雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

霊仙山(1094m)…カルスト台地を歩く。

2015年05月10日 | 北陸&長野県以外の山

霊仙山最高点手前のカルスト台地


2015/5/10(日)  霊仙山(1094m)…カルスト台地を歩く
                  榑ヶ畑登山口~今畑登山口~西南尾根登山道周回  (滋賀県米原市) 


金沢西IC(6:10)→米原IC(8:00)→榑ヶ畑P手前で路駐(8:25~40)→榑ヶ畑登山口(8:50)→汗拭峠(9:15)
→今畑登山口(9:55)→近江展望台(11:55)→最高点(12:40)→霊仙山(12:55~13:40)→
お虎ヶ池(14:05)→お猿岩(14:15)→汗拭峠(15:00)→山小屋かなや(15:05~15)→榑ヶ畑登山口(15:25)
→路駐P(15:40~16:00)→米原IC(16:20)→金沢西IC(18:05)



カルスト地形とお花を楽しむ ♪


当初の計画では、榑ヶ畑登山口より霊仙山最高点までのピストンであったが、トイレ休憩で立ち寄った
JR醒ヶ井駅の霊仙山案内ポスターを見た皆さんから 「 お天気も良く周回コースを歩きたい 」 との意見があり、
CL、SLさんが下見の時にも周回した為コースを把握しており、汗拭峠にまた戻れる事なども考慮して、
参加メンバーの事務局長さんの許可を得て、急きょ西南尾根登山道先回りの周回コースを歩くことに決定した。


 噂に聞いていた通り人気の山のようで、最後尾の路駐の車の後ろに我々の4台も路駐となる。
本来なら榑ヶ畑登山口に駐車場があるが6~7台分しかなく、土日は手前の路肩空き地や路駐が必然的!
我々も遥々やってきたグループであるが、群馬、大阪、京都や名古屋Noなど県外車も多数!
数えた訳ではないが車は既に50台程あったと思える。


 榑ヶ畑登山口(標高約380m)から汗拭峠分岐まで110m程の登り、樹林帯なので汗は拭かなくても直ぐに到着!
ここから大洞谷へは急下りで虎ロープが連続、ここを登ったら峠で汗を拭くのだろうか?

谷に降りてからは川を数回渡渉しながら歩き易い水平道、落合集落手前では工事用のショベルカーで塞がれていたが、
日曜日で人影なし、スルーして落合集落からしばらくは車道歩きで、今畑登山口に至った。

あれっ?今までのアップダウンは何だったの? 登った分より更に下りてきたのかぁと言う感じではあったが、
気持ちを新たに今畑登山口、標高約320m
 (間もなく時計は10時)から再スタートを切った!

休憩は多めだったが、最高点経由霊仙山山頂までピッタリ3時間の標準タイムで到着!子供たち(地元の小学生?)の
大集団などで賑わう山頂でやや遅い昼休憩となったが、遅い休憩のせいで後半は静かな山頂を楽しめた。
稜線では涼しいと思った風も 山頂では肌寒く、皆さん上着を羽織る。 山頂には二等三角点、
琵琶湖を眼下に岐阜の山々や伊吹山などが間近に見えていたが、遠くの山は春霞でややボンヤリだった。


 下りのお猿岩までは、ゆっくりとカルスト地形が楽しめるメインストリート登山道であり、広い大地で解放感があり、
何処でものんびり出来るのが人気のゆえんであろうか? 山小屋かなやには有料(100円)の簡易トイレや
飲料かどうか不明の水場、有名な無人の各種飲料販売、長椅子もあって休憩ポイントである。

周回コースとなり時間が心配されたが、皆さんの頑張りと昼休憩を45分にした事で最終的な遅れは30分弱のみ!
気も楽になり、
若干遅れていた2班を待ちながら大休憩し、全員揃って駐車場に戻ってきた。 

 

霊仙山GPS軌跡…路駐Pより歩行総距離13.9km    榑ヶ畑登山口より登り4時間5分、下り1時間45分



霊仙山 榑ヶ畑登山口


 
苔生した石垣だけが残る、榑ヶ畑廃村跡を歩く。。。右画像奥の建物が山小屋かなや(本日休業)



山小屋かなやの無人販売所…無人かと思ったら、アヒルさんが横目でしっかり見張っていた(^^ゞ
ペットボトル200円、缶ビール350円、オロナミンC150円、缶ジュース100円など種類豊富!


 
   汗拭峠からの急下り!                川の渡渉が2回ほどあった。


 
ここも平成24年9月の大雨の影響?途中の登山道でも根っこ毎倒れた無残な木が多数見られた。
(右画像)建物がしっかり残っている廃村(落合集落)の中を歩く。。。



県道沿いの今畑登山口から再スタート!…(ちなみに落合ルート通行不可との張り紙があった!)



廃村、今畑集落に残るお寺の庭に見頃で咲いていた 「 クリンソウ 」


 
落ち葉でフカフカの歴史を感じる登山道           木漏れ日と爽やかな風の中、快適な尾根歩き。。。



花と新緑の広い台地



これは何の木?根元から細い枝数十本に分かれた木ばかりの森、北陸では余り見かけない。



標高700m付近の登山道に 「エビネ」 が群生して見られるようになった。



乾燥しすぎて足元が滑り、踏ん張り所の急登であったが、振り向いたら絶景だった。
急登が終っても石灰岩がゴロゴロで歩きにくかったが、独特の雰囲気を楽しめた。
足元の一面グリーンは全て「ニリンソウ」の新芽で、6月頃には一斉に白い花を咲かせるのだろうか?



近江展望台でも岩ゴロゴロ歩きは続く。。。



左手側は、最高点の(画像右ピーク)から霊仙山(画像左ピーク)への稜線が一望


 
右手側は、萌黄色、濃いグリーンから淡いグリーンまで、目に優しい山々のコントラストが美しかった。



最高点手前のカルスト台地



最高点経由で、ついに霊仙山山頂が目前! 何故か足早になる。。。


 
霊仙山(1084m)山頂にて集合写真            霊仙山の二等三角点と、奥に伊吹山



下山路の経塚山より、避難小屋方面 (谷山谷登山道は、2015/4月現在通行不可です)



お虎ヶ池は琵琶湖の形に似ているとか。



下りでも歴史を感じる新緑の登山道あり、途中から汗拭峠までは若干急なジグザグ下り。

短時間とは行かないが、周回コースは変化も楽しめてお勧め、もう少し早ければ福寿草の群生も見られたようだ。 
2015年4月現在は通行止めと書いてあったが、上丹生登山口からの「谷山谷登山道」には
屏風岩や漆ヶ滝など見所もあるらしく、また同じコースでも季節を変えて違う花々が楽しめそうな山である。


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