ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

飯塚氏、いまだ逮捕されず

2019-05-22 14:57:52 | Weblog
12人が死傷した池袋暴走事故からずいぶん日が経ちました。自らもけがのため入院していた飯塚幸三元院長が退院し、任意の事情聴取が行われましたが、いまだに逮捕されていません。退院後に逮捕されるのではないかと思っていたのですが、少し意外でした。多少、上級国民という理由もあるでしょう。しかし、映像で見たところかなり飯塚氏は衰弱していて、拘留に耐えられない可能性があると警察は判断しているのではないでしょうか。拘留中にもしものことがあれば、今度はネットを中心とした市民の怒りが警察に向くことになるでしょうから。

もし逮捕はされなくても被告人として裁かれることにはなると思います。しかし、被害者遺族が望んでいる厳罰という事はないでしょう。執行猶予付きの判決となる可能性が高いですね。この流れで進めば特別扱いを受けているとは思いません。ただし、もし彼が被告人として裁かれなかったとしたら、それこそ上級国民は何をしても許されるという意識を国民に植え付けることになるでしょう。

それにしてもあの衰弱状態で運転しているんですからね。しかし、政府も分かっていながら高齢者運転に強く踏み込めない理由があります。ずばり選挙です。若い人が自民党を支持しているとも言われますが、そもそも若年層ほど投票率が低く、有権者数も少ないためさほど影響がありません。それに対し高齢者は人数も多いことに加え、投票率が高く、選挙結果の行方を大きく左右します。政府は彼らを怒らす訳にはいかないのです。

ならばこのまま指を加えて見過ごすしかないのか?やはり社会が高齢者運転を害悪として認識することが大事です。日本は外国から見ると煙草に対しては厳しく、酒に対しては甘い国と映っています。それは日本社会が煙草は害悪、酒は多少の害はあっても良い面もあるという認識を持っているからです。よって社会が高齢者運転に対して厳しい目を向ければ、国は渋々ではあっても動かざるを得なくなります。そうでなければ、高齢者運転で犠牲になった人々は浮かばれません。

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