Skb-RS ~ロードスターはじめました~

北海道でロードスター(NB8C)と
デミオ・スポルト(DE5FS)を放し飼いする日記。

矢野捕手が引退。

2010-09-04 00:21:40 | 野球
阪神の矢野輝弘選手が引退。

ここ2年のヒジの状態や、阪神の(わけのわからない)戦力構想から考えて、恐れていたことではあった。

1990年に中日に入団。
打撃が良くて、外野手として試合に出ることも多かった。
特に、巨人のメークドラマの年には、その巨人と最後まで優勝争いをした中日で、代打や外野手として出場。規定打席未到達にして、7本塁打、打率.346を記録した。

1998年に大型トレードで阪神に入団した。
しかし、そのトレードの時点では、関川・久慈と大豊のトレードとして大きな意味があり、矢野は人的補償のような意味合いが強かった。

99年に阪神に野村監督が就任すると、完全に正捕手として固定された。
シーズン前半に首位争いをするほど好調だったチームのあって、3番の打順に入ることもあるほど、打撃は優れていた。

以降、正捕手として君臨し続け、2003年、2005年のリーグ優勝にあまりにも大きく貢献した。
矢野がマスクをかぶる限り、誰が先発をしても試合が成り立った。
矢野が欠場すると、如実に先発投手陣が崩壊した。
このことは、今の阪神においても続いている。

井川がいて、JFKがいて、その強い阪神を、常にリードし続けたのが矢野捕手だった。

2003年の優勝のときには、7番打者として、打率.328、本塁打14本、打点79。打撃の面でも驚異的な成績を残した。
クリーンアップを打たせたい成績だ。

2008年のオフに手術をして、2009年はそのリハビリに時間を費やして、ポジションを狩野に譲った。
もう40歳になっていたし、今後は出場機会は限られながらも、ベンチから狩野の成長を支え、試合終盤には貴重な代打の切り札として、少なくとももう何年かは現役として頑張ってもらえると信じていた。

ところが、阪神球団は、城島を獲得した。
矢野も狩野も出場機会を奪われた。
矢野も狩野も、ともに打者として3割前後の打率を期待できる選手だ。
ところが城島はもっと打つらしい。
それと引き換えに、投手陣が大変なことになってしまった。
今日も久保田が打たれた。
久保田の存在意義さえ怪しいところまで陥落してきている。

矢野という選手が残した功績はあまりにも大きい。
その功績が、今の阪神、来年からの阪神にも残されて、生かされていってほしい。
不安だ。

まだ、続けてほしいと思う。
赤星がいて、矢野がいた。
去年までの阪神が、今思えば夢のようなチームに思える。
あとは桧山。
一緒に引退だけはしないで欲しい・・・。



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