取引先の担当者が見積書をメールで送ったとのことなので、メールを確認すると確かに届いていました。
見積書は2通で、Ms-office-excelファイルを添付しているとのことでしたが、ファイル名「winmail.dat」が1個添付されているだけでした。
この添付ファイルの拡張子は“.dat”ですが、昨年5月にリリースした『「.dat」と「.odt」のファイルが開けない』でお話した方法では開くことはできません。
この形式・名称の添付ファイルが生成されるのは、送信者がMicrosoft社のExcelやWordと一緒に「Microsoft Office」として提供される『Outlook』のメール機能を利用し、受信側が『Outlook』のメール機能を利用していない場合に起きるようです。
(送受信者双方が「Outlook express」や「Windowsメール」を利用している場合には発生しない。)
Microsoft社サポートサイトに、文書番号:278061「Outlook で受信した電子メールメッセージに添付ファイルWinmail.datが含まれる」が公開されています。
しかし、解決方法として、送信者側への注意事項は記載されていますが、受信側にどうすれば受信した「Winmail.dat」を開くことができるかは記載されていません。
この受信してしまった「Winmail.dat」ファイルを本来のファイルとして開くにはどうすればいいのでしょう。
次の方法が考えられます。
1.送信者に、Microsoft社サポートサイトを教え、対策を施して貰った後、再送して貰う。
2.受信者もMicrosoft Officeユーザーなら、「Outlook」をセットアップする。
3.いずれも米国や英国のサイトになりますが、
①Marc Seter氏の「Fentun for Windows ‘95」
②Steve Beadle氏の「WMDecode-get attachments from winmail.dat files on Windows」
(ただし、$10のシェア料が必要)
③EOLSOFTの「Winmail Opener」
などのfreewareをダウンロードする。
いずれにしても受信者にとっては迷惑千万な話です。
「Microsoft Officeを使っているなら、Outlookを使っていないほうがおかしい」
と言わんばかりと感じてしまいます。
Microsoft社は、OutlookのUpdateでこの原因を取り除くことをして欲しいものです。
≪関連記事・サイト≫
1.Microsoftサポートサイト
2.「.dat」と「.odt」のファイルが開けない
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