→彦根IC(14:30)→金沢西IC(16:30)
トレーニングを兼ねて初秋を満喫!
秋山には縁がなく、約2ヶ月振りに登る事になったのが、滋賀県東近江市の御池岳(1247m)であり
標高差は600m強、比較的楽に登れる山と言う事で、久しぶりの私には良いトレーニングの山行でもあった。
倉掛トンネルは三重県側が災害(道路崩壊)の為、現在通行止めになっていたが、登山口Pはトンネルの直ぐ手前(右側)
3連休の初日で天気予報も良かったので、既に20台ほど止まっており、ほぼ満車、結構人気の山のようだった。
最初の登り、小さな祠のある倉掛峠までの標高差150m程はやや急登であったが、20分程で到着!
その後は細尾根であるが視界も開けて心地良い風も吹き、1056mピーク経由で鈴北岳1182mまで1時間10分程。
鈴北岳からは目指す御池岳も良く見えて、360度の視界、後方には自分たちが歩いてきた尾根も見下ろせた。
鈴北岳で後ろから来た若い男性に、携帯で撮って欲しいと写真を頼まれ、私達にも撮りましょうと声をかけて頂いたので
目指す山頂ではないが、せっかくなのでここで記念の集合写真(7名)を一枚撮って頂いた。
この男性は先に行かれたので、何となく我々も後ろを追って5分程歩いて、先頭のリーダーがふと立ち止まった!
地形図の登山道とは違う方向に歩いていたようで、GPSで位置確認後、途中で見逃したと思える正しい分岐に戻り
我々は事なきを得たのであったが、それにしても先程の男性は、いったい何処を目指していたのだろう?
その後、この男性には山頂でも会えていないので、間違えたのか?別の場所を目指していたのかは不明である。
我々は地図通りに正しい方向に進んだが、その後もいくつかの分岐で登山道が分かりにくく難義(>_<)
広過ぎて何処を歩いても変わらない場所(登山道)で、方向が掴みにくかったり、踏み跡のない草原を横切ったりして
GPS現在地と地形図とコンパスを頼りに、山頂であろう方向を目指して、やっと山頂にたどり着いたのであった。
先に到着していた何組かの方達も、登山道が分かりにくかったとの事で、やはり同じであった。
山頂では長居せず、その先にある「ボタンプチ」と言う場所を目指して直ぐに出発した。
山頂付近は樹林帯に囲まれていたが、少し先に進むと視界の開けた草原地帯であり、20分程で到着!
地形図を見たら一目瞭然なのだが、御池岳の南西方向一帯は切り立った崖であり、その淵の一ヶ所がボタンプチ!
紅葉には若干速かったが、回りは秋色に包まれ、解放感いっぱいで気持ちのよい場所、ここで昼休憩とした。
帰りは1241ピーク(奥の平)を周回して再び御池岳山頂に戻り、今度は木に赤いリボンが見えたので
リボンに従い下山して行くと、登りの景色と全く雰囲気も方向も違っていたが、ちゃんと踏み固められた登山道であり
地形図には載っていないのでやや不安ではあったが、途中で別の登山道に合流するようで、そのまま進んだ。
やがて見覚えのある分岐に辿り着き、地形図に載っていたのはもしや旧道(廃道)か?と思えた。
分岐に案内看板はあったのだが、とても分かりにくく、何と言っても地形図と全く違うので、初めてでは迷うだろう。
下りに使った登山道であれば、何ら迷うことなく、簡単に山頂に辿りつけるが、地図の更新が遅れているようだ。
メンバーが調べた御池岳にまつわる話では、この山には「ヒル」が多い(例年9月頃まで)とのこと、
草原地帯の一部では、苔の野原のようだったので、見た目には美しいが、じめじめしている為、ヒルが多いのか?
そして道迷いで遭難者も多いと言う事で、最多では何と!6日間も山中を彷徨っていた方がおられたらしい。(^^ゞ
私達が登りに使った(地形図通りの)登山道は、確かに下りでは、ガスの時など迷っても仕方ないと思える程である。
鈴北岳からの下りは、山慣れしたメンバーばかりなので、いつもの如くあっという間であった。
久々の歩きだった私は足が痛くなる寸前だったけど、何とか着いて行けたかな(^^ゞ
思ったよりもハードトレーニングになったけど、今年初めての秋山を満喫、また訪れてみたい山となった。
山旅ロガーGPS軌跡…単純標高差617m、往復歩行距離10.5km、往復タイム約5時間40分(休憩含)
倉掛トンネルの真上が登山道。
通行止めであったが、幸い駐車場はトンネルの右手前 駐車場の一番奥(左手)が登山口
最初の鉄塔出合 倉掛峠の祠
峠を過ぎると左手が開けた細尾根 2番目の鉄塔出合
広くて眺望の良い草原地帯が続く。。。
中央ピークは鈴北岳
鈴北岳に到着した。
鈴北岳山頂 鈴ヶ岳方面
鈴北岳山頂から登って来た方向を振り返る…奥に一番高く見えているのは伊吹山と思われる。
一番ピークが御池岳…登山道は緩い下りで真っ直ぐ伸びているので、間違えそうになったが
山頂から若干(100m程)下ってから、右前方に入る登山道があるので、大きく巻いて御池岳に至るようになる。
この辺りも広々大地…カルスト台地特有の白い石灰石の塊が時々見られるようになる。
緑の苔と草紅葉が美しい大地を行く。。。
白い石灰石がゴロゴロ…。
間違えやすい分岐!…登りでは(地形図通りで)間違えたので、ここは必ず左に進むべし!
笹のヤブコギをしながら、ようやく山頂に到着!
御池岳山頂(1247m)にも石灰石がゴロゴロしていた。
山頂を後に、ボタンプチ周回コースを歩く。。。
奥の中央(丸く見える場所)がボタンプチ
手前にも程良い休憩箇所があった。
眺望の良い「ボタンプチ」で昼休憩…御在所岳などが見えていた。
ボタンプチから左手の紅葉
ボタンプチから、右端の 「奥の平」 経由で左端方向の山頂までプチ周回して戻った。
奥の平 赤く色付く葉っぱ
再び山頂に戻り下山開始!
夏場は蛭が多いと言うだけあって、じめじめしている為か?見事な苔の原が続く。。。
下山口(登山口)近くの木々一帯が、全て紫色のテープで巻かれていたのが気になったが、もしや虫対策??
突拍子もない私の予測では、ビニールテープで滑るので虫が這い上がれず、木が枯れない対策とか?(^^ゞ
虫が飛んで来れば、何の意味もないので、やっぱりハズレか?気になるなぁ…いったい何の為だろう?
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