スケルトンハウス‐きまぐれCafe

生活とビジネス

そのときの思いや状況で、いろいろなことを話し合ってきた喫茶店。きまぐれに、思いつくままに・・・

播磨中央公園で花見/地元で遊ぶ

2013-03-31 13:08:13 | 日記・エッセイ・コラム

    330日(土)、女房の姉家族、娘夫婦の三家族8名で滝野の播磨中央公園へピクニックに行きました。
  播磨中央公園
HPでの朝の開花情報では23分咲とのことで花見の楽しみは半ば諦めていましたが、行ってみると56分咲でした。



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02_mapimg



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    10時過ぎに「桜の園」に到着しました。この時には数名の人が散策していましたが、ピクニックをする人たちは見当たりませんでした。

  桜林の中にシートを敷き、それぞれが持参した弁当や飲み物、菓子などを広げ、ピクニックの準備が整いました。

    1330分頃まで食事・談笑したり、桜を見て歩いたり、思い思いのことをして過ごしましたが、この頃には花が7分咲き程度にまで開き、ピクニックをする人たちも4050組に増えており、散策する人たちは数えることもできない程になっていました。



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06_imgp1746



  食事場所を引き払い、15時過ぎまで、「四季の庭」を散策しました。
  「四季の庭」では桜に負けまじと、木蓮(もくれん)、辛夷(こぶし)、椿(つばき)、山茶花(さざんか)、土佐水木(とざみずき)などが咲き誇り、その美しさを競っていました。



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11_imgp1777



  この日はお天気にも開花にも恵まれたとても良い日でした。


  播磨中央公園では、
46日(土)~14日(日)まで「さくらまつり」が催されるとのことです。
  また、
4月からは雪洞(ぼんぼり)が配置され、ライトアップがなされるとのことです。
  「さくらまつり」の時には屋台も出店し、大層賑わうようです。


【関係サイト】

  ○ 播磨中央公園ホームページ


≪関係資料≫

  ○ 「さくらまつり」チラシ

harichusakura001





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アーモンドの花

2013-03-24 00:46:13 | 日記・エッセイ・コラム

    323日土曜日にアーモンドの花を観に東灘区魚崎南町へ行きました。
  阪神「魚崎駅」を南に出、仄かにお酒の香りが漂う、灘五郷魚崎郷を南に抜け、かつて海岸であった証の堤防跡を見ながら東南に進むと、運河に架かる魚崎大橋へと至ります。魚崎大橋から目的の地を望むことができます。



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01_imgp1566



  魚崎大橋を渡りきると、目的地への入り口に到達します。
  そうです。目的地は『神戸市建設局
  水環境センター』、通称、『東灘下水処理場』です。



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  水環境センターに沿って北側を通る運河沿いには約100本のアーモンドの木が植樹整備されており、アーモンドが花を咲かせる3月下旬頃が見頃となります。



03_imgp1673



  桜より一足早く、桜より一回りも二回りも大きなアーモンドの花見を楽しむことができました。



04_imgp1574



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  今年は23日でしたが、荒天でない限り毎年アーモンドが花を咲かせる3月下旬に「アーモンド並木と春の音楽会」と銘打ったイベントが開催されます。



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            ちらし「pdf」をダウンロード



  イベント当日には、普段は入ることの出来ない『水環境センター』施設内部の見学や地上30mの高さの、「恐竜のたまご」と呼ばれている『消化タンク』上部に上がることも出来ます。



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09_imgp1645



  この日会場内では、ステージイベントとして児童グループ、舞踊集団などの演技披露、神戸市の“ゆるキャラ”紹介などがあり、大トリはお決まりの魚崎中学校ブラスバンド部による演奏が行われました。



10_imgp1592



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13_imgp1687



  また、ステージ前の広場には、婦人会や“地ふれ協”などによる模擬店がたくさん出店されており、他の場所では乗車できるミニ電車の運行や働く車の展示などがあり、大変賑わっていました。



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16_imgp1633

 

17_imgp1636



【関係サイト】

  ○ 神戸市の下水道







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Webページを画面の中央に表示させる/HPBでWebページ作成

2013-03-23 10:06:57 | デジタル・インターネット

 3月16日にホームページビルダーでのフルCSSの初歩的記述についてお話しましたが、その通りに記述したものをワイド画面のノートPCで再現すると、サイドメニューが画面左に寄ってしまいました。

001_1_1_ワイド画面

 原因は、段組みレイアウトをどうやって作るのかを知ることにのみ気を取られ、私が使っているPCの画面(4:3)で設定記述するのが精一杯で、ワイド画面のことを考えていなかったことです。
 PCのディスプレイは、従来は4:3が主流でしたが、最近では16:9のワイド画面が主流になってきているようです。
 しかし、社会全体で使われているPCの画面サイズは多種多用であり、これに対応する設定が必要であることは否めません。
 したがって、4:3のディスプレイでも、16:9のディスプレイでもWebページが画面の中央に表示される設定を調べました。

①考え方は、画面表示する最も大きな範囲の水平方向の大きさと、これを画面中央に表示する指定です。

 cssの「body」に、ボディの水平方向の大きさとして「width : ○○px; 」画面の左右余白を自動で均等にするために「margin-left:auto;」「margin-right:auto;」を指定します。
 ボディの大きさは、実状的には880px~900pxでいいと思いますが、ここでは740pxとし、cssの記述内容を以下の通りに変更します。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

body,h1,h2,h3,p,div,ul,ol,li,dl,dd,dt,table,form,blockquote,pre,address{
  margin : 0;
  padding : 0;
}
body{
  width : 740px;
  margin-left:auto;
  margin-right:auto;
}
.header{
  width : 740px;
  height : 50px;
}
.main{
  width : 740px;
}
.sidemenu{
  width : 150px;
  float : left;
}
.contents{
  width : 590px;
  float : right;
}
.footer{
  width : 740px;
  clear : both;
}
.sidemenu ul{
  list-style-type : none;
}

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

②「ファイル」→「上書き保存」をクリック

002_18_スタイルシート

③「文字コードの修正」が表示されたら〔OK〕ボタンをクリック

003_19_スタイルシート

④「ファイル」→「終了」をクリックし、CSSエディターを終了する。

⑤スタイルシートマネージャ画面の〔閉じる〕ボタンをクリック。

⑥スタイルの設定画面の〔OK〕ボタンをクリック。

⑦ページ編集画面に戻る。


 最初の文字と並びが変化したこと。文字部分をクリックすると、以下のように範囲がピンク色で表示されることを確認。

004_17css設定後のHTML
 本文部分の行が増えると、フッター部分も一緒に下に移動します。

 ヘッダー部分の高さが50pxより高くなると、「.header」のheightのpx数値を同じほど増やさなければなりません。

 以上の設定でPCのどんな画面サイズでも、中央に表示されます。



【関連記事】

 ○ どうやるの?スタイルシートでのレイアウト/HPBでWebページ作成







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どうやるの?スタイルシートでのレイアウト/HPBでWebページ作成

2013-03-16 10:49:59 | デジタル・インターネット

 2010年4月からホームページビルダー(HPB)を使って、イントラ用のWebページを作成しています。
 定年退職する先輩から引き継いだ業務ですが、Webページの作成はもとより、「これでやるんだ!」と渡されたHPBそのものを使ったことがありませんでした。
 業務を引き継ぐ後任の選択において、会社の上司がどれほどの無茶振りをしたかお分かりいただけるものと思います。

 先輩から指導されたのはHPBの起動の仕方(デスクトップ上のショートカットアイコン)、編集画面の表示、HPBに設定済みのFTP機能でのWebサーバへのUpの仕方くらいです。

 このような状況なので、つい先日までレイアウト変更など思いもよらないことで、先輩が作成したレイアウト上のデータを維持更新するのが精一杯でした。
 そんなある日、Webページの構築をしているプロの友人から、現在ではページレイアウトはスタイルシートでやるものだと聞かされましたが、何のことやらチンプンカンプンで、この言葉を理解しようと一念発起し調べました。(60の手習い!!)

 因みに私が先輩から引き継いだページは、HTMLのテーブル要素でレイアウトされているのだということが分かりました。
 Webページ作成技術が十分でなかった時代にはTableでレイアウトすることが主であり、Tableでレイアウトすることが悪い訳ではありませんが、技術が進歩した現在ではスタイルシートたるものを使ってレイアウトするのが主流であるということもわかりました。
 んなことが分かってくると、俄然私の闘志に火が着きます。ネット上ではいろんな人がスタイルシートでのレイアウトの仕方を伝授してくれています。スタイルシートをCSS(cascading style sheets )なるもので作成することも分かりました。しかし、HPBでのやり方が全く分かりません。
 HPBについてきたマニュアルにもこの辺りのことは詳細記述されておらず、仕方ないのでHPBを起動し、兎に角もいじりまくり、HPBでのスタイルシートの初歩的な使い方を何とか把握しました。

 HPBの使い方の講習会などに行く暇もお金もないか、もとより費用の負担力も時間も十分にあったとしても、そこまで熱心に勉強する必要性はなく、最小限の結果だけを得たいという“せっかち”で“怠け者”の私が確認できたことを、私同様の考えの方にお伝えしようと思います。


1.作成するスタイル構成を決める。

 以下のような構造でページレイアウトしたいとします。
 これは、“二段組み”と呼ばれているようです。

1_dangumi

2.作成するページ用の素材や「.html」ファイルを収納するフォルダーを、ドキュメントなど適当な場所に作成し、フォルダー名をつける。
 ここでは、「styletest」としておく。

3.HPBを起動

4.〔新規作成〕ボタンをクリック

2_newpage

5.〔白紙から作成する(B)〕ボタンをクリック

3_shinki

6.「標準モード」を選択し、〔OK〕ボタンをクリック

4_hyojunmodo

7.「ページ/ソース」タブをクリック

5_pagesoce

8.下段に表示されたHTMLソースに、スタイルの骨組みを記述(マークアップ)します。

6_socemarkup

①<body></body>の間にカーソルを置き、Enterキーを押します。

②以下の通りに記述します。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

<body>
  <div class=”header”>
    ヘッダー部分
  </div>
  <div class=”main”>
    <div class=”contents”>
      本文部分
    </div>
    <div class=”sidemenu”>
      メニュー部分
    </div>

   </div>
   <div class=”footer”>
   </div>
 </body>

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

7_HTMLmarkup

③上段のページ編集画面をクリックすると、入力した“文字”が表示されます。

8_HTMLmarkup

④名前を付けて「styletest」フォルダーに保存。ここでは「index.html」とする。

9.フルCSSを記述する

①HPBを起動し、先に保存した「index.html」を呼び出す。

②「ページ編集」画面で、右クリックし、表示されたメニューの「スタイルの設定」をクリック

9_stylesheet

③「スタイルシートマネージャで編集(6)」をクリック

10_stylesheet

④「外部スタイルシートの追加(A)」をクリック

11_stylesheet

⑤外部スタイルシートの名前を入力(ここでは「user」とする。)
  〔参照〕ボタンを押し、保存するフォルダーを選択する。
  〔OK〕ボタンをクリック

12_stylesheet

⑥スタイルシート情報に新しいCSSファイルが追加される

13_stylesheet

⑦「CSSエディターで編集」をクリック

14_stylesheet

⑧CSSエディターが表示される。
 「HTMLファイルを指定する」にチェックを入れると、先に保存していた「index.html」が表示される。
 表示されない場合は、右の〔参照〕ボタンをクリックして、表示させる。



⑨何はともあれ、結果を得ればいいわけだから、中央窓の黄色の部分に以下をコピー&ペーストする。
  (左メニューの幅を150pxに、上端から50pxに固定する場合)

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

body,h1,h2,h3,p,div,ul,ol,li,dl,dd,dt,table,form,blockquote,pre,address{
margin : 0;
padding : 0;
}
body{
width : 100%;
}
.header{
width : 100%;
height : 50px;
}
.main{
width : 100%;
}
.contents{
margin-left : 150px;
}
.sidemenu{
position : absolute;
left : 0px;
top : 50px;
width : 150px;
}
.footer{
width : 100%;
}
.sidemenu ul{
list-style-type : none;

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


15_stylesheet

⑩「ファイル」→「上書き保存」をクリック

16_stylesheet

⑪「文字コードの修正」が表示されたら〔OK〕ボタンをクリック

17_stylesheet

⑫「ファイル」→「終了」をクリックし、CSSエディターを終了する。

⑬スタイルシートマネージャ画面の〔閉じる〕ボタンをクリック。

⑭スタイルの設定画面の〔OK〕ボタンをクリック。

⑮ページ編集画面に戻る。

 最初の文字と並びが変化したこと。文字部分をクリックすると、以下のように範囲がピンク色で表示されることが確認できると思います。

18_stylesheet

 本文部分の行が増えると、フッター部分も一緒に下に移動します。

 ヘッダー部分の高さが50pxより高くなると、
「.header」のheightのpx数値を増やし、
「.sidemenu」のtopのpx数値を同じほど増やさなければなりません。



(用語について)

Px   :幅や高さの大きさの単位(ピクセル)
width:幅
*上記の.contents {margin-left : 150px}の{ }内は、左メニューと本文が被らないよう、本文の左スペースを指定したもの。


単純なモデルですが、これさえ分かれば今後の学習にも弾みが付こうというものです。




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日岡山公園の桜

2013-03-15 18:41:52 | 日記・エッセイ・コラム

  桜前線が話題にのぼるようになりました。

  「時期になったら、家族で花見に行こうか!」

  そんなことを話し合うようになり、加古川の日岡山公園もいいんじゃないかとの意見がありました。日岡山は
30年以上ご無沙汰していることもあり、315日に様子見に行ってきました。



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  この写真は公園外の一般道路ですが、園内の“ぼんぼり”が立てられている所の『染井吉野』の蕾はまだ固く、330日~47日頃が見頃になるのではないかと思います。

  公園の右手にある「市民の森」の一角にある別の品種の桜は見頃を迎えていました。



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  この花を愛でながら、持参したおにぎりで昼食を済ませ、折角来たのだからと、園内にある、宮内庁が管理する日岡御陵(景行天皇妃の墳墓)にお参りし、展望台からの景色を満喫して帰りました。



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大中遺跡(播磨大中古代の村)/地元で遊ぶ

2013-03-09 08:20:40 | 日記・エッセイ・コラム

    33日(日)午後、兵庫県播磨町の大中遺跡に行きました。昭和48年(1973年)以来、気になりながら、やっと訪ねることができました。
  大中遺跡は、
1962年(昭和37年)6月、町内に住む3人の中学生によって発見され、1967年(昭和42年)に国の史跡に指定されました。昭和47年から「播磨大中古代の村(はりまおおなかこだいのむら)」として整備、公園化され、地域住民の憩いの場として親しまれています。

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  この日は園内の多数の梅がほぼ満開となっており、紅・白・桃色の花が夫々の美しさを競っていました。



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  大中遺跡は、弥生時代後期(約1900年前)の古代遺跡で、約70,000平方メートル(長さ500m×幅180m)の広さがあります。
  これまでに全体の
20%程の調査がなされ、73軒の竪穴住居跡が見つかっています。このことから、遺跡内には少なくとも250軒くらいの住居が建てられていたようだと考えられています。
  当時貴重品だった中国製の鏡
(内行花文鏡片)が出土しているので、播磨では有力な村落だったとも考えられています。

  園内には竪穴式住居が多く復元」されています。



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  「播磨大中古代の村」と一体化した形で隣接地に設けられた「兵庫県立考古博物館」も観覧しました。「兵庫県立考古博物館」は、遺跡数日本全国1位である兵庫県の考古学の拠点として2007年(平成19年)1013日に開館されたものです。

  駐車場からだと、池に架けられた木造の橋を渡っていきます。



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Archaeologymuseum



  常設展示期間の観覧料は、大人200円、大学生150円、高校生100円で、20名以上の団体の場合は2割引きとなっています。また、個人でもJAF会員証を提示すると、団体料金の160円で観覧することができます。

  上下に伸びる手をイメージしているというシンボルマークは、山田崇雄氏のデザインで、それぞれの手が未来を掴み過去を探るという意味を持っているとのことです。

  「播磨大中古代の村」の管理の他、従来の展示物を見せることが主体の博物館ではなく、来館者に参加し体験してもらう参加体験型博物館を実現しています。

  展示としては、エントランス展示「ときのギャラリー」(発掘された土器を時系列に展示)、ガイダンス展示室、体験展示室「発掘ひろば」、テーマ展示室、特別展示室、バックヤード見学デッキなどがあり、実物大の古代船(復元)、大王の石棺(復元)、明石人骨(化石及び復元)、土器などの埋蔵物、古代の大型ジオラマなどがあります。



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  「兵庫県立考古博物館」に隣接する「播磨町郷土資料館」の傍に、別府鉄道の列車が展示されています。

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  車体には化学肥料メーカーとして有名な多木化学株式会社の社章のレリーフが付いています。



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  別府鉄道は1984年(昭和59年)131日を以って廃線となったローカル線で、かつて山陽電鉄別府駅の南にあった別府港駅を起点に、現JR土山駅またはこれも廃線になった旧国鉄高砂線の野口駅を結ぶ2経路を運行していた私鉄です。現在、別府港駅があった辺りはイトーヨーカドーを核とするショッピングモールになっています。



【関係サイト】

  ○ 播磨大中古代の村(大中遺跡公園・であいのみち)

  ○ 兵庫県立考古博物館

  ○ 播磨町郷土資料館

  ○ 野添コミュニティセンター

  ○ 多木化学株式会社ホームページ




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不況からの脱出

2013-03-02 10:02:29 | 社会・経済

  不況に関して意見を述べるのは、何度目になるのでしょう。
    19912月のバブル崩壊後22年が経過しています。バブル崩壊、不況、デフレ、デフレスパイラルへの陥落と続き、このデフレスパイラルから脱却できずに不況が続いています。20年不況を超えても未だ景気の好転をみることができず、いよいよ以前私が言っていた30年不況へと歩を進めているかのように見えます。

  ではこの間、政府は何もしなかったのでしょうか。いいえ、過去の経験から考えられる不況対策である公共事業、金融政策(金融緩和)などは行っているし、市場の機能をより重視する立場の堅持など、過去に無かったようなこともしてきました。
  特に、「市場の機能をより重視する」という考え方、即ち「市場主義」は、ある意味で景気・経済の管理者である政府の責任逃れにはもってこいであり、経済界にとっても都合がよく、一石二鳥の考えとして今も根付いています。
  この考え方は簡単に言うと「政府介入の極小化」、「自己責任主義」、「生産拠点の自由化(空洞化の促進)」、「雇用の自由化(非正規雇用の認可拡大→派遣の拡大、パートタイマー雇用自由化など)となり、これが一般市民に生活の不安定化を強いるという形で現れ、生涯生活に対する不安を拡大させてきたと言わざるを得ません。

  では、どうすれば不況、デフレスパイラルから脱却できるのでしょうか。
  ものの見方として、景気を蒸気機関車(
SL)に例えれば解り易いかと思います。とは言え、今やSLすら知らない人が多くなっているので、この例えはどうかとも思いますが、構わず例えてみましょう。

  現在の状況は、
SLがけん引する、駅に止まっている列車です。客車には多くの人が乗っており、発車を待っています。
  しかし、この
SL、停車時に機関士が操作を誤り、動輪の死点で停止してしまっています。発車時刻となって以来久しく、ボイラーの窯に石炭をドンドン放り込んで大量の蒸気を発生させ、動かす力を出そうと努めています。また、石炭や水も底を衝かないよう、補充を求めて止みません。でも、死点で止まってしまった動輪を回すことはできません。
  こんなとき、現実の鉄道マンであれば、無闇に石炭を焚き、水を蒸発させるような無駄をせず、別の小さな機関車で列車の後ろを突き、或いは突いても駄目なら、死点を外れるまで引いてやり、停止していた機関車が自力で走行できるまでの短い区間を補助してやります。

  この例え話で何を言いたいのか。
  不況及びデフレスパイラルの原因は、企業の存続に関する不安であり、「お金を手元におきたいという欲望」に他なりません。
  公共事業、優遇税制、補助金は例えでは石炭と水にあたります。
  いくら注ぎ込んでも、それによって得られた利益はわが国の消費者(=会社の従業員)に還元されることなく、企業の内部留保に回されます。ここを解決することが唯一の景気回復策となるでしょう。

  例での別の小さな機関車とは、以下の施策だと思います。前に押すだけでなく、有効なら少しだけ後ろに引くことも必要です。
  公共事業、優遇税制、補助金も必要でしょうが、空洞化した生産拠点の国内回帰、正規従業員の雇用増加割合や労務費の増加割合水準などの法的規定とこれに反した場合の罰則を同時に定め、実施することだと思います。つまり、「規制緩和・優遇制度」から「規制強化・罰則制度」への移行が必要だと思います。

  即ち、企業の内部留保をやめさせ、消費者・納税者である就労者への利益還元を促進することに尽きると思います。
  そのためには、就労場所(国内事業所)の増加が必要でしょう。就労者一人ひとりの所得の増加も必要でしょう。また、消費者である国民が安心して消費活動を展開する後ろ盾として、墓場まで安心して生活できる水準での社会保障も必要だと思います。
わが国には、そしてわが国の国民には
USA型の自己責任主義はそぐわないと思います。

  経団連のみなさん、そして政界のみなさんには社会的責任として、自己保身、自己利益の確保を優先する考えをやめ、社会的に求められていることを実現するという考え方を持って貰いたいものです。










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