ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

菅野びいきがアイドル女優史を検証する

2012-02-13 22:12:31 | Weblog
国内外で相次いだ40代の訃報、ショックです。僕も40代に突入していますから。書きたいことはありますが、本題に入れないのでここで止めておきます。

電子書籍の方はタイトルを決めました。「パニックの息子」。ちょっと「イグアナの娘」を意識したかも。その「イグアナの娘」というドラマからアイドル女優の概念が変わったと僕は思うのです。

71年生まれの自分がアイドルを見てきたのは80年代から。松田聖子が登場した頃ですね。それから30年のアイドル女優の変換を少し振り返ってみます。

松田聖子、中森明菜は映画主演もありましたが、やはり歌中心のアイドルでした。小泉今日子もドラマも映画もヒットしたけれど、やはりアイドルとして人気がありました。薬師丸ひろ子、原田知世は女優色が強かったですが、歌を出してもヒットを連発しましたから、アイドルとしての人気がありました。

「スチュワーデス物語」。どじでのろまなカメを夢中で見てました。しかし、主演の堀ちえみは客観的に見れば80年代のアイドル演技の典型でした。

個人的に好きだったのは斉藤由貴。「スケバン刑事」を見てましたね。演技自体は輝きはあったと思いますが、完成度はまだまだだったと思います。それに彼女もシングルを出せばオリコンチャートで常にベスト5には入っていました。やはり彼女も総合的なアイドル人気がありました。

そして宮沢りえ。彼女がブレイクしたのはまずCMだったと思いますね。女優としても活躍しましたが、アイドルの域を出ていなかったと思います。歌も良く売れました。ヌード写真集は社会現象でした。彼女はアイドルとしては天才でしたが、女優としては天才ではありませんでした。

そして菅野美穂。彼女がブレイクしたのは「イグアナの娘」。ここで不動の人気を得ました。僕もここからファンになりました。演技力もキャリアは浅いはずなのに完成度が驚くほど高かった。それでいて10代特有の輝きもあった。しかし彼女に限れば歌はそれほど売れませんでした。菅野さんのヒット曲といえば「愛をください」の劇中歌、「ZOO」ですが、もうアイドルではなかったですね。アイドル性では広末涼子の方が凄かったですね。

こうしてみていくとやはり菅野美穂がアイドル女優の分岐点だったと思います。歌は売れなかった。しかし、女優としてすでに一流でした。

菅野さんの流れで上戸彩、綾瀬はるか、堀北真希らが登場してきた訳です。かといって80年代型アイドルがいなくなったかといえばそうではありません。AKBの前田敦子はその典型でしょう。

80年代型アイドルと菅野型の女優力の高いアイドル。武井咲ら次世代アイドルがどちらに属するのかは僕には分かりませんが。あくまでも菅野びいきのアイドル女優論(笑)でした。

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