スケルトンハウス‐きまぐれCafe

生活とビジネス

そのときの思いや状況で、いろいろなことを話し合ってきた喫茶店。きまぐれに、思いつくままに・・・

海外サスペンス二作 - 『ロンドン爆破まで九日間』と 『アイス・ステーション』 -

2016-09-24 08:52:56 | 本、雑誌とCD、DVD

 2016年4月10日(日)までの約一ヶ月間、海外物のサスペンス小説二作を読んでいました。2005年と2006年に発行された文庫本です。
 3月6日(日)に、イオン土山店3Fにある未来屋書店で、二作四冊一縛り800円でバンドル販売されていたリサイクル本です。

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書名:ロンドン爆破まで九日間(上・下)〔文庫版〕
著者:スティーブン・レザー
訳者:田辺千幸
発行所:株式会社 ランダムハウス講談社
初版発行日:2005年10月13日 (上巻、下巻とも)


〔要旨〕ノンストップ・サスペンス。
 会社経営者を夫に持つアンドレア・ヘイズ。一人娘のケイティが誘拐された。誘拐犯の狙いは元IRA(アイルランド独立闘争=対英テロ闘争を行ってきた武装組織のアイルランド共和軍)の爆弾製造者(ボム・メーカー)であったアンドレアに史上最大級の1800キロ肥料爆弾を作らせることにあった…。
 アンドレアは誘拐犯の要求にしたがって、アイルランド・ダブリンからロンドンへ行く。誘拐犯達がアンドレア一家や金融街シティを無差別殺戮の恐怖に落としいれた悪夢の九日間。







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書名:ICE STATION アイス・ステーション(上・下)〔文庫版〕
著者:マシュー・ライリー
訳者:泊山 梁
発行所:株式会社 ランダムハウス講談社
初版発行日:2006年8月1日 (上巻、下巻とも)


〔要旨〕SF軍事サスペンス。
 武田ランダムハウスジャパンから2004年9月28日に単行本で出版された『スケアクロウ―死闘!南極基地を防衛せよ〈Vol.3〉』を改題、文庫化したもの。オーストラリア発の世界的ベストセラー。
 アメリカが南極に持つ氷雪観測基地からSOSが発信された。米国海兵隊偵察部隊は急遽、救援に向かったが、基地に到着するやいなや、フランス軍最強の戦闘部隊から奇襲を受ける。海中深く氷の洞窟の中に眠る謎の黒い物体を巡る国際争奪戦の幕が開く。
 激闘の果てに、今や全ての希望は消えたかに見えたその時、「基地を取り返すときが来た!」と絶望的な戦力差を知りながら、USA海兵隊偵察部隊隊長シェーン・スコーフィールドは再び死地へと舞い戻る。守るべき人のために。失ってはいけないもののために。破滅へのカウントダウンの中で最後の闘いが…


 軽い作品が好きだという好みに反して、ダン・ブラウンの『ダ・ビンチ・コード』や『ロスト・シンボル』などハードな小説を辛抱しながら読んできたので、慣れなのか? このようなハードなサスペンス小説も読めるようになったのかなと思います。


【関連記事】

 ○ ロスト・シンボル

 ○ 天使と悪魔










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中秋の名月2016

2016-09-17 08:47:37 | 日記・エッセイ・コラム

 一昨日(2016年9月15日 木曜日)は旧暦8月15日で“中秋の名月”だったようです。
 残念ながら今年は台風16号接近の影響で関西の夜空は分厚い雲に覆われており、月がどこにあるのかすら分かり難い状況でした。

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 ところで、中秋の名月とはなんでしょう?
 太陰太陽暦(基本的には月の満ち欠けを基本とする太陰暦です。)で、8月15日の夕方に出る月が中秋の名月だそうです。旧暦の8月1日を起算点として15日目の夜を十五夜・中秋と言っているようです。単に十五夜といった場合も、中秋の名月を指していることが多いようです。十四夜月から十七夜月までが満月となり、平均的には十五夜月が満月としているようです。8月15日は秋(7,8,9月)の真ん中で、それ故に中秋と言っているようです。

 しかし、太陰太陽暦と違い、太陽暦では毎年日付が変わります。基本的には秋分(八月中)を含む陰暦月の15日の夕方に出る月を指します。

 秋分の日は9月22 or 23 or 24日なので、中秋の名月は9月7日~10月8日の何れかの日の月ということになります。秋分の日が朔(新月)になるか翌日が朔になるかがポイントです。

 月は、
       朔(さく)<新月>→上弦(じょうげん)→望(ぼう)<満月>→下弦(かげん)→朔
と、みかけの形が日々変化していきます。 この変化を月の位相あるいは満ち欠けといいます。

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 周期は約29.5日で、先に言及した秋分(八月中)を含む陰暦月の15日が中秋の名月となるのでしょうが、「名月必ずしも満月ならず」と言われてもいます。「中秋の名月」と言われる旧暦8月15日は新暦のグレゴリオ暦では次表の通りです。

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【関係サイト】

 ○ 国立天文台HP-暦Wiki










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Windows10 ライブタイルのフォトの写真表示を変更する

2016-09-10 08:52:50 | デジタル・インターネット

 Windows 10のスタートメニューには「ライブタイル」というアプリ内のコンテンツを自動で表示する機能が備わっています。これは個別のアプリを起動しなくても簡単に情報をチェックすることができるようにしたものですが、時と場合によっては他人に見られたくないものまで表示されてしまう可能性があります。
 特に、「フォト」アプリのライブタイルは、ピクチャフォルダに保存した最新の写真をランダムにスライドショーとして表示する機能が初期設定されているため、プライベートな写真も表示されてしまう可能性があります。

 このようなことを防ぐには、ライブタイル機能自体をオフにするか、フォトの設定でライブタイルに表示する写真を指定するようにします。

 フォトの初期設定では、マイピクチャに最近保存された写真を表示する「最近の写真」が選択されているので、これを「1つの写真」に変更し、見られても問題がない写真を選ぶようにします。


≪設定変更の手順≫

1.「スタート」→「フォトタイル」の順にクリック

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2.「設定」をクリック

002_photoSetUp

3.「タイル フォトタイルに表示するものを選択する」が〔最近の写真〕となっていたら、「1つの写真」をクリックして選択。

003_photoSetUp-2

4.「写真の選択」画面が表示されるので、必要に応じて〔メニューの展開〕ボタンをクリック

004_menuSerect

5.表示されたメニュー(コレクション、アルバム、フォルダー)から必要なものをクリックして選択。
  ―――ここではコレクションを選択―――

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6.タイルに表示する写真をクリック

7.3の画面に戻るので、右上の閉じるボタンをクリックして終了する。

006_photoSetUp-2

8.ライブタイルに表示される写真が変わった。

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【関連記事】

 ○ Windows10にアップグレードした

 ○ Windows10のスタートメニュー(タイル)に「コントロールパネル」を追加










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税制「103万円の壁」崩壊へ向けての検討開始

2016-09-03 08:04:52 | 社会・経済

 政府(財務省、厚生労働省等)と与党は、「103万円の壁」の元となっている所得税の配偶者控除(38万円)を廃止し、廃止による風当りを躱す目的での新たな所得税控除制度として「夫婦控除」を導入する検討を開始しました。「夫婦控除」の内容は何も決まっておらず、この検討において決定するようです。“配偶者控除”の廃止及び「夫婦控除」の導入は、2018年実施を目指しているようです。

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 10月には厚生労働省が所管する社会保険制度で「130万円の壁」を崩壊させ、「106万円の壁」を立てるとしたばかりなのに………



 それでは、「配偶者控除に代わる新たな税額控除制度」である「夫婦控除」とはどのような制度概念なのでしょう?

 2014年12月に政府税制調査会が導入の検討に入り、政府は15年度税制改正大綱に配偶者控除の廃止方針を盛り込み、16年度以降に新制度を導入するとしています。

 平成15年度税制改正の大綱(財務省)
五 個人所得課税配偶者特別控除のうち控除対象配偶者(合計所得金額38万円以下の配偶者)について
 配偶者控除に上乗せして適用される部分の控除を廃止する。
 (注)上記の改正は、平成16年分以後の所得税について適用する。


 現行の制度では、共働き世帯において、“主たる生計維持者の配偶者が得る年間所得が38万円(給与給与所得控除65万円とで、年収103万円)以下なら主たる生計維持者の課税対象となる所得から最高38万円を差し引き税負担を軽くすること” (配偶者控除)ができるようになっています。
 主たる生計維持者の配偶者が得る年間所得が38万円を超えると配偶者控除ではなく、「配偶者特別控除」が段階的に130万円まで設けられており、主たる生計維持者の配偶者が得る年間所得が下がるため、主たる生計維持者の配偶者がそれ以下に労働を抑えてしまうことや、給与支払側もこの制度を参考に配偶者手当ての支給基準を決めるといったことがあり、多くの場合、主たる生計維持者の配偶者である女性の社会進出を妨げているとの指摘があります。(大凡は、歳入の減少に苛立っている政府内部の論調だとは思いますが・・・)

 新制度(夫婦控除)案では、配偶者控除を廃止し、主たる生計維持者の配偶者が得る収入に関わらず一定額を主たる生計維持者の所得から差し引く(控除する)などとされています。
 ただし、その控除制度および額の規模などは、案には一切見込まれていません。憶測するに、現行より税収が減少する制度などへ移行することはないと思います。

 「配偶者控除38万円」の廃止は全貌が見えないため、何とも言い難いことではありますが、少なくとも専業主婦(夫)の世帯やパート労働している主婦(夫)の世帯にとっては“増税”となることは必至です。
 「103万円の壁」は近々無くなるのですから税金や健康保険や年金の負担を考慮して働き方を調整していた方は、その必要性が無くなると考えたほうがいいでしょう。

 現行の税率・社会保険料率などで試算

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 130万円までの配偶者特別控除が残されている場合の試算

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 「夫婦控除」などの優遇措置が明確になれば、試算の結果も変わってくると思いますが、現下では従来の“壁”に囚われず、勤務先が認めてくれる内容で、できるだけ沢山就業するとの考え方がいいのかも知れません。


【関係サイト】

 ○ 財務省HP 平成15年度税制改正の大綱



【関連記事】

 ○ 「106万円の壁」ができる=「130万円の壁」の崩壊/社会保険












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