第二次安倍内閣が2013年12月26日で一周年を迎えました。国民の賛否はどうであれ、以前より安倍首相が懸案としてきた各種の問題が法制化される形で目処がたってきたことも引き金となったのか、安倍首相は突然、公人として靖国神社を参拝し、世界を騒然とさせています。
騒動の大きな要因は、明治以降の国内戦争や対外戦争での日本政府側の戦没者が祀られている靖国神社に、1946年(昭和21年)5月3日から1948年(昭和23年)11月12日にかけて行われた東京裁判(極東国際軍事裁判)で、第二次世界大戦のA級戦犯とされた人々(死刑及び獄中死の14名)を1978年(昭和53年)に靖国神社が『昭和時代の殉難者』として合祀したことにより、中国や韓国から、ここを参拝すること自体が日本の第二次世界大戦を正当化する考えに他ならないとの見方がされるようになったからだと思います。
靖国神社では、1853年(嘉永6年)のペリー来航以降の日本の国内外の事変・戦争等、国事に殉じた軍人、軍属等の戦没者を“英霊”・祭神として祀っています。
靖国神社は、皇室が氏神とする伊勢の神宮を本宗とする神社本庁に属さない単立宗教法人(単立神社)です。
その創建とその後の運営経緯などを合わせ考えると、1945年(昭和20年)の敗戦までの大日本帝国政府の政治的神社という感が拭えません。
先に述べたように、1889年(明治22年)の大日本帝国憲法発布から1947年(昭和22年)の日本国憲法施行までの58年間に存在した大日本帝国、取分け1939年から1945年における第二次世界大戦中に顕著となった軍国主義国家は、第二次世界大戦の敗戦及び現在の日本国憲法施行により崩壊・消滅したものと考えていいと思います。
ドイツ(現、ドイツ連邦共和国)が、1933年から1945年の13年間に亘ってドイツを掌握し、第二次世界大戦で崩壊した国家社会主義ドイツ労働者党によるナチスドイツと決別したように、敗戦により国家消滅も当然であった日本を連合国側の考えで民主的資本主義独立国家として再生されたことに思いを馳せるなら、既に69年が経っているが、政府は早々に軍国主義大日本帝国からの脱却をはかり、戦後の新生日本の政府関係者はその信条に基づいた言動をとるべきではないかと思います。
今こそ、靖国神社の単純解体案、第二次世界大戦戦犯とその他の祭霊を分離する分割案など過去に議論された『靖国問題』を再考し、政治的にも方向性を明確にするときではないでしょうか。
また、『靖国問題』が議論されるとき、遺族に引き渡すことができなかった第二次世界大戦の戦没者の遺骨が安置されている『千鳥ケ淵戦没者墓苑』が引き合いにだされることがありますが、『千鳥ケ淵戦没者墓苑』は『靖国問題』の解決策の一つとしない方がいいのではないかとも思います。
【関係サイト】
○ 靖国神社
○ 神社本庁
○ 国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑
【関連報道】
○ ウォール・ストリート・ジャーナル 『安倍⾸相の靖国参拝に⽶国が異例の批判』
○ 読売新聞 『⽶国務省も批判、⾸相の参拝に「失望している」』
○ 共同通信 『中国外務省が「強い憤り」示す 「人類の良識に挑戦」 「新たな政治的障害もたらす」』
○ 時事通信 『軍需⽀援後に弾薬返却=靖国参拝で協⼒困難―韓国国防省』
○ 時事通信(ソウル時事) 『「怒りを禁じ得ない」=靖国参拝、誤った歴史認識-韓国政府』
○共同通信 『「緊張緩和に資さない」 EUも批判』
Windows7PCを起動したとき、デスクトップに突然表示された『ホームグループ』アイコンは〔Delete〕キーでは削除できません。表示される原因はよくわかりませんが、IntelやWindowsのUpdateなどの操作の影響で設定が変更され、表示されてしまうようになることがあるようです。
Windows7で追加された『ホームグループ』機能とは、ホームネットワーク内の Windows7を実行している2 台以上のPCを簡単に接続し、プリンターおよびメディアやドキュメントのライブラリの共有を自宅内で自動的に開始できるようにするものです。
ホームネットワークを構築していない方には無用の機能であり、このアイコンをデスクトップから削除したくなります。
このような場合、以下の手順で当該アイコンを削除できます。
(1)スタートボタンをクリックし、
「ファイル名を指定して実行…」をクリック
スタートメニューに「ファイル名を指定して実行…」が無い場合は、プログラムとファイルの検索ボックスに「regedit」と入力して Enterキーを押します。
→次の(3)が表示されます。
(2)名前(O)に「regedit」とタイプインし、
〔OK〕ボタンをクリック
(3)『レジストリ エディタ』が表示される
(4)左サイドのホルダーを順にクリックして開く
①HKEY_LOCAL_MACHINE → ②SOFTWARE → ③Microsoft → ④Windows → ⑤CurrentVersion → ⑥Explorer → ⑦Desktop → ⑧NameSpace
(5) NameSpaceホルダー内の「{B4FB3F98-C1EA-428d-A78A-D1F5659CBA93} 」を右クリック
表示されるメニューの「名前の変更(N)」をクリックし、名前の頭に「#」をつけるなどして名前を変更します。
{B4FB3F98-C1EA-428d-A78A-D1F5659CBA93}
↓
#{B4FB3F98-C1EA-428d-A78A-D1F5659CBA93}
(6)名前を変更後、デスクトップを表示してクリックし、F5キーを押します。
(7)デスクトップからホームグループのアイコンが消えたら、変更したキーの名前を元に戻します。
#{B4FB3F98-C1EA-428d-A78A-D1F5659CBA93}
↓
{B4FB3F98-C1EA-428d-A78A-D1F5659CBA93}
以上で『ホームネットワーク』アイコンは削除されたはずです。
(注)変更したキーの名前を元に戻したらデスクトップ上のライブラリのアイコンも復活してしまう場合
①コントロールパネルを開ける
②「ネットワークとインターネット」の「ホームグループと供給に関するオプションの選択」をクリック
③「ホームグループへの参加の終了」をクリック
【関係サイト】
○ Microsoft コミュニティ
○ ホームグループ・アイコンの削除法
≪12月23日追記≫***************
日本スケート連盟は、12月23日の全日本選手権終了後、2014年2月に行われるソチ五輪フィギュアスケートの代表選手を発表しました。
・男子シングル
高橋大輔
羽生結弦
町田樹
・女子シングル
浅田真央
鈴木明子
村上佳菜子
・アイスダンス
キャシー・リード、クリス・リード組
・ペア
高橋成美、木原龍一組
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ISUグランプリ・ファイナルも終了し、2014年2月7日~23日に開催予定のソチ・オリンピックでのフィギュアスケート代表選手選考が大詰めを迎えてきました。
男女ともに日本の出場枠は3名です。
出場選手を選考する日本スケート連盟に、固定的な選考基準はありません。ソチ・オリンピックへの選考基準を以下のとおりとすることが、2013年6月19日に発表されています。
(1) 1人目は全日本選手権優勝者を選考する。
※バンクーバー五輪では、グランプリ・ファイナルの日本人最上位メダリスト
(2)2人目は、全日本2位、3位の選手とグランプリ・ファイナルの日本人表彰台最上位者の中から選考を行う。
(3) 3人目は、(2)の選考から漏れた選手と、全日本選手権終了時点でのワールド・ランキング日本人上位3名、ISUシーズンベストスコアの日本人上位3名選手の中から選考を行う。
今回の代表選考基準は、2013年12月21日~23日に“さいたまスーパーアリーナ”で開催される全日本選手権に重きを置き、全日本選手権への出場を義務付けています。(出場権を得た選手に限定)
バンクーバー五輪時は、過去に世界選手権6位以内の実績を持つ選手であれば、怪我などで全日本選手権を欠場しても選考対象に加えられる余地がありました。しかし今回は救済措置をなくし、全日本選手権に出場することが必須となったのです。
また、団体戦に出場する場合の男女シングルの選手の選考基準も決定されています。
五輪代表選手の中で、ショートプログラム、フリーそれぞれ、全日本選手権終了時点のISUシーズンベストスコア最上位の選手が団体戦に出場します。ただし、同一選手がともに最上位である場合は、フリーは次点の選手が出ます。つまり、個人戦と掛け持ちになる選手の負担を考慮して、異なる選手で臨むことになったようです。
それでは誰が代表選手になるのでしょうか。これは偏に全日本選手権の成績次第ということになりますが、その可能性を追求するよりどころの一つとして、主な選手の世界ランキングを考えてみるのもいいでしょう。
注目されるのは、フィギュアスケートの男女シングルです。
現段階でのISUのワールド・ランキングは、男子では上から羽生結弦が1位、高橋大輔が3位、町田樹が6位、織田信成が10位、無良崇人が11位、小塚崇彦が17位、女子では浅田真央が2位、鈴木明子が4位、村上佳菜子が11位、今井遥が20位、宮原 知子が22位、安藤美姫が94位などとなっています。
そして今一つ注目されていることは、リージョナルコンペティションではあるが、12月5日~8日にクロアチア・ザグレブで開催された『ゴールデンスピン』で優勝した韓国のキム・ヨナに次いで2位になった安藤美姫選手です。
9月25日~28日開催のネーベルホルン杯でISUが定める五輪出場条件の最低技術点(36点)をクリアー、11月4日の東日本選手権で2位となり、全日本選手権への出場権を得ていますが、この全日本選手権で表彰台に上がれるかどうかということのようです。
≪ISU World Standings≫2013年12月6日現在
男子シングル
女子シングル
ペア
アイスダンス
【関係サイト】
○ ISU World Standings for Single & Pair Skating and Ice Dance
<12月6日23:30 追記>************************
12月6日23:20頃、「特定秘密保護法」が参院本会議で自民・公明両党の賛成多数で可決され、成立しました。
この法律は機密情報を漏洩した者への罰則を強化するもので、『防衛、外交、スパイ活動防止、テロ防止』の4分野で閣僚ら行政機関の長が「特定秘密」を指定します。そして、これを漏洩した公務員および民間人は最高10年の懲役を科されることになります。
行政機関が恣意的に秘密指定する恐れがあります。
また、秘密指定の正当性、妥当性等に関するチェック機能も不十分です。
国民の「知る権利」侵害への危惧も払拭されていません。
この法律『特定秘密の保護に関する法律』の附則第一条(施行期日)で、
「この法律は、公布の日から起算して一年を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。」
とされているので、公布から1年以内に施行されることとなります。(添付資料「特定秘密の保護に関する法律」附則第一条 施行期日 を参照)
今月中に公布されるようです。
公布は以下の手続きを踏んで行われます。
法律が成立した後、最後の議決があった院の議長から、内閣を経由して天皇に奏上される(国会法65条1項)。天皇は法律に署名して御璽を押させ、法律番号が付けられて再び閣議にかけられます。閣議で主任の国務大臣の署名及び内閣総理大臣の連署がされ、法律は官報に掲載されて公布されます。なお、法律は奏上の日から30日以内に公布しなければならない(国会法66条)と定められています。
【添付資料】
○ 特定秘密の保護に関する法律(平成二十五年十二月十三日法律第百八号)
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2013年11月26日(火)夜、衆院本会議で特定秘密保護法案(修正案)の採決が行なわれ、自民党、公明党、みんなの党の賛成多数で可決、衆院を通過しました。与党は引き続き会期末(12月6日)までの参院での可決・法案成立を目指すつもりです。
国会における“多数決の暴力”で参院通過が図られなければいいのにと思います。
それにしても解り難い法案です。
・なぜ今なのか
・何が秘密なのか
・誰が秘密とするのか
・いつまで秘密なのか
・秘匿義務は公務員に限られるのか
・国民のプライバシーは守られるのか
・国民の自由、民権は政府によって侵害されることはないのか
・引いては、太平洋戦争中の隣組による国賊監視活動のように、国民が無闇な弾圧を受けることはないのか
・このための、憲法改正(改悪)が行われるのではないか
など、心配の種は尽きません。
国会での答弁と法案がオブラートと美辞麗句に包まれており、具体的な内容が明示されていないからに他なりません。
必要とされる部分もあるかとは思いますが、その部分のみならず、拡大解釈して範囲を広げることが可能なようにしており、それを隠すために、余りにも詭弁を弄して、法案の国会審議通過を最優先するという、本末転倒の、国会・政府といった特殊社会における理論が先行しているのではないでしょうか。
曖昧にせざるを得ない国会・政府理論があるのだろうが、表現が曖昧であることが全てを解り難く、賛同しにくさ、懐疑的な思いを齎しているのだと思います。
国内はもとより、欧米、アジアを問わず、諸外国からも法制化反対意見が出ています。
外国にあってはその国の利害にスタンディングポジションを置いた意見もあるようですが、多くは人権擁護に立脚しての反対意見のようです。
【関係資料】
○ 特定秘密保護法案;国会提出時
【参考サイト】
○ 国会法
○ 日本弁護士連合会「秘密保護法とは?」
【主な各界の意見】
2013年12月4日 田原総一朗 「特定秘密保護法案の本当のターゲットは『日本国民』だ」〈週刊朝日〉
2013年12月3日 国際人権5NGO 「特定秘密保護法に反対」<NHKニュース>
2013年12月3日 朝日新聞 「秘密保護法案、映画人ら269人反対 吉永小百合さんも」
2013年12月2日 日本ジャーナリスト協会 「【JCJ緊急声明】特定秘密保護法案採決に強く抗議し、安倍内閣の退陣を要求する」
2013年11月28日 特定秘密保護法案に反対する学者の会 「特定秘密保護法案の衆議院強行採決に抗議し、ただちに廃案にすることを求めます」
2013年11月27日 自由法曹団 「国家安全保障会議設置法(日本版NSC設置法)」の成立に抗議し、「特定秘密保護法」の廃案を求める声明
2013年11月27日 日本キリスト教協議会 「私たちは特定秘密保護法案に反対します」
2013年11月27日 真宗大谷派 「『特定秘密保護法案』の廃案に関する要望書」
2013年11月26日 日本民間放送連盟 「特定秘密保護法案の衆議院通過に関する報道委員長コメント」
日本民間放送労働組合連合会見解・声明・談話・報告書***************************************
2013年11月26日 日本民間放送労働組合連合会 「秘密保護法案の衆院強行採決に抗議する委員長談話」
2013年11月7日 日本民間放送労働組合連合会 「秘密保護法案の審議入りに抗議する委員長談話」
2013年10月25日 日本民間放送労働組合連合会 「秘密保護法案の即時廃案を求める声明」
2013年9月13日 日本民間放送労働組合連合会 「声明『特定秘密保護法案』に絶対に反対します」
2013年9月13日 日本民間放送労働組合連合会 「『特定秘密保護法案』に対する民放労連の意見」
歴史学研究会**************************************************
2013年11月22日 歴史学研究会 「特定秘密保護法に反対する歴史学関係者の第2次緊急声明」
2013年10月30日 歴史学研究会 「特定秘密保護法案に対する歴史学関係者の緊急声明」
2013年11月22日 日本キリスト改革派教会 「私たちは『特定秘密の保護に関する法律案』の法制化に反対します!」
2013年11月6日 全国保険医団体連合会 「国民の知る権利を奪い、平和を脅かす特定秘密保護法案の廃案を求める」
2013年11月5日 自由法曹団 「緊急意見書 秘密保護法案」
2013年11月1日 カトリック中央協議会 「日本カトリック正義と平和協議会は『特定秘密保護法案』に反対します」
2013年10月25日 日本弁護士連合会 「特定秘密保護法案の閣議決定に対する会長声明」
2013年10月1日 日本新聞労働組合連合 「緊急声明『特定秘密保護法案』の国会提案に反対する
2013年9月12日 日本ジャーナリスト協会 「【JCJ声明】特定秘密保護法案に反対する声明」
2013年9月12日 日本弁護士連合会 「特定秘密の保護に関する法律案の概要」に対する意見書
2013年9月12日 日本ペンクラブ 「意見書「特定秘密保護法案に反対する」