チリの33人が無事救出されたということで、良かったと思う。
正直、今日救出されるまで、それほど思うことは無かったけど、今日救出されて、小さな男の子が泣いてお父さんと再会して抱かれるのを見て、ちょっと感動した。
あんな小さな子供でも、お父さんに久しぶりに会えて嬉しくて喜ぶだけじゃなくて、泣いてしまうんだね。
チリという国が、しっかりした国で、技術力も高い国だということを知った。
その一方で、一国のサッカーの代表選手だった人がリタイヤ後に鉱山で働いている、というのは、そのこと自体が個人的には衝撃的で、きっと先進諸国ではありえないことだろうな、と思った。
安全管理の問題もあったという。
ひねくれた見方をすれば、今回のケースは助かったからこれだけ注目されたけど、実際には注目されないだけで、落盤してたくさん死亡した事故なんかも頻発しているのだと思う。
わずか20数年前まで、日本の炭鉱においても、大惨事が繰り返されていた。
それらは、老朽化した坑道で起きた悲劇ではなく、むしろ最新鋭の大型の坑道でこそ頻発した。
日本においては、エネルギー転換という時代の流れもあった中で、これらの大惨事が拍車をかけて炭鉱は衰退した。
しかし、チリにおいては、今もなお銅の輸出が国の基幹産業になっている。
国内に多くの鉱山があれば、当然これからも悲惨な事故が起こるだろう。
安全性を高めることが重要だ、けど、
現実問題として、既に技術先進国であった1980年代の日本においても避けられなかったようなことだから、
それから30年近くたって、様々な技術が世界的にハイテク化されているとしても、
難しいことなのかもしれない。
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