雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

籾糠山(1744.3m)紅葉散歩…

2011年10月26日 | 北陸&長野県以外の山

天生湿原の紅葉


          2011/10/13(木)  籾糠山(1744.3m)紅葉散歩。。。     天生峠登山口より


自宅(5:00)~金沢東IC 経由 白川郷IC→天生峠P(6:55~7:05)→天生湿原分岐(7:30)→カラ谷分岐(8:00)
→木平分岐(9:15)籾糠分岐(9:40)→籾糠山山頂(10:05~11:15)→籾糠分岐(11:35)→天生湿原(12:35)
→天生P(13:15)~お風呂( 白川郷の湯 )~五箇山IC 経由 金沢東IC→自宅(16:30)


AMOU NATURAL PARK

天生(あもう)県立自然公園の中に籾糠山がある … 「 紅葉が美しい山 」 と、噂に聞いていた籾糠山だったが、
自然公園と称するだけあって、登山と言うより公園散策と言った方が相応しいかも知れない。

至る所に休憩用のイスが設置され、急登は枯れ木などの天然木で作られた階段の登山道である。
カラ谷分岐からは三叉路となり、木平探勝路、カラ谷登山道、ブナ探勝路 と分かれている。
どちらに進んでも距離、時間共に大差はなく、往復で違う景色を楽しめると言うのも魅力の一つだろうか。

ブナ、カツラ、トチ、ダケカンバなどの天然巨木や、数ヶ所の湿原など見どころが多くあり、
今回すれ違った方達が、山頂を目指す登山者ばかりではなく、軽装(普段着、普段靴)の理由も納得!
初夏の高山植物から秋の紅葉まで、のんびり湿原周りを散歩しても、十分楽しめる場所である。

天気は曇りのち雨…の予報だったが、この日しか休みがないと言うメンバーの希望で山行が決まった。

日の出前の早朝出発だったので、天生峠駐車場には7時ちょっと前、一番目の到着となる。
トイレを探している間に、何だか慌てた様子の軽トラックが1台やって来た。(入山協力金の徴収係さん達だった)
そっか…7時からのお仕事なら、もう少し早く到着していれば?と、メンバーが小さい声で囁く (^^ゞ
入山協力金は、車一台に付きの金額だと思い込んでいたが、実は一人当り500円だと言う事で
4人で2,000円はちょっと痛かったのである! 家族連れには負担の多きな散歩となりそう…

それでも徴収係のおじさんから、紅葉は今がピークですよ!と言う言葉を頂き、気を良くして出発!
天生湿原に到着すると、湿原周りの紅葉は正に今始まったばかりであった。
道中も、黄色、オレンジ、赤のモミジや、黄色のブナ林、やや残る緑が余計に鮮やかさを引き立てていたが
残念だったのは、太陽が分厚い雲に隠れていたので、画像として見た目ほどの鮮やかさが撮れなかった事だ。

山頂からの眺望は期待していなかった…と言うのは、道中に山頂は狭いと書かれており
特に曇り空で期待薄と言う事もあったのだが、雲海に北アルプスや、乗鞍岳、御岳山が頭を出していて
駐車場までの道中で白山が見られた事もあり、考えて見れば標高は1744.3m、なかなかの山である。

山頂では私達を含めて8人程が一緒になり、10人位までなら過ごせそうだったが、やはり狭い。
平日の曇りでこれだったら、快晴の土日で紅葉時期なら、どれほど混雑するだろうか?
そんな事を考えながら下山開始! 登りは木平探勝路を来たので、下りはブナ探勝路を通る事とし
黄色く色付いたブナ林を、ゆっくり十分に堪能して、再び天生湿原を通り駐車場に戻った。

東海北陸道の開通で白川郷も意外と近く感じ、気軽に走って行ける場所である。
白川郷ICからは、林道のようであるが一応は国道365号線であり、カーブも多く狭いが舗装されていて
白山スーパー林道のように高い通行料もいらず、走りながらの紅葉もしばし楽しめた。

新緑のブナ林とミズバショウの群生、初夏はお花畑、ニッコウキスゲの群生などが楽しめるようで
今度は初夏、晴れた日を選んで (^^ゞ 再度訪れてみたい山となったのである。

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飛騨市観光サイト から天生自然公園探索マップ(PDF)がダウンロードできるが、
入山協力金を支払うと、人数分だけ現地で貰えるパンフレットと同じだ。
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駐車場に一番乗り!


 
赤い屋根はトイレ                        駐車場横の登山口へ


 
落ち葉を踏みしめながら出発、頭上にも赤いモミジが…空が青くなくて残念!


 
ナナカマドの実も真っ赤で目を引く。


湿原周りが一番綺麗だった!


 
天生湿原の周りでは、鮮やかな紅葉を楽しんだ ♪



水は枯れていたようだが、湿原周りをグルッと一周できるように、木道が付けられていた。


 
ちょっと目につく、赤と黄色


 
      カツラの巨木の根っ子                   カラ谷分岐から木平探勝路に入る。


 
(左画像)熊よけのドラム缶が2ヶ所に設置されていた。  (右画像)所々で目についた携帯トイレ用テントだが
300円で携帯トイレを購入してこの中で使用し、帰りに登山口のBOXに捨てられるようだった。


 
黄色のモミジ と オレンジのモミジ


 
    木平分岐(標高1520m)                  木平分岐から、カツラ門方面の紅葉


  
  木平分岐からすぐの籾糠分岐                 いよいよ山頂への最後の登り!


そして山頂! 


 
急な階段を登りきると、一気に視界が広がり、三等三角点のある明るい山頂に着いた。



眼下に広がる山頂からの眺望



剱岳、立山、薬師岳、槍ヶ岳、穂高連峰、焼岳、乗鞍岳、御嶽山…が、何とか確認できた。
こんなに遠くて、どうってことないのだが、ここで見えたと言うのが何故か嬉しい
穂高連峰を縦走して、つい3日前の10月10日には、あの奥穂高岳の山頂にいたのだから (^^ゞ



槍と穂高を望遠で。


下りはブナ探勝路へ


 
黄色に染まったブナ原生林の中を下る!                         ブナの巨木


カラ谷分岐を経て、再び天生湿原へ



行きで半分歩いたので、帰りは残り半分の木道を歩いた。



中央やや左に小さく見えているのは、行きでお参りをしてきた、小さな祠のような 「 匠屋敷 」


 
駐車場に戻ってきたら、車がいっぱい!                汗を流した 「 白川郷の湯  」



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2 コメント

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紅葉 (cfpilot)
2011-10-27 02:52:31
我が家は毎年ちょっと北のユタ州南部に紅葉を観に行っていますが、シラカバの黄色やオレンジ色が大部分を占めています。
何色もの色を楽しむにはもっと遠くに行く必要がありそうです・・・・・。
カツラの根っこは見応えありますね。
返信する
cfpilot さんへ (snoopy)
2011-10-27 15:09:18
いつもコメントを頂きありがとうございます。

ユタ州何部ですか、cfpilot さんのお陰で、アメリカの地理にちょっと興味が湧いてきました (笑)
転勤族なので、金沢の街を把握するのに必死でしたが、今度は「Google Earth」で世界地図を見ようと思います。
シラカバの紅葉時期は、日本と同じ頃でしょうか? また報告ブログをお待ちしていますね (^^♪
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