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雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

白馬鑓温泉と白馬鑓ヶ岳(2日目)

2011年10月19日 | 長野県の山

朝日岳、白馬岳、杓子岳…白馬鑓ヶ岳山頂より


 2011/09/10(土) ~11(日) 白馬鑓温泉と白馬鑓ヶ岳 (2903m)
       
                                           長野県白馬村 猿倉(標高1250m)登山口より


猿倉~白馬鑓温泉 (1日目)
白馬鑓温泉~白馬鑓ヶ岳~白馬鑓温泉~猿倉 (2日目)


富山県側はスッキリ大展望!


朝ご飯はお弁当にします!…と言うので、早々出発と思い5時前に外に出て来たのは私を含めて4名 !

皆さん寝坊かな?と、5時出発を疑いもせず3名を待つ事30分!…後ほど5時半出発と判明し、ガクっ (>_<)
こんな勘違い野郎が4人もいるのだから、リーダーは寝る前に明日の予定などを皆と確認すべきである!
朝の30分は貴重なんだから…と、自分の事は棚に上げて、口では言えないのでここに書いておこう (^^ゞ

鑓温泉からご来光は望めなかったが、5時半はすっかり日が昇り明るかった。
鑓温泉で更に温泉三昧をしたいので、白馬鑓ヶ岳はパスしますと言う3名を残し小屋裏から7名で出発した。
20分程平坦な登りを過ぎると、そこから標高差100m程は 「この先事故多発!注意せよ」 との看板あり!
ストックは使えず三点支持、滑りそうな大岩や階段と鎖場が続くのだが、10分程で通過して一気に高度を稼ぐ。

やや危険個所もあったが、そこを過ぎるとガスが切れ、どうやら雲の上に出たようで頭上は一気に青空となった!
稜線も見渡せ、白馬連山高山植物帯と言う肩書通り、8月頃まではお花畑が広がっていたのであろう
と思えるなごりの、綿毛になったチングルマや咲き残る花々…カール状の大草原(大出原)に出た。

大草原を見ながら青空を御馳走に、ここで朝食タイム!

やがて2740mの稜線に出ると、そこは唐松岳方面の天狗山荘と白馬鑓ヶ岳方面との三叉路になっており
下からは死角になって見えなかった白馬鑓ヶ岳が、目の前にド~ンと見えていた。
あと一息だ!鑓ヶ岳方面から下りて来る人達が、山頂展望の素晴らしさを伝えてくれるので
剱岳がどんな風に見えているのか?白馬岳は?と、気持ちは弾み期待も膨らむ。

山頂に向かって稜線を歩き始めて5~6分、後ろを振り向くと剱岳がポッコリ頭を出していた。
後ろに伸びる稜線の先には、雲海に浮かぶ、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳
その奥には槍ヶ岳の小さな尖り頭が見えだし、前穂高や奥穂高も見えて来た。
高度を稼ぐ度に大きくなって行くので振り向くのも忙しく、時々皆で立ち止り、後方から目が離せない。

そして山頂直下に立った時、もう後ろは問題ではないくらい、杓子岳、白馬岳、旭岳が大きく目に飛び込んできた!
予想よりはるかに近い距離に見えており、白馬三山の迫力と魅力をガ~ンと思い知った。

白馬鑓ヶ岳から、目の前に伸びる杓子岳への巻道と山頂への登山道、そして白馬岳までの稜線もクッキリ!
雲海に浮かぶ白馬岳が、ここから見るとこんなにもカッコ良い山だったのかと改めて見入ってしまった。
東側(長野県側)には雲海が迫っていたが、富山県側の眺望は素晴らしく、しばらく山頂で釘付けとなる。

擦れ違いざまに言葉を交わす登山者で、大雪渓経由で下山すると言うグループも多かったので
このまま鑓ヶ岳から稜線を歩き、大雪渓を経由して猿倉に戻っても、小一時間くらいしか変わらないだろう。。。
と、鑓温泉に戻るつもりで置いて来た荷物は、宅急便で送って貰おうか?などと話題になったり
来年はあの大雪渓から登り、2泊を予定してのんびり白馬三山を巡ろう…いつの間にかそんな会話に。

白馬鑓ヶ岳は当初、鑓温泉の 「おまけ」 のように思っていたのだが、とんでもない誤算だった (^^ゞ
結果的には嬉しい方の誤算であった!…と言う事になるだろうか、と言う訳で
「おまけ」 は、もはや鑓温泉の方だったと言える、素晴らしい山頂展望が望め、大・大満足であった。


小屋は雲海の中だったが…


 
小屋裏にある白馬岳、唐松岳への登山道                小屋を振り返る!


 
いきなり鎖場出現! ハードな箇所は10分程で乗越えられるが、一枚岩が滑るのでストックは危険!


眩しい青…雲の上に出た!


 
大出原に出て稜線を目指す!


 
 ここを登りきると…               稜線場の三叉路に出た!



三叉路からの白馬鑓ヶ岳…何だか白くて巨大な砂山のように見えていた。


 
 三叉路から天狗、唐松岳方面               九十九折りの登りで山頂へ


 
後ろを振り返ると、おっ剱岳の頭が!            望遠ではしっかり見えた。


 
白い砂山の正体は足元の細かくて白い石         東側はずっと雲海の中だった。



立山連峰、剱岳、毛勝三山が、どんどん大きく見えて来た。



剱岳の山頂からも白馬鑓ヶ岳が見えていたが、同じ快晴でも太陽の位置などで見え方が違ってくる。
今日のこの時間、この位置から見る剱岳(裏剱)は綺麗に望めてとても近く感じた。


山頂は細長く広い


 
山頂と白馬岳への分岐                   分岐から白馬岳への稜線      
東側(長野県側は)終始ガスっていて雲海の中だったが、富山県側はスッキリ晴れて日本海の水平線も望めた。


 
白馬鑓ヶ岳山頂 と 山頂三角点



白馬岳と白馬山荘をアップで!…長野県側は鋭く切り立っている様子が分かる。



唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、そして奥には雲海に浮かぶ 前穂岳岳、奥穂高岳、槍ヶ岳の姿が!



北アルプスの奥、雲海に浮かぶのは白山か?


カシミール画像と比較!





やはり、白山が見えていた。


 
杓子岳をアップで…白馬鑓ヶ岳から見ると、白馬岳までの稜線が一望である。
巻道経由で杓子岳に登らなくても白馬岳に行けるようだが、ここを通る時は是非、杓子山頂に寄りたい。


山頂を堪能して下山。。。


 
         山頂を振り返る          下山方向…見る見る剱岳が消えて行く!


 
夏休みの家族連れなどもいて、鎖場がかなり停滞していた。        鎖場を振り返る。


登山口に戻って来た!


 
    猿倉山荘の外テーブル        ご褒美にかき氷(400円)を頂きました。



昼前に鑓温泉小屋に到着したので、再度温泉で汗を流し、午前中の疲れを取ってから下山した。
温泉三昧をした後も、小屋から猿倉までにはまた汗を掻いたので、みみずくの湯にて入浴後、金沢に戻った。
日中はこんなに良い天気だったと言うのに、みみずくの湯をでた途端に小雨が降ってきた。
その後、一時どしゃ降りとなって驚かされたが、何があろうと下山後で良かった (^^ゞ



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