<情熱大陸>新型コロナの迅速診断キットの開発に奔走! ウイルス研究者・塩田達雄氏の活動に
で、紹介した塩田達夫さん、番組を観ました。
インフルのように15分で診断できる新型コロナのキットを開発していました。
金が必要だそうで、お馴染みの田中貴金属さんにお願いして製作していました。日本で出来るようにしておかないと、何かの時に手に入らなくなるからと、ちゃんと考えてみえました。
まずまずのようです。そのうち使われるようになって、手軽にどこでもできるようになるでしょう。病院で手軽にできるので、感染予防になりますし、帰路には分かっているので、気を付けて帰ることができますね。
政府からも早くと言われているそうなので、国からの援助もあり、活躍の機会は早そうです。
それと、Mr.サンデーで、国立感染症研究所 主任研究官 渡士幸一さんがたくさんの既存薬からコロナウイルスを使って地道な手作業で実験を繰り返し、合う薬を探していました。
同じころ、また別の角度から国立研究開発法人 産業技術総合研究所上級主任研究員 広川貴次が探していました。最先端技術のインシリコ・スクリーニングというコンピューターで高速に予測する、ウイルスの分子構造を3D再現し、PCで治療薬を探す、ウイルスのメインプロテアーゼの分子構造の大きな空洞にぴったり合う薬を探す。ぴったり収まればウイルスの増殖は止まる。2週間で8000種を、シュミレーションしていました。つ
すると、両者は同じ薬に行きつきました。ネルフィナビル 抗HIV薬。別々の研究で、手法も異なる者同士が同じ薬になり、それを知った別の研究者が両者を引き合わせ、共同研究をスタート。渡士がもうひとつ見つけていたセファランチン 脱毛症、白血球減少症などの治療薬も 広川のシュミレーションで、効果を確認。さらに、その2つを併用した場合、ウイルス量を7%にまで減少させることが判明。夏ごろに臨床試験を終え、実用化を目指す。
下痢症状などの副作用の他、併用の危険性など安全性も、今後検証へ。治療の選択肢が広がる。これは、朗報!本日のビッグニュースかも。
又、ワクチンも中国とアメリカで主導権争いが過熱していて、世界でWHOが把握しているだけでも、108を数える。
3月の初めに世界で最速臨床試験を開始していたアメリカ。最短1年で実用化を目指す。まだ45人に接種して確認しただけ。いくつかのワクチン開発に1000億円を投資。
宮坂昌之教授は、ワクチン開発は、第2段階までよくても第3段階で駄目になるのが9割といい、多額の投資が無駄になる可能性が高いと。
世界最速で第2段階に入った中国。豊富な人手と資金力で、トップ争いを狙う。
そんな中、世界中が使えるように世界最速実用化を掲げたイギリス オックスフォード大学。
中国、アメリカが100人以下に対して、桁外れの1000人規模で臨床試験開始。オックスフォード大学ワクチン開発担当 サラ・ギルバート教授(*英語記事でよく出てくる人。今までも掲載している内容があります)
2016年MARSウイルスのワクチンで以前この人が使った技術らしく、かなりの自信があると語っています。その時に安全性が確認された技術なので、たくさんの人数でやれる。上手く順調にいけば9月に実用化。
しかも、製薬会社に独占権を与えず、世界に流通させる。ワクチンができれば、世界中の製造業者に作り方と必要な素材を提供するそうです。「ワクチンがありながら、救える命が救えないなら、悔やみきれませんから」と言っていました。何と女神のような。
日本の方の取材では、アイロムホープ・IDファーマの研究所。特徴は注射接種ではなく、経鼻接種 鼻の粘膜の上皮細胞に接種します。
実用化は2~3年後。IDファーマの草野好司博士によると、注射ができない発展途上国の人々にも接種でき、全世界で使われ、新型コロナ撲滅に貢献できるのではないかということです。おお、先を見越した開発!
例え完成が遅れようと、世界が同時に救われなければ意味がない、日本にはそんなワクチン開発者もいました。
北里大学、花王グループが中和抗体を作ったと掲載し、ワクチンや薬の開発に期待できそうですし、先に掲載したように日本では、いくつかの開発が進められ、臨床にも入っています。大阪大グループでは、9月に医療従事者に接種をして、12月中に100万人分作り、医療従事者や先に必要な人たちに打てるようにとしています。まず、日本で作らないと秋冬の次の大波に間に合わなくなるからです。
接種順位は、2007年の新型インフルの時に決めていて、1番目医療従事者、2番目、基礎疾患のある人、妊婦さん、3番目 健常者になるようです。
本日は、朗報でした!
世界と日本の英知でコロナに負けるな!