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BCGワクチンの有無で桁違いの差!コロナ死亡率で約1800倍の調査報告!「日本株」に最強の抑制効果か

2020-05-17 | 医療、健康

WHOとか他のところで関係ないということでしたが、以前も紹介したBCGもいろんな株があって、初期の日本株やロシア株を打っているところが、死亡率が低いということでした。宮坂先生だったかが、BCGを打つことによって、周辺の自然免疫が刺激されてできるということでした。それで、新型コロナにも効いている可能性があると。記事で紹介しましたね。

自然免疫を一番強く刺激できる免疫増強物質はBCGとは、日本株の日本人でよかった。

〚人口100万人あたりの死者数〛
BCGワクチンの集団接種無し
アメリカ:227人
イタリア:490人
フランス:396人
スペイン:553人

BCGワクチンの集団接種有り
日本:4.4人
中国:3.2人
韓国:5.0人
台湾:0.3人

BCG有無でコロナ死亡率「1800倍差」の衝撃 日本や台湾で死者少ない「非常に強い相関」〈AERA〉
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f0634eda0ece2b364664f69a29fbabd684ccb3a

 大阪大学免疫学フロンティア研究センター招聘教授の宮坂昌之さんがそう指摘するのは、米ニューヨーク工科大学の研究者らが3月末、「BCGワクチンが新型コロナに対する防御を与えているのかもしれない」と結論づけた論文についてだ。
 各国の新型コロナの感染者数や死者数の人口比と、BCGワクチンの接種状況を調べたところ、感染率や死亡率は、接種していないイタリアやベルギー、米国などで接種している国々よりも統計学的に有意に高かったとしている。
 新型コロナの感染や致死率とBCGワクチン接種の関連を継続的にフォローしている宮坂さんは言う。
「人口100万人あたりの死者数でみれば、よりクリアに相関が浮かびます」
 人口100万人あたりの死者数は、集団接種を行ったことがない米国が227人、イタリアが490人。過去に広く接種していたものの現在はしていないフランスは396人、スペインは553人。一方、BCGを広く接種している中国は3.2人、韓国が5.0人、日本は4.4人。台湾に至っては0.3人にとどまる(いずれも5月7日現在)。台湾とスペインでは1800倍超の差がある計算だ。
 BCGワクチンの接種の有無によって死亡率にケタ違いの差が出ており、宮坂さんによると、この傾向は検査数が増えるにつれ、より明らかになってきたという。偶然の一致では片付けられない──。そう思わせるデータだ。
BCGは、結核菌を弱毒化させた生ワクチンだ。細い9本の針痕が腕に残る「はんこ注射」といえば、思い出す人も多いだろう。日本では、1943年にワクチンの結核予防効果が確認されて以降、接種が始まり、48年に結核予防接種が法制化された。現在は全ての乳幼児が接種対象だ。
ただ、集団接種を行っている国の中でも、100万人あたりの感染者数や死者数には開きがある。その背景として宮坂さんが着目するのは、BCGワクチンの「株」の種類だ。1921年に仏パスツール研究所で開発されたBCGは、結核の予防効果が確認された後、生きた菌が各国に「株分け」された経緯がある。「最も初期に分けられたのが日本株とソ連株です。デンマーク株はそれから10年ぐらいたってから、パスツール研究所からデンマークに供与されました」(宮坂さん) 日本株は台湾やイラクなど、ソ連株は中国など、デンマーク株は欧州各国などにそれぞれ分配されたという。株による死亡率の違いはなぜ生じるのか。カギとなっている可能性があるのが、ワクチンに含まれる「生菌数」と、「突然変異」だ。生菌とは生きたままワクチンに含まれている菌のことで、日本株とソ連株は生菌数が他の株より多いという。突然変異について宮坂さんはこう説明する。「人間が年をとるとがんになりやすくなるのは、細胞が分裂するにつれて遺伝子に突然変異が必ず一定の割合で起きるからです。細菌も同様で、培養期間が増えれば増えるほど突然変異が起きやすくなります」
日本株やソ連株とほかの株で結核に対する予防効果は変わらないものの、遺伝子変異によってそれぞれの株に含まれる細胞膜の成分に差異が生じているという。「もしBCGが新型コロナに効いているのだとしたら、こうした性状の違いが寄与していることが推察されます」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200513-00000025-sasahi-soci新型コロナにBCG効く背景に「訓練免疫」という新発見 「根拠不十分」でも大きな可能性

 実はこれまでも、BCGを接種した子どもは感染症の死亡率が低い傾向が見られたり、幼児期のBCG接種が成人期以降の肺がんの発生リスクを下げたり、膀胱がんの進行を抑えたりするという効果を各国の疫学研究者が報告している。 このメカニズムを解き明かす上でカギとなるのが、2012年と18年にオランダの研究チームが発表した報告だ。大阪大学免疫学フロンティア研究センター招聘教授の宮坂昌之さんは言う。「BCG接種で自然免疫が強化されたことを示唆する報告です。自然免疫は外来の病原体が侵入すると、常に同じ強さで働くというのが定説でしたが、2度、3度と感染を繰り返すとそれを記憶し、ある程度は強くなりそうだということがわかってきました」「自然免疫」は外から来た病原菌と最初に闘う免疫で、その情報をもとにウイルスなどに個別に対応して強力に排除するのが「獲得免疫」だ。ワクチンは獲得免疫をつけることが狙いで、自然免疫は常に「初見」で病原体と闘うと考えられてきた。だが実際には、BCGが自然免疫と獲得免疫の両方を活性化している可能性が浮上したのだ。 オランダの研究チームは、BCGが自然免疫を強化する現象を「訓練免疫」という新たな概念で提示した。BCG接種を受けた人の血液に含まれる「遺伝子スイッチ」の状態を調べたところ、1回のBCG接種で免疫細胞の活性化を担う「サイトカイン」という物質を分泌しやすくなるようスイッチが入り、自然免疫がパワーアップした状態になることを突き止めた。宮坂さんは、BCGが自然免疫だけでなく獲得免疫も強化している可能性にも言及する。「獲得免疫は自然免疫が強化されると動きやすくなり、そこに特異抗原が存在すると、特異的な獲得免疫が始動しやすくなるということを考えると、BCGが自然免疫だけでなく、ウイルス抗原が存在する中では獲得免疫も動かした可能性があります」オーストラリアやオランダでは3月末、医療関係者らにBCGワクチンを接種して、新型コロナの感染を防げるかどうかを確かめるための臨床試験が始まった。米科学誌サイエンスに掲載された報告によると、ドイツや英国でも臨床試験が準備されているという。

 しかし前のめりになるわけにはいかない。宮坂さんは言う。
「BCGを打てば新型コロナに感染しないのでは、と短絡的に受け取られがちですがそれは間違いです。日本で新型コロナに感染している人のほとんどはBCGを接種しているはずです」
世界保健機関(WHO)は4月12日、BCG接種の新型コロナへの予防効果は科学的に確認されておらず、現時点では推奨しないとする見解を示した。
「いま大事なのはBCGが本当に効いているという科学的なエビデンス(証拠)を積み上げること。興味ある相関ではあるものの、科学的にはいまだ十分なエビデンスがありません」
 新型コロナの重症化には基礎疾患や医療体制などさまざまな要因が絡むため、現段階ではBCGは「一つの候補」にすぎない。米国ではヒスパニックと黒人の死亡率が白人とアジア系の約2倍という調査結果が出たが、これは貧困率などが影響しているとみられる。同様に、たまたま現段階でBCGと新型コロナに相関があるように映っているだけかもしれないのだ。
 また、BCG接種の効能・効果はあくまで「結核予防」であり、主たる対象は乳幼児だ。本来の目的と違う接種が増えれば、乳幼児が定期接種するBCGの安定供給が影響を受けかねない。宮坂さんは言う。
「免疫学的に、自然免疫を一番強く刺激できる免疫増強物質はBCGだとわかっています。ですから、同じような働きをもつ免疫増強物質を探せば、それが利用できるかもしれない」

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