スケルトンハウス‐きまぐれCafe

生活とビジネス

そのときの思いや状況で、いろいろなことを話し合ってきた喫茶店。きまぐれに、思いつくままに・・・

押し買いに気をつけて!

2011-10-29 08:54:55 | 社会・経済

  最近、「押し買い」が横行しているようです。昔からの「押し売り」については良く知られており、その対処も心得ている人が多いとは思いますが、どうも「押し買い」には無防備な人が多いようです。

  「押し買い」も「押し売り」と同様、突然家にやってきて半ば脅すようにして物品を買い取っていくという不法行為です。
  貴金属価格が上昇したことで、金やプラチナなどの貴金属を相場より大幅に低い価格で強引に買い取り、行方をくらます業者が相次いでおり、国民生活センターはホームページ上で注意を促しています。

  国際的な経済不安のほか、東日本大震災の被災者支援や心臓ペースメーカーの部材不足などを切々と喋り、人の社会的倫理観に付け入った道徳感を煽り、貴金属や着物を売り渡すよう強要するという悪質な行為です。

  国民生活センターへの相談件数は、
2007年には30件程でしたが、2010年には540件となり、2009年の139件の約4倍と急増しています。
  この被害件数は国民生活センターに相談という形で顕在化した件数であり、潜在被害がどれほどあるのか思いも及びません。

  被害者は全年代に及んでいますが、
60歳以上が70%を占め、圧倒的多数となっています。
  一方、
20~30歳台も8%近くあり、被害は高齢者に特化したものではないことを窺わせます。



Photo



  国民生活センターでは、

・買い取ってもらうつもりがないなら毅然と断ること
・一人で業者に対応するのは避けること
・相手がどのような業者なのか確認すること「古物商許可証」か「古物業者従業者証」の提示を求め、内容を記録しておくこと。
・買い取り条件などが明記された書面をもらうこと
・なにかあったら最寄りの消費生活センターや警察に相談すること

などの注意喚起をしています。

  「押し買い」は、消費者が業者に代金を払って物品を購入したり、サービスの提供を受けたりする取引ではないので、クーリングオフ制度の適用外となると覚悟しておかなければなりません。
  また脅迫や詐欺の客観的な行為が証明できない限り、現在の法律では取り締まることはできません。


  国民生活センターの注意喚起事項はよくわかりますが、舞い上がっているときにはなかなか実行できないものです。
  “家に突然やってきて、強引に・・・”という行為は「押し売り」と同じです。

  最も重要な対処方法は、


①自分が要請して来宅して貰っていない人には玄関を開けない。
②突然やってきた見ず知らずの人の話は最初から聞かない。
③貴金属や着物を売りたいときは、街に店舗を構えて経営している専門店に自ら持ち込む。

の3点ではないでしょうか。


<関連サイト>

  国民生活センター







 


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訳がわからん!「ミラクルフルーツ」

2011-10-22 09:17:48 | 日記・エッセイ・コラム

  いつも行くスーパーマーケットにミラクルフルーツがあったので買ってみました。

  女房から

「そんなものどうするの?」

と、案の定訊かれて、

「以前、
TVで見たことがあったので・・・」

という以外、何も返答することができませんでした。



Photo

 

  買ったのはドライフルーツで、一袋に乾燥剤とともに一粒ずつの個別包装で5粒入って780円と、結構高価に感じました。

  パッケージには、『すっぱいものが甘くなる不思議な果実。レモンが甘い?』とのキャッチコピーが書かれています。

  一粒舐めて、いつも飲んでいる“黒酢”をスプーン一杯口に含んでみました。

(酸っぱくない!)
(いや、むしろ甘みさえ感じる!?)
(不思議だけど...だからどうだというんだろう?)

  人が酸っぱいものを食するのは、その酸っぱさを求めてのことであり、にも拘わらず酸っぱさを消してしまう行為の意味がわからないし、酸っぱいものを食する意味がないと思います。

  ミラクルフルーツが原生する西アフリカの人々にとっては何らかの必要欠くべからざる理由があるのだろうとは思いますが、日本の食文化においては必要性が無いのではと思います。

  不思議さ、面白さを狙いとして、誰かを驚かすのなら、その目的は理解できないことはありませんが、常食するとなると理由がわかりません。




Bystarr



  ミラクルフルーツ (miracle fruit) は、西アフリカ原産のアカテツ科の樹木の果実です。
  アカテツ科(赤鉄科)樹木としては、チューインガムの材料のチクルを採るサポジラやスターアップルがよく知られていると思いますが、これらと同属の熱帯・亜熱帯に分布する常緑樹です。
  ミラクルフルーツの果実は数本の炭化水素鎖を持つ特殊な糖蛋白質であるミラクリンを含んでいます。果実自体は甘くないのですが、この実を食べると、ミラクリン分子が舌の味蕾に結合し、次に食べた苦味や酸味のある食べ物(レモンやライムなど)および薬剤を甘く感じさせる特徴を持っています。この効果は
30分から2時間程度持続します。ミラクリン自体は甘味料ではなく、感じる甘味は後から食べる食べ物に左右されます。

(ミラクルフルーツを食べるとき、果肉を舌にこすりつける様にすると良いようです。)


  ミラクルフルーツに含まれる成分のミラクリン
(miraculin) は味覚修飾物質のひとつである可溶性蛋白質です。

  ミラクリンは酸味受容体と強く結合する性質を持っています。酸味を持つものを食べると水素イオンがミラクリンと結合して構造が変化し、甘味受容体と結合しやすくなるようです。
  つまり、ミラクリンは酸味を甘味に変える作用を持ちます。ただし、酸味を無くすわけではないので酸味も若干感じます。
  蛋白質であるため、
100℃以上に加熱したり、pH3以下、或いはpH12以上の環境ではその作用を失います。またカルシウムイオンやマグネシウムイオンの存在によってもその作用が阻害されます。


  ミラクルフルーツは、
1725年、探検家のシュヴァリエ・デ・マルシェ氏によって原産地である西アフリカで発見されました。
  マルシェ氏は現地の人々が食事の前にこの果物を採って噛んでいる事から、ミラクルフルーツの存在に気付いたということです。

  ミラクルフルーツの木は常緑樹で、コーヒー豆ほどの大きさの小さな赤い果実を実らせます。木は現地では
6m以上にもなりますが、他の地域で栽培されたものは1.5mにも満たない場合が多いようです。
  花は白く、何ヶ月間も開花しています。
  果実は年
2回、雨季の後に収穫可能です。

 


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「Windowsメール」の設定手順/PCの引越し(その2)

2011-10-15 09:05:17 | デジタル・インターネット

  「PCの引越し」第2回目は「Windowsメール」の設定手順についてです。
  ただし、現在利用中のプロバイダーに登録しているメールのパスワードが分かっていることを前提にしていますので、パスワードを忘れてしまった方は、契約書を確認してください。

1.先ずは
XP機で、現在使用しているOutlook Expressのアカウント設定内容を確認します。

Photo
Outlook Expressを起動

②メニューバーの「ツール」をクリック





Photo_2 ③表示されるプルダウン・メニューの「アカウント
(A)」をクリック







Photo_3 ④表示されるポップの「メール」タブをクリックし、「
POP3」をダブルクリック







Photo_4 ⑤「
POP3のプロパティ」が表示される

「全般」タブページで、「名前」と「電子メールアドレス」を確認

「サーバー」タブをクリック






Photo_5 ⑥「受信メールサーバー」「送信メールサーバー」を確認
受信メールサーバーは「
POP3」、送信メールサーバーは「SMTP」であり、サーバー名はいずれもメールアドレス“@”の次以降の文字列であることを確認


  受信メールサーバーの「アカウント名」を確認パスワードは隠されているので、設定内容で確認するのは不可能。契約書で確認しましょう。





2.次に引越し先である
Vista機の「Windows メール」のアカウント設定をします。


Photo_6 ①〔スタート〕ボタン→「
Windowsメール」の順にクリックしてWindowsメールを起動











Photo_7 ②メニューバーの「ツール
(T)」をクリック

表示されるドロップダウンメニューの「アカウント
(A)」をクリック






Photo_8 ③インターネットアカウントの画面で、〔追加
(A)〕ボタンをクリック











Photo_9 ④「電子メールアカウント」→〔次へ
(N)〕ボタンの順にクリック











Photo_16 ⑤メール送信時に表示させる自分自身の名前をタイプイン

〔次へ
(N)〕ボタンをクリック









Photo_11 ⑥電子メールアドレスをタイプイン

〔次へ
(N)〕ボタンをクリック









Photo_14 ⑦1-⑥で確認した受信メールサーバー、送信メールサーバーをタイプイン


〔次へ(N)〕ボタンをクリック









  これで
Windowsメールの設定は完了です。自分宛てのメールを送信し、受信できるか確認しましょう。受信できれば、設定は成功です。



<シリーズ記事>


PCの引越し(その1)「もう限界!」


PC
の引越し(その2)「Windowsメール」の設定手順(この記事)


PCの引越し(その3)「アドレス帳」の引越し手順


PCの引越し(その4)「メッセージ」の引越し手順





 


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ミラーファインダーのカメラを買っとかなくちゃ!

2011-10-08 09:06:52 | デジタル・インターネット

 株式会社ニコンは、ミラーレス一眼カメラを10月20日に世界同時発売すると、2011年9月21日(水)午後に発表しました。
 また、富士フィルムが来春ミラーレス一眼市場に参入すると、10月5日(水)午後に発表しました。

 重くて大きなカメラは持ち歩きたくないが綺麗な写真が撮りたい、というユーザー・ニーズに応える形でミラーレス一眼レフカメラが誕生しました。その第一号は2008年10月30日に発売されたPanasonic LUMIX DMC-G1 です。

 一眼レフカメラの光学式ファインダーを省くことで小型軽量化が実現されています。

 元来、一眼レフカメラは、撮影画像とファインダー画像を一致させるために開発されたものです。
 撮影レンズを通った光(被写体の画像)をフィルムの手前に置いたミラーで反射させ、その光を光学式ファインダーに導いて撮影者の目に撮影画像をそのまま届けるようにしたものです。

 しかし、デジタルカメラではイメージセンサーで捉えた画像を電子式ファインダーに表示するだけで同じことを簡単に実現することができます。
 即ち、光学式一眼レフカメラでは必須だったファインダー用のミラーは不要と考えられるようになってきたのです。

 ニコンのミラーレス一眼は、パナソニック、オリンパス、ソニー、ペンタックスに続くものですが、これによって、将来的にはデジタル一眼カメラはミラーレスが主流になるとの予測もあります。


 この予測を受け、私は、ミラーファインダーのデジタル一眼レフカメラを買っておかなければという、一種の強迫観念に駆られました。


 一方、10月1日(土)の午後、株式会社リコーはHOYA株式会社の傘下にあったカメラ部門のPENTAXを買収し、完全子会社「ペンタックスリコーイメージング株式会社」を発足させたと発表しました。
 PENTAXブランドは継続するとのことですが、リコーのカメラ部門との合併なので、旭光学㈱の物作り文化をそのまま継承し続けたHOYA㈱とは違い、PENTAXカメラへの考えが変わるのも必然と思われます。


 永年愛使用していたフィルム式の一眼レフカメラを損壊させた1995年(平成7年)以降、カメラのデジタル化が本格化したことから、私は一眼カメラの購入を躊躇し続けていました。

(えっ!15年もかい?)

 再就職祝いにと、1973年(昭和48年)に兄が買ってくれた標準レンズ付き一眼レフカメラ。

01_P1010232○ASAHI PENTAX SPⅡ&TAKUMAR F1.8 55mm

自分で買ったレンズ3本。
①TAKUMAR F2.0 35mm
②TAKUMAR F3.5 28mm
③TAKUMAR-ZOOM F4.5 85-210mm

 このカメラのレンズは世界唯一のスクリューマウントです。そしてこの時代は全て、“made in JAPAN”です。




02_Lumix_TZ1 現在、女房と共同で使っている、数年前に購入したコンパクトカメラ。
Panasonic LUMIX TZ1

 このカメラでデジタルカメラの特性、特に昔の一眼レフカメラと比べると不満に思う点を学び取りました。










 しかし、このたびのPENTAX文化が変わるかもしれないという二つ目の強迫観が加わったことにより、無性に一眼レフカメラが欲しくなりました。

 あれこれと比較検討し、考えました。

①実体とファインダー画像にタイムラグがより発生しにくい、光学式ミラーファインダーを装備したもの

②価格面での欲張り条件ですが、中級者向け機能を搭載しながら、メーカーとしてはエントリー機として位置付けている機種

の二条件を満たすものとして、永年愛用した『Pentax SPⅡ』の後継機の一つである『PENTAX K-r』を選択・購入しました。


03_PENTAX_krPENTAX K-r Black
Wズームレンズセト
①smc PENTAX DAL 18-55mm F3.5-5.6 AC
②smc PENTAX DAL 55-300mm F4-5.8 ED

レンズはベトナム製、本体はフィリピン工場製でした。







04_ASAHIKOGAKU_logo2 今やペンタックスカメラはHOYA㈱の一事業部門であるため当然のことではありますが、それよりも何よりも社名を「ペンタクス」に変更した時から、旭光学のlogoがファインダー部前面に付いていないPENTAXのブランドは少し寂しく思われました。











 カメラ本体にストラップ、バッテリー、レンズを装着し、ファインダーを覗いた瞬間・・・

(あぁ~!懐かしぃ~!)

 さてさて、初めてデジタル一眼カメラを持つ、私の俄カメラマンの将来はどうなるのでしょう?


<旭光学について>

 ・1919年(大正8年)、「旭光学工業合資会社」を設立。
 ・1938年(昭和13年)、「旭光学工業株式会社」に変更。
 ・1952年(昭和27年)、日本初の35mm一眼レフカメラ「アサヒフレックスI」を開発。
 ・1964年(昭和39年)ロングセラーカメラ「アサヒペンタックスSP」発売。2002年(平成14年)、社名を「ペンタックス株式会社」に改称。
 ・2007年8月14日、ペンタックス㈱はHOYA㈱のTOBにより、HOYAの子会社に。
 ・2008年3月31日、HOYA㈱と合併。HOYAの事業部に。






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比叡山から琵琶湖を眺望

2011-10-01 09:05:32 | 日記・エッセイ・コラム

 秋分の日の翌日の9月24日(土)、琵琶湖眺望と、お彼岸でもあることから紀貫之のお墓参り、延暦寺参拝を目的に、比叡山にいきました。

 若い頃には、比叡山延暦寺も琵琶湖も何度となく訪れたところです。琵琶湖で16フィートディンギーでのセイリングが主でした。

 私が遠出をするときは、今も昔も殆どが自家用車です。しかし、今回は逆に、車は邪魔になります。

 計画の概要は、比叡山の東側から山上・延暦寺へ向かい、帰りは西側・京都市へ下りるルートを軸に、タクシーを使わず、比叡山に纏わる公共交通機関の全てを利用するものです。

01_hieizanMAP1

 したがって、私としては珍しく、全行程が公共交通機関の利用になります。

02_kobechikatetsu 神戸市営地下鉄で三宮駅へ。

←左奥の電車は1000型車両。最古参(1977年開業時から運行)にして最大勢力(18編成)。ローレル賞も受賞した、みどりのUラインの「顔」です。
 手前の電車は3000型車両。輸送力増強のため、1993年から1994年にかけて導入された新型車両(6編成)。VVVFインバータ駆動の高性能車です。
 これらの他、1988年に2000型が4編成導入されています。






03_P1010112 JR三ノ宮駅で、JR比叡山坂本駅までの切符を購入。












04_JR-1 9:53発の新快速・湖西線経由敦賀行の利用を予定していましたが、地下鉄からの移動に手間取り、乗ることができませんでした。

 後続の10:08発の新快速・近江塩津行で山梨まで行き、山科駅で12:17発・湖西線の普通電車・近江今津行に乗り換え、比叡山坂本駅まで行くことにしました。

←JR-West223系2000番台。1995年8月から運用。
















05_JR-yamasina JR山科駅3番ホームに入って来る湖西線・近江今津行の普通電車

←JR-West113系体質改善車(リニューアル車)近郊型直流電車



















06_JR-sakamotoSTstamp JR比叡山坂本駅に12:28に到着しました。















07_sakamotokoroke 駅傍の弁当屋『肉のまるとみ』で弁当を購入し、ケーブルカーに乗ることにしました。





















08_harigami 『肉のまるとみ』さんには、かつて関西テレビの番組「よーいドン!」で円広志さんが訪れ、ハムカツをスタジオに持ち帰って、大好評だったとの貼紙があったので、弁当の他にハムカツも購入しました。











09_bustocabkesakamoto 比叡山坂本駅で弁当を買って、13:06発の路線バス・ケーブル坂本行で坂本ケーブルの坂本駅までいきました。運賃は220円です。











10_sakamotocableST←ケーブル坂本駅内












11_cablekipu ケーブル坂本駅で、片道乗車券(840円)を購入。この乗車券は、回収されず、記念品として持ち帰ることができます。

 坂本ケーブルには、珍しい無人の中間駅、『ほうらい丘駅』と『もたて山駅』があります。

 乗車前に坂本駅の駅員に○○駅で途中下車したいとつたえれば、停車してくれます。また、この二駅からインターホンで上り・下りのいずれに乗りたいと連絡すれば、停車してくれます。










12_carEN 乗車したのは緑色を主に、赤色との二色にカラーリングされた『縁』号でした。

 私はもたて山駅で下りたかったので、そのように伝え、止めて貰えることになりました。










13_motateST もたて山駅で下りる人がいるので、一時停車するとの社内放送があると、社内がざわつきました。
 途中で停車できること、途中下車、途中乗車ができることを初めて知った驚きのざわめきのようでした。











14_miharasidai もたて山駅から、粗末な道標を頼りに、紀貫之の墳墓へと進んで行くと、5分ほどで、坂本ケーブル・ホームページの沿線ガイドに記されている見晴し台に着きます。











15_motate-miharasi 残念なことに、裳立山は檜の森であり、見晴し台は今では木立の中に在って、ガイドにあるような琵琶湖の眺望を得ることはできません。











16_kinotsurayukihaka 見晴し台から更に5分程進むと、紀貫之の墳墓があります。

 この場所は延暦寺の僧や地元の人たち、高知県からきた人たちのボランティアにより、比較的広く切り開かれています。

 墓にお参りをした後、1912(明治45)年に建立された紀貫之を偲ぶ碑の台座部分に腰をかけ、弁当にしました。







17_car-fuku 小半時後もたて山駅に戻り、駅のインターホンで、今上ってきている電車に乗りたいと操作室に連絡すると、5分程で上りのケーブルカーが来て、停車してくれました。
 この時も先に乗ってきたケーブルカーの乗客と同様に、他の乗客に驚きのざわめきがおきました。

 来てくれた車両は、車体全体を赤色にカラーリングした『福』号でした。

 実は、もたて山駅から終点のケーブル延暦寺駅までは、上り坂の林道を歩いて10分程度なのですが、ケーブルカーを終点まで乗り終えたいという自分自身の訳もない理由で再乗車したのです。






18_sanjoSTmiharasi-1 ケーブル延暦寺駅を出ると直ぐ右手に展望台があります。
 ここからは、琵琶湖の竹生島、沖島、琵琶湖大橋、堅田、雄琴、対岸の長浜、伊吹山辺りを眺望することができます。
 琵琶湖の雄大さを改めて実感した次第です。










19_sanjoSTmiharasi-2












20_junpaiken 琵琶湖の眺望を満喫し、ケーブル延暦寺駅から歩いて延暦寺東塔へ向かいました。

 延暦寺の山門を潜ると直ぐに受付があり、諸堂巡拝料(拝観料)550円を支払いました。これで、国宝殿内部以外は自由に拝観できます。

 先ずは売店と『一隅を照らす会館』(無料休憩所)とに挟まれた『萬拝殿』へ行きました。そこでお守りなどを見ていると、朱印帳(納経帳)が目に留まりました。この歳まで幾度となく来ながら、何もしていなかったので、納経帳(800円)を購入し、2ページ目に『満拝殿』の朱印を貰い、根本中堂へと行きました。


21_konponchudo 根本中堂に入る前に、朱印を貰う手続きをし、根本中堂内を拝観しました。

 引き続き、『法華総寺院東塔』までの諸堂を参拝し、朱印を貰いました。
 朱印は一か所300円です。









22_totoAmidado 東塔、阿弥陀堂への石段は険しく、途中で息が上がってしまいました。












23_shuin-1 右:根本中堂  左:萬拝殿












24_shuin-2 右:大黒堂    左:阿弥陀堂












25_shuin-3 右:東塔     左:納経帳表紙












26_sanjobus 延暦寺の拝観を終えると、延暦寺バスセンターに行き、比叡山上シャトルバスで比叡山頂へと向かいました。











27_sanjochobo 山頂展望台からは大津辺りの琵琶湖を眺望することができます。












 山頂バス停から徒歩で5分程度更に上ると『叡山ロープウェイ』の比叡山頂駅があります。

 いよいよここからは帰路になります。

28_eizanRW

29_renrakukipu

 叡山ロープウェイと叡山ケーブルを乗り継いで八瀬へと下りてきました。

←叡山ロープウェイ・比叡山頂駅





30_eizancable 叡山ケーブル・ケーブル八瀬駅に着くと、高野川の八瀬のせせらぎを楽しみながら、叡山電鉄・八瀬比叡山口駅へと向かいました。

 ←叡山ケーブル・ケーブル八瀬駅









PP31_kyotosinaikipuP 八瀬比叡山口駅で、出町柳駅乗り換え、京阪・七条駅までの切符を購入し、叡山電車に乗りました。

32_eizandensha←叡山電車・八瀬比叡山口駅













33_demachiyanagiST←叡山電車・出町柳駅












34_keihantokyu 出町柳で京阪の特急に乗り換え、七条駅で下車しました。












35_kyototawer 京阪・七条駅を出ると、もう暮れなずんでいました。
 京都タワーが鴨川の七条大橋付近でその姿を見せています。

 京都タワーを目印に、徒歩で京都駅へと向かいました。


















36_JRkyotoTosanomiya JR京都駅で三ノ宮駅までの切符を購入し、4番線へと行き、18:44発、播州赤穂行きの新快速に乗り込みました。












【関連サイト】

  天台宗総本山比叡山延暦寺

  坂本ケーブル

  坂本ケーブル沿線ガイド






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