スケルトンハウス‐きまぐれCafe

生活とビジネス

そのときの思いや状況で、いろいろなことを話し合ってきた喫茶店。きまぐれに、思いつくままに・・・

瑠璃寺(るりじ)/地元で遊ぶ

2012-06-30 08:46:42 | 日記・エッセイ・コラム

    624日(日曜日)の午後、兵庫県の西端に位置する佐用町の瑠璃寺(正式には船越山南光坊瑠璃寺)を訪れました。



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    (これは瑠璃寺向かいの公民館の看板です。)



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  瑠璃寺は高野山真言宗別格本山で、新西国第三十三番霊場であるとともに、播磨西国四十一番霊場です。

  瑠璃寺と記された石碑に続き、仁王門の脇を通り抜けた先の駐車場に車を止めました。

  駐車場へのアプローチで、いつの間にか寺谷川を渡っていました。

  駐車場からは、宿坊となっている、とても大きな長屋門から入山し、庫裏と本坊の前に至ります。門に向かって右側で、小僧様のフィギュアが迎えてくれました。



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  長屋門の右手には、本坊への山門がありますが、こちらを利用する人はあまりいないようです。



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  本坊(通常は、この本坊が拝殿となっているようです。)でお線香とお灯明をあげ、庫裏でご朱印をお願いしました。ご朱印は新西国第三十三番霊場と播磨西国四十一番霊場の二種類です。



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(右が新西国第三十三番霊場、左が播磨西国四十一番霊場)

 

  お参りを済ませ、修行場である船越山の険しい山道を、息せき切って登り、奥の院の600m手前のモンキーパークへと向かいました。

  途中、山道と寺谷川の間に、如何にも岩から生えているかのような「樅負いの岩」や修行に使われる滝「弁天の滝」があります。



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  船越山は200989日に台風9号の影響で佐用町を襲った豪雨により、22千坪強の広大な境内を流れる寺谷川の氾濫で大きな被害を被っており、今もなお重機を使った復旧作業が続けられていました。本坊も地上1.5mの高さまで土砂に埋まったそうです。

  モンキーパークへの入場料支払い場所を探しながら山道を上っていたのですが、途中の小屋には係の人が居ず、モンキーパーク管理棟まで
300m位の所で、山道を下ってきた管理人から声を掛けられました。どうやら管理人が、既に入園した人を上から見つけ、入園料を徴収しに下りてくることにしているようです。

  人数分の入園料(中学生以上
400円)と駐車料(普通車1回400円)をこの管理人に支払うと、入園券と注意書をくれました。



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  猿は餌付けで人慣れしているが、野生なので襲われる危険があるため、モンキーパークで「人間動物園」と呼んでいる観猿舎に入っているようにとのことです。



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  金網を挟んで、人間が猿を見ているのですが、猿に身を置いてみると、檻に入った人間を猿が見に来たと考えることができるので、『人間動物園』と呼ぶようです。

  猿に近付き過ぎず、また触ろうとしない限り、ここの野猿は通常は襲ってきたりはしないようです。大人の猿は、カメラを向けると、如何にも恥じらっているかのように下をむいたり、そっぽを向いたりします。



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  モンキーパークで結構長い時間、管理者が餌を撒いて寄せてくれた猿をみた後、本堂へ向かおうとした時、川の上流になにかしら茶色いものが蠢くのが目に留まりました。猿よりもかなり大きいもののようで、目を凝らして見ると、この山に生息する野生の鹿が、川辺の木の若芽を食べていました。



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  野生とはいえ、餌付けされた猿とは違い、人馴れしていない鹿が日中に姿を現すのはとても珍しいことではないかと思います。


【瑠璃寺メモ】

  神亀
5年(728年)聖武天皇の勅願で行基菩薩が開山したものです。
  船越山南光坊瑠璃寺の坊名は旧南光町の町名の由来でした。
  千手観世音菩薩をご本尊とし、本坊 本堂
 護摩堂 聖天堂 常福院 聖徳地蔵尊 奥の院薬師堂など12の坊があり、開山以来、1300年近くの永きにわたり加持祈祷の修験道場としての伝統をもつ高野山真言宗の名刹であり、西の高野山と呼ばれています。

  県重要文化財の本堂の鐘は、覚祐(播磨守護であった赤松則村(円心)の末弟と伝えられている)が願主となり、赤松一族が寄進した記名があり、応安
2年の銘となっています。



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  2月第一日曜日に本堂で行われる採燈大護摩法要行と鬼追い追儺式は10数名の僧侶と20数名の山伏によって執り行われ、法螺の音を合図に問答と読経が始まります。

  3月と9月のお彼岸の中日には、瑠璃寺寄席「南光坊南光亭」と題して、落語家の桂南光氏を迎えた落語会が
10数年前から毎年開催されているようです。



 








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ゆうちょ銀行「振替口座」への払込み手数料

2012-06-23 09:02:31 | 日記・エッセイ・コラム

  この2年、OB会の事務をお手伝いしています。

  関西、中京、関東の各所に居住している会員からの会費収納業務の効率化を図るために、ゆうちょ銀行の振替口座を開設し、利用しています。
  この口座の振替貯金に利子は付きませんが、決済用預金として預金保険制度により全額保護されます。

  この振替口座への入金に伴う手数料を当方(受取人)負担としていますが、手数料額が
80円の場合と120円の場合があり、この違いがなぜ生じるのか不明でした。
  前任者に確認しても明快な回答は得られませんでした。



Haraikomiatsukaihyou_2



  或る日、会の運営役員の方から、この手数料の違いについて質問され、次回役員会までに調べて回答することとなりました。
  ゆうちょ銀行で調べた結果は以下の通りです。


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 受取側に振替口座があれば、送金側が振替口座を持っていなくても、現金による「通常払込み」で金銭を受け取ることができます。

  「通常払込み」の手数料を調べてみると、次のようになっていました。

<払込み
1件につき>



Furitehyou_2



  会費は3万円未満なので、この規定からすると、80円の方は、ATMを利用して送金してくれていたことになります。



P1000104_2



  会員全員がATMを利用して送金して下されば、会が負担する費用も少なくて済みますが、最近は逆に、ATM利用が減少し、窓口払いが増加しています。


【関連サイト】

  ゆうちょ銀行
 振替口座のご案内














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「舟を編む」そして「言海」

2012-06-16 09:28:10 | 本、雑誌とCD、DVD

  久し振りに好みの小説に出会った気がします。
  辞書編纂の手順など、その概要をきちんと表現しているにも関わらず、その部分は小説全体の極一部しか占めておらず、大半は、とある出版社の辞書編纂部の人々とその辞書編纂に関わる人々の恋愛や会社組織における存在感への葛藤など、悲喜こもごもとした人間模様の描写が主となっています。
  とは言え、表現は暗くならず、冒険小説のような文脈で満ち溢れており、一気に読み切ってしまいました。



Funeoamu



  書  名  :舟を編む(ふねをあむ)
  著  者  :三浦しをん
  発行所  :株式会社光文社
  初版発行:
2011920


  国語辞書編纂に関わることを題材としているためか、装丁に「花布(はなぎれ)」を付ける凝りようです。

 

Hanagire3



  本のタイトルの趣旨は15ページ目に出てきます。また、最後の最後、主人公の言葉として語られています。タイトルを理解させ、そして忘れさせない手法と言えるでしょう。

  また、国語辞書編纂を語るのに外せない、大槻文彦氏が編纂した日本初の国語辞書『言海』について、きっちり触れているのは流石だと思います。『言海』編纂における大槻氏の苦労と同類項のものとして重ね合わせる演出が心憎いばかりです。



Genkai



  書  名  :言海(げんかい)
  著  者  :大槻文彦
  発行所  :株式会社筑摩書房
  初版発行:
200447


  『言海』は現在でも古書店で入手することが可能ですが、敢えて、文庫として発行された復刻版を紹介します。
  この復刻版は、大形、中形、小形の三種類の大きさがあったという『言海』小形版の実物大コピーが文庫として出版されたものです。

  辞書部分も興味深いのですが、後書のように記載されている、武藤康史氏による「『言海』解説」がとても面白いと思います。









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別ウィンドウで複数ホームページを開く

2012-06-09 09:00:01 | デジタル・インターネット

    Microsoft社のOSWindowsXPVista7と替わるのに伴って、ブラウザーもInternetExplorer6789と替わり、その操作性も変わってきました。

 

1_   InternetExplorer(IE)6までは、ホームページを開けば開くほどウィンドウが立ち上がり、ウィンドウの切り替えに手間取ることもありました。








2_   IE7以降ではタブ機能が加えられ、タブを追加することで立ち上がるウィンドウの数を抑えることができるようになりました。







3_   IE7及びIE8では、「お気に入り」に登録しているホームページや検索リストを右クリックで表示されるドロップダウンメニューで、新しいタブで立ち上げるか、新しいウィンドウで立ち上げるか、の選択ができるようになりました。

そして、IE9では、タブで立ち上げるのが基本となっています。





4_ie9 しかし、作業の在り様によっては別ウィンドウで立ち上げたい場合もあります。このときは、









5_ 別のウィンドウにしたいタブをドラッグし、IEのウィンドウの外にドロップすると、









6_window 新しいウィンドウとして表示されます。

















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流通現行コイン

2012-06-02 09:16:11 | 日記・エッセイ・コラム

    3月の造幣局の発表によると、2011年度の1円貨と5円貨、50円貨はミントセット用のみの発行となり、5円貨と50円貨に至っては3年連続で、一般流通用としての発行はしなかったとのことです。

  私は、ミントセットやプルーフセットなど、収集家を目的とした発行貨幣ではなく、実際に流通している貨幣を収集しています。



Showa



  そもそもが、私の貨幣収集は子供のころから自分の手元に入って来るものを集めたものであり、『昭和の貨幣』の収集を完了することが目的でした。
  その目的からすれば、もう貨幣収集は終了していてもいいのですが、収集するつもりがないままに、惰性で平成の貨幣を集めて続けています。

  ただ、昭和の貨幣ほどの熱意がないのも確かであり、特に、収集家やコインショップが血道を上げるような収集には辟易としています。



Heisei



  平成の貨幣も昭和の貨幣同様、自分の手元に入って来るのを待つ、自然任せの収集方法ですので、本よりコンプリートは望んでいません。


≪関連資料≫

  ・年銘別貨幣製造枚数「h23.pdf」をダウンロード



【関連サイト】

  ・独立行政法人造幣局

 







 


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